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「完」SUBARUへのこだわり!5   SUBARUとKDDI、コネクティッドサービスに向け協業 - 2022年までに新車の8割対応

SUBARUとKDDI、コネクティッドサービスに向け協業 - 2022年までに新車の8割対応

SUBARUとKDDIは12月8日、通信を活用した安心・安全なクルマづくりのためのパートナーシップを構築したと発表した。

  • SUBARUとKDDI連携イメージ

同パートナーシップにより、新型レヴォーグを皮切りとして、SUBARUの最新の安全技術とKDDIの通信サービスを連携させ、クルマとコールセンターが24時間365日つながる先進事故自動通報 (ヘルプネット) やSOSコールなどの機能により、万一の事故やトラブルが発生した際の安全の確保や早期救命に貢献するとともに、通信回線を利用したリコール情報のお知らせ機能や故障診断アラートの機能なども提供するとし、「つながる安全」を実現するコネクティッドサービスの展開を推進していく方針だ。

SUBARU 常務執行役員 国内営業本部長 佐藤洋一氏は、今回の取り組みにあたり、「新型レヴォーグを皮切りに2022年までに日本を含む主要市場において8割以上の新車をコネクティッドカーへ切り替え、中期経営ビジョン (STEP) で目的として掲げている2030年死亡交通事故ゼロの実現を目指します」とコメントしている。

スバル魂炸裂! 新型レヴォーグの弟分「インプレッサ」が持つ魅力とは

水平対向エンジンやアイサイトなどスバルのアイデンティティが満載

 2016-2017年 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、スバルの主力モデルである「インプレッサ」ですが、オーナーはどのような部分に魅力を感じているのでしょうか。

インプレッサのオーナーはどこを魅力に感じるのでしょうか
インプレッサのオーナーはどこを魅力に感じるのでしょうかインプレッサは、国内市場だけでなく、ヨーロッパにおけるCセグメント市場を狙った世界戦略車として1992年に初代モデルが登場し、現行モデルは2016年に登場した5代目となり、セダンの「インプレッサ G4」とハッチバックの「インプレッサ スポーツ」がそれぞれ設定されていますが、今回はインプレッサスポーツを中心に紹介します。

 日本自動車販売協会連合会が発表した新車販売台数ランキングによると、2020年1月から6月にかけて1万9381台を売り上げ、ランキング18位を記録。

 2016年の5代目から、新世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初めて採用し、前モデルよりも細長くなったヘッドライトやコンパクトなフロントグリルで、シンプルながら鋭い顔つきになっています。

 さらに、2019年のマイナーチェンジでは、運転支援機能「アイサイト」にツーリングアシストを追加。

 ほかにも、国産車初の「歩行者保護エアバッグ」を標準装備するなど、先代よりもさらに安全性が向上されたことも影響し、登場から4年目となった2020年現在でも好調な販売台数を維持しています。

 インプレッサのボディサイズは、全長4475mm×全幅1775mm×全高1480mm(一部グレード1515mm)と、先代モデルと比べてやや拡大。

 ただし、ドアミラーの幅や最小回転半径は、先代モデルと同じサイズに設計されており、最新モデルでも、取り回しの良さ良さが魅力です。

 内装は、もともと上質な質感でしたが、さらに高められています。メーターはアナログ式が採用されていますが、パーキングブレーキの電動化や、エアコンのスイッチ位置を高くし、直感的に操作できるようにするなど、質感の高さと機能性の両立が図られています。

 搭載されるパワートレインは、1.6リッター/2リッターのガソリンエンジン車と、2020年10月に追加された2リッター+モーターのハイブリッド車「e-BOXER」の3種類を設定。

 すべてのエンジンに「SUBARU BOXER」と呼ばれる水平対向エンジンが採用されており、振動が少なく滑らかなエンジンフィールを実現しています。

 駆動方式は、ガソリン車に2WD/AWDが用意され、ハイブリッド車にはAWDが採用されています。

 スバルではAWDを基本としていますが、インプレッサは同社のエントリーモデルということもあり、雪道や悪路での走行が必要ないユーザーのニーズに応えるため、2WDが設定されました。

 燃費性能は、WLTCモードでガソリン車が12.4km/Lから14.1km/L、ハイブリッド車が15.2km/Lです。

 さらに、「ぶつからないクルマ」のキャッチフレーズで有名な、スバルの先進安全機能「アイサイト」を全車標準装備。

 これは、他メーカーが採用しているレーダー式のセンサーではなく、ステレオカメラによる認識システムを利用しているのが大きな特徴です。

 これにより、前車のブレーキランプカラーを明確に把握することができ、あらかじめ減速準備に入ることができるため、より信頼性の高い衝突安全性能を実現しています。

 グレードは、ガソリン車が「1.6i-L EyeSight」「1.6i-S EyeSight」「2.0i-L EyeSight」「STI Sport」の4種類。ハイブリッド車が「2.0e-L EyeSight」「Advance」の2種類です。

 新車価格は、ガソリン車が200万2000円から292万6000円、ハイブリッド車が256万3000円から278万3000円でした。


業界騒然! 関係者に購入者続出!! 600km乗って実感したスバル新型レヴォーグ絶賛の理由

2020年11月26日に正式発売となったスバル新型レヴォーグ(2代目)。
 世界中で「これからは電動車(HVやPHV含む)だ」という声が高まるなか、純ガソリン仕様の1.8Lターボで登場。全長4755mm×全幅1795mmというちょうどいいサイズ、アイサイトXという世界トップレベルの安全性能、そして300万円台という(性能を考えると)手頃な価格。「日本の道」と「クルマの運転が好きな人へ向けた凝りまくった運動性能」、さらに「安全性能で世界トップレベルを走る」という、「こだわり」が存分に詰め込まれた世界に自慢できる国産新型車だ。

 そんな設計思想とお買い得度に惚れ込んで、自動車専門情報誌関係者のなかではこの新型レヴォーグ購入者が続出している。かく言う本企画担当編集者、当サイトの編集長Tも購入契約いたしました(アイサイトX付きのGT-H EXでドラレコ、ETCなどオプション、諸経費含めて総支払い額420万円、もちろん月賦。納車は2021年2月初頭です!)。

 そんな、実力が判明すればするほどファンが増えていく新型レヴォーグ、いったいどこがそんなにすごいのか。特にメカニズムに詳しい自動車ジャーナリストの鈴木直也氏にじっくりと伺った。

■第一印象は「それほどでも…」

 スバル新型レヴォーグが国内ではじめて姿を現したのは昨年(2019年)の東京モーターショー。前年のジュネーブに展示した「VIZIVツアラーコンセプト」を量産用に手際よくまとめたワゴンスタイルが、展示ブースでスポットライトを浴びていた(※この時点では「プロトタイプ」)。

 しかし、新型レヴォーグを見たぼくの第一印象は、正直あんまりパッとしないものだった。

東京モーターショーで世界初公開された「新型レヴォーグプロトタイプ」。この時点で2020年後半発売と言われていて期待も高まっていたが、正直ここまですごい出来だとは…

 最近のスバルのデザイン言語は「ダイナミック&ソリッド」と表現される造形だが、こういう大枠を決めてデザインを統一すると、えてして「どっかで見たなぁ」という既視感が先に立ってしまう。

 もうひとつ、東京モーターショーでは1.8Lの新型ターボエンジンと、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の採用がアナウンスされていたが、先代レヴォーグやインプレッサの経験から、こちらも“正常進化”という印象。
 悪くないけどちょっと地味。それがレヴォーグに対する最初の評価だった。

■「ここでぼくはぶったまげたのだった」

 で、時は流れて2020年の8月、ようやく新型レヴォーグの実車に触れる機会が訪れた。

 じつは、この最初のイベントは「アイサイトX体験会」というのがテーマで、クルマ本体よりも先進運転支援システム(ADAS)が主役。クローズドコースを舞台に、低速渋滞時のハンズフリー走行やウインカーをきっかけとした自動追い越し機能など、アイサイトXの進化を体感してもらう試乗コースが設定されていた。

 ところが、ここでぼくはぶったまげたのだった。

茨城県つくば市にあるJARI(日本自動車研究所)のテストコースで実施された試乗会。ここで新型レヴォーグの実力の片鱗が、国内のジャーナリストたちに響き渡った

 何に驚いたかといえば、クルマそのものの出来がめちゃめちゃすばらしかったからだ。

 もちろん、アイサイトXがテーマの試乗会だったから、そっちの高機能ぶりにも感心はした。しかし、ボディ、サスペンション、パワートレーンなど、アイサイトXを支える土台の進化は、さらにその上をいくハイレベルなもの。前述のとおり「せいぜい正常進化レベルでしょ」と侮っていたもんだから、マジで驚嘆してしまったのだった。

 こうなると、注目されるのが一般公道での走りっぷりだ。

 テストコースやサーキットで好感触だったクルマが、公道でじっくり乗ってみると意外な馬脚を露わすことは珍しくない。リアルワールドでのレヴォーグの実力を試す日が、なんとも待ち遠しくなった。

■一般道を走ると…馬脚を露すどころか逆に評価は高まった

 はたして、2020年11月下旬に行われた新型レヴォーグ初の一般公道試乗会は、宇都宮から軽井沢を経由して東京へ戻る約600kmのロングドライブ。ツーリングワゴンの系譜を受け継ぐレヴォーグにとって、まさうってつけの舞台といっていい(編集部注/新型レヴォーグ購入を決めた当サイト編集長Tもこの試乗会で乗り倒して「あ、これは買おう」と決めました)。

 個人的にも楽しみにしていたこの試乗会、ぼくはもう血眼になっていろいろ細かいところをチェックしまくった。

半信半疑だったくせ者ぞろい(「天邪鬼」ともいう)のジャーナリストたちが、「これはすごい」と声をあげた新型レヴォーグの一般公道試乗会
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 まず、パワートレーンについて知りたかったのは、公道におけるドライバビリティと燃費だ。完全新設計の1.8Lターボはごく低速域から力強いトルク感を発揮し、公道でもっとも頻繁に使う3000rpm以下の常用域の走りがいい。とりあえずは上々の滑り出しといっていい。

 この領域で走っていると「CVTっぽさ」はほぼ皆無で、加速感はダイレクトだし速度とエンジン回転のズレも感じない。新型1.8Lターボのカタログ最大トルク値は300Nmで従来型より50Nmアップだが、感覚的にはその数字以上の力強さ。ということはつまり、高速の流れに乗って100km/h付近で走っている時、アクセル開度はより小さくなっている。

 で、注目の燃費だが、ACCを100km/hにセットしてたんたんと走ると、高速道路ではおおむね15km/L弱というところ。新しい1.8Lターボは約3000rpm以下でリーン燃焼モードに入るが、ここをうまく使えばもうちょっと燃費は伸ばせるはず。さすがにハイブリッドにはかなわないが、純ガソリン車としてはセグメント平均以上。合格点を与えてもいい進化ぶりだと思う。

グラマラスなボディにオーソドックスなデザイン。新型レヴォーグは当面国内のみの販売で、サイズも、乗り心地や操縦安定性などの細かなタッチも、「日本の道を快適に走る」という目標を掲げて開発されている

 いっぽう、ぼくがいちばん注目していたシャシー性能(とくに乗り心地)に関しては、公道を試乗して馬脚を露わすどころか逆にさらに評価が高まった。

 新型レヴォーグのこの部分に特別なシカケは何もなく、セオリーどおり高剛性のボディ骨格にしなやかに動くサスペンションというコンビネーションを磨き上げているのだが、補修跡の荒れた舗装路や橋のジョイントなど、リアルワールドならではの試練を巧みにこなしてソツがない。

■このセグメントの国産車としては飛び抜けている

 開発責任者の五島賢さんに聞くと、インナーフレーム構造(骨格を組み立ててから外板パネルを溶接する工法)の採用がかなり効果を発揮しているそうだが、構造用接着剤の使用範囲拡大(インプレッサ比で4倍)などとあわせて、ベースはSGPでも中身は別物というのが実態。鬼押し出し(群馬県吾妻郡嬬恋村)近辺の荒れた一般路を飛ばすと、骨格の強靭さがこのセグメントの日本車としては飛び抜けていることを実感する。

試乗した道は高速道路やよく整備された場所だけでなく、アスファルトが荒れた場所などもあったが、高剛性ボディとしなやかに動く足が振動を受け止め、しっかりしたステアリングが操舵をダイレクトに四輪に伝える

 土台がしっかりしているから、サスペンションがきちんとスムーズに動く。
 固定減衰力ダンパーのGT-Hもいいが、よりお薦めなのはZFの電制可変ダンパーを装備したSTI Sportだ。こいつのスポーツモードでワインディングを飛ばすのも悪くないが、コンフォートモードにセットした時のエレガントな乗り心地こそ超オススメ。

高コストな2ピニオン型電動パワステを奢った操舵フィールの上質さとあいまって、ハンドリングと乗り心地の総合バランスは価格2倍の欧州プレミアムと互角。そういっても決して過言ではないほど、シャシーの出来は素晴らしいと思う。

■今、いちばんコスパがいい国産車

 さらに、高速道路セクションではなるべくACCをセットして、アイサイトXの正確な車線トレース機能を使って走ったが、1日に500km走るようなシチュエーションでは、並みのクルマとは疲れがまったく違うのではないかと感じたほど楽ちん。この日はなんだか走れば走るほど新型レヴォーグに魅了されてしまった一日でありました。

前側方プリクラッシュブレーキや緊急時プリクラッシュステアリング、誤発進抑制制御、全車速追従機能付きクルーズコントロールや渋滞時ハンズオフと、安全性と快適性を両立した先進装備を持つ

 結論として言えるのは、新型レヴォーグは一般公道試乗でボロを出すどころか、ますます評価を高めたというのがぼくの率直な評価。その中身の濃さを考えると、(車両本体価格のみでいうと)300万円台で買えるクルマとしては、今いちばんコスパがいいと評価したい。

自分で買ったから余計に実感しますが、めちゃくちゃお買い得な値付けです!!スバル・フォレスター| これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?

5代目 SK系 (2018-)

Touring(2019年モデル)

5代目となるSK系は、5代目インプレッサで導入された「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」を採用し、操舵応答性と操縦安定性を飛躍的に向上。また、ガソリンエンジン車のエンジンを一新、2.5ℓのFB25型を新搭載している。さらに、フォレスターでは初設定となるハイブリッドモデル「e-BOXER」を新設。2.0ℓ直噴のFB20型エンジンに、MA1型モーターを組み合わせ、電池にはリチウムイオン電池を採用する。トランスミッションは、全グレードが自動無段変速機「リニアトロニック」のみとなり、6MT車は廃止された。ボディのスタイリングは先代のイメージを色濃く引き継いでいるが、Cシェイプのポジションランプを採用するなど、随所に新たなディティーリングが取り入れられている。

2020年式 x-edition 「SUVでスキーや山などアウトドアで遊びたい人へのフットワークとしては抜群に良い車」

ニックネーム:noripassion 年式グレード:2020年式 x-edition 性別:男性(40代) 居住地域:神奈川県

排気量:2500cc トランスミッション:CVT
平均燃費:9km/ℓ
長所:座ると解る全視界性能。明らかに運転席から全周見渡すと視界が開けてよく見えます。大きさを感じさせません。スバルAWDの安定感ある走り。雨の日の高速でも安定感抜群。腰高なSUVでもぐらつかない。アイサイトの安定感ある制御。不安な感じをさせない制御。安心して任せられる。長距離ドライブの疲労感が桁違い。
短所:今時の車としてはいまいちな燃費。街乗りではリッター10Kmはとどかない。

評価
外観:★★★★☆ 力強いデザインで気に入ってます。
室内:★★★★☆ 実用的なデザインだけどもう少し質感があっても良い。
走行性能:★★★★★ 安定感抜群のスバルAWD。
燃費性能:★★★☆☆ 可も無く不可も無く。
装備:★★★★★ アイサイトツーリングアシストのおかげで運転疲労感が格段に減りました。
満足度:★★★★☆ コスパは非常に高いと思います。

このクルマの購入を検討している人にひと言
「SUVでスキーや山などアウトドアで遊びたい人へのフットワークとしては抜群に良い車。行き帰りの長距離ドライブではアイサイトツーリングアシストのおかげで疲労感を感じさせず安定感ある走り。日常でも沢山荷物を詰め込めます。2.5ℓ水平対向エンジンも熟成されておりフィーリングも申し分なし。燃費以外はほぼ満足です。燃費は今後出るであろうフルハイブリッドに期待。最後の純エンジン車になるかもしれませんのでそれまで存分に楽しみます」

SUBARU、2Qは減収減益 新型コロナウイルス感染症の影響により連結販売台数は前年比28%減

2020年11月4日に行われた、株式会社SUBARU2021年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社SUBARU 代表取締役社長 CEO 中村知美 氏\n株式会社SUBARU 取締役専務執行役員 CFO 岡田稔明 氏

2021年3月期 第2四半期 業績

中村知美氏:SUBARUの中村です。本日はお忙しい中、株式会社SUBARUの2021年3月期 第2四半期決算説明会にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。また、平素から当社の事業活動に対し、多大なご理解・ご支援を賜り、重ねて御礼します。それでは、さっそく決算の状況についてご説明をさせていただきたいと思います。

まずはじめに第2四半期の決算です。資料をご覧いただいていると思いますが、ご覧のとおりの結果となりました。詳細については、のちほどCFOの岡田からご説明します。

まず、連結販売台数は、新型コロナウイルス感染症の影響により、前年同期比で28パーセント減の36万3,000台。続いて、売上収益は前年同期比で24パーセント減の1兆2,184億円となりました。その結果、営業利益は前年同期比642億円減少しまして306億円。当期利益は前年同期比446億円減少して237億円となりました。

8月に第1四半期の決算を発表させていただいたわけなのですが、その時の数字は大変厳しいものだったのですが、当社の主要市場であるアメリカおよびカナダで想定よりも早い回復基調が見られているということです。特に直近、9月・10月の小売販売ですが、2ヶ月連続でアメリカ・カナダともに前年を超えることができました。また、コロナの影響を受けて生産を一時停止したり調整していたことによって、非常に不足気味であったディーラーの在庫も徐々に回復してきており、年末までには適正な水準に戻せる予定でいます。

結果として、第2四半期累計では営業利益・当期利益ともに黒字を確保することができました。

2021年3月期 通期計画

続いて、通期の計画です。先ほどお伝えしたとおり、第2四半期の実績ならびに北米を中心とした販売が回復基調にあるということをふまえ、第1四半期、決算発表の時の計画に比べて、売上収益は500億円増の2兆9,500億円、営業利益は300億円増の1,100億円に上方修正しました。

一方では、足元でみなさまご存知のとおり、米国のコロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあること、こちらをやはり懸念しています。直近1週間の平均の新規感染者数は1日あたり8万人以上ということで、過去最高水準で現在推移しているという、このような状況です。当社のアメリカの販売子会社ですSUBARU of Americaでも、会社間の移動が制限されたり、もちろん州をまたいだ移動はもう制限されていますし、彼らが住んでいる周辺の地域での飲食店の営業も当然のことながら制限されている。

このような状況が続いていまして、まだまだ経済活動に対する制約は、現地は非常に大きくて、新車販売の本格回復に向けた状況はまだ不透明じゃないかというふうに捉えています。

加えまして、直近の欧州での再ロックダウンのような状況も、みなさまご存知のとおりだと思います。これらのことは、今期の業績を見通す上でまだまだ不透明な部分が残っており、リスクを孕んでいるのではないかと考えている次第です。

引き続き、日本のみならず、世界各国の生産販売拠点において、感染予防対策をしっかり行い、お客さま、従業員、その家族、お取引先など、関係者のみなさまの安全を最優先にしつつ、通期計画の達成に向けて全社一丸となって取り組んでいきたいと思います。

これからも、ご支援のほどよろしくお願いします。続きまして、CFOの岡田から決算の詳細について、ご説明します。

第2四半期累計実績 連結完成車販売台数(市場別)

岡田稔明氏:みなさま、こんにちは。岡田です。本日は説明会のご参加、ありがとうございます。それでは、第2四半期累計実績からご説明します。

はじめに、連結販売台数についてです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が大きく、グローバル合計で14万500台の減となる、36万3,300台となりました。当社の重点市場である北米市場は想定よりも早く回復しつつありますが、第1四半期に受けた影響が非常に大きくて、また豪州や欧州はじめ、その他の市場においても多くの市場で回復の兆しは見え始めていますが、上半期を通して販売の影響が大きかったことから、海外市場は前年同期比11万5,000台の減となる32万800台となりました。

国内市場は、コロナ影響に加えて、商品の切り替え時期であったことなどもあり、前年同期比2万5,500台の減となる4万2,500台となりました。

第2四半期累計実績 連結完成車販売台数・生産台数

続きまして、生産台数についてご説明します。新型コロナ感染症の拡大に伴い、米国生産拠点のSIAでは3月下旬から、国内の群馬製作所では4月上旬から生産を一時停止しました。5月上旬に操業を再開しましたが、サプライチェーンおよび販売活動への影響が続いたことから、SIAでは5月末まで、国内では6月下旬まで生産調整を行いました。

第2四半期は、北米市場の在庫水準も適正レベルに戻すべく、操業をほぼ正常に戻してきましたが、第1四半期に実施した操業停止および生産調整の影響が大きく、生産台数合計は前年同期比で14万4,000台の減となる35万3,900台となりました。

第2四半期累計実績 連結業績

次に、連結業績です。新型コロナ感染症の影響により、前年に対し大幅な減益となりましたが、第2四半期累計で黒字を確保することができました。売上収益は、自動車販売台数の減少などによる売上構成差等の悪化3,444億円を主因とし、前年同期比3,873億円の減収となる1兆2,184億円となりました。

営業利益についても、自動車販売台数の減少などによる売上構成差等の悪化を主因とし、前年同期比642億円の減益となる306億円となりました。また、税引前利益は570億円の減益となる361億円。親会社の所有者に帰属する当期利益は446億円の減益となる237億円となりました。

第2四半期累計 実績 営業利益増減要因

次に、前年実績対比の営業利益増減要因です。市場措置費用を含む保証修理費の減少や、販売奨励金の減少、広告宣伝費等の販管費の削減等が増益要因となったものの、国内及び海外向け新車販売の減少による減益影響が大きく、前年同期に対し642億円の減益となりました。

なお、米国の販売奨励金については前年同期の1,550ドルから150ドル減となる、台あたり1,400ドルとなり、奨励金総額として190億円の削減となりました。

キャッシュフロー / 手元資金状況

続いて、キャッシュフローです。コロナ影響等により、フリーキャッシュフローは178億円の減少となりました。資金調達により、現金及び現金同等物の期末残高は前期末に対し292億円の増となる8,881億円。9月末の有利子負債残高は前期末に対し961億円増の3,353億円となり、ネットキャッシュ残高は5,528億円となりました。

設備投資・減価償却費・研究開発支出

設備投資などの実績については、ご覧のとおりです。設備投資の発生が前年に比べて少なくなっていますが、新型コロナウイルス感染症の影響に備えて計画を統制したことや、発生時期の偏りによるものであり、のちほど説明しますが、年度計画については変更ありません。

通期計画 連結完成車販売台数(市場別)

それでは、次に2021年3月期通期計画についてご説明します。未だ、コロナ感染拡大が収束する兆しが見えず、下期についても依然として不確実な要素が残る環境にありますが、現時点での情報をもとに算定しました。

まず、連結販売台数についてです。主力の北米市場では、予想以上に需要が回復してきており、下期は前年並みの台数を見込んでいるものの、上期のコロナによる影響が大きく、グローバル合計で前年同期に対し12万3,200台の減となる91万600台を計画しています。

国内については、コロナ影響に加え、上期は主力商品のモデル切り替え時期が重なり大きくマイナスとなりましたが、10月15日に発表しました新型「LEVORG(レヴォーグ)」をフックに、販売基調を戻すことで、前年同期に対して8,400台の減となる11万7,400台を計画しています。

通期計画 連結完成車販売台数・生産台数

次に、生産計画についてです。生産台数は、前年に対し15万台の減、前回計画に対し1,300台増となる、88万1,300台を計画しています。年内に、北米市場の在庫水準は適正レベルに戻る予定であり、今後は各市場のコロナ感染状況と販売在庫状況を注視し、生産を進めていきたいと考えています。

通期計画 連結業績

続きまして、連結業績の見通しについてです。新型コロナ感染症の影響が大きく、前年に対して減益となる見通しであることに変わりはありませんが、主力の北米での販売回復が想定より早いことなど、最近の業績動向をふまえ、前回公表しました計画を上方修正します。

売上収益は、8月4日に発表しました前回計画に対し500億円増となる2兆9,500億円。営業利益は300億円増の1,100億円。親会社の所有者に帰属する当期利益は200億円増となる800億円を計画します。

先ほどもお話ししたとおり、現時点での状況をベースにした計画でして、コロナ感染症のさらなる拡大のリスクは考慮していません。

通期計画 営業利益増減要因

次に、前年実績対比の営業利益増減要因です。増益要因は、市場措置費用を含む保証修理費の減少や、販管費の減少、これにより諸経費等で404億円の改善の見通しです。減益要因としては、売上構成差等の悪化と為替レート差、並びに研究開発費の増加を見通しています。

新型コロナウイルス感染症の影響により、新車販売が減少したことに伴い、販売奨励金は減少するものの、売上構成差等が大幅に悪化する見通しです。為替レート差はUSドルが約3円、カナダドルが約1円、ユーロ約3円の円高を見込み、272億円の悪化。研究開発費の増加で137億円の悪化となる見通しです。

前年に対して、資産化計上する研究開発支出の減少と、過去に計上した資産の償却額の増加によるものです。なお、米国の販売奨励金については、台あたり1,650ドルを計画しています。前年同期の1,600ドルから50ドル増となりますが、販売計画台数の減少に伴い、奨励金総額としては96億円の削減となる見通しです。

なお、保証修理費に含まれる市場措置費用についての考え方に変更はなく、通常の年間売上収益に対し、年間で1.5パーセント相当額を織り込んでいます。

通期計画 営業利益増減要因

次に、前回計画値からの営業利益増減要因です。売上構成差の改善と、為替レートによる影響を主因として300億円の増益となる予定です。

設備投資・減価償却費・研究開発支出

最後になりますが、設備投資・減価償却費・研究開発支出の通期計画です。前回の計画値に対し、変更ありません。引き続き、設備投資、並びに研究開発支出に関しては必要な投資・研究開発活動を継続して進めていく一方で、コロナ禍での経営環境をふまえ、不要不急案件の精査、並びに抑制を行い、効率化を図りながら取り組んでいく考えです。

次ページ以降は、セグメント情報等の参考情報となります。以上で、2021年3月期第2四半期決算の説明を終わります。ありがとうございました。

新型スバル・BRZ発表 2.4Lに拡大されボクサーエンジン FRでキープコンセプト

新型スバル・BRZが、11月18日発表された。例によってアメリカで先行発売されるようだ。スバルは北米で販売に成功したとはいえ、相変わらず日本企業としての意識はないようだ。そこがトヨタとの違いのようだが、1人のスバリストとしては歯がゆい思いだ。トヨタ・86と兄弟車だから、トヨタからも近く発表があるのだろう。スバル・BRZとは、「B」(Boxer Engine):ボクサー(水平対向)エンジン、「R」(Rear wheel drive):FRの後輪駆動、そして、「Z」(Zenith)は日産・フェアレディZと同じく究極を表している。

 スバルとしては異質なFRであり、「AWD」の基本を外れた存在だが、古典的とも言える「スポーツカー」の形態を追いかけている。日産・フェアレディZと共に古風とも言えるスタイリングで、エンジンも「高出力、高回転、低燃費」を目指している。最近、低速トルクを追い求めてロングストローク化していく流れの中で、ボア×ストロークがスクエアな、現代においては高回転型とも見えるエンジンである。

 ボクサーエンジン縦置きでの制約であろうが、ターボを付加して低速トルクの向上と、ピックアップ性能向上を図ってほしいところだ。他メーカーでは多くのエンジンで成功を収めているようだ。また、スポーツカーと言えどもマイルドHVなど電動化も視野に入れるべきで、スバルが電動化技術で後れをとっているように見えてしまう。

 そんな古風なライトウエイトスポーツとも言える新型BRZはもちろん軽量(1.25t)の車両重量で、世界的にも極めて珍しい安価なFRスポーツカーだ。広く世界を見渡しても、これほど多くの車種を揃えられる国も珍しく、日本国民としては自動車メーカーに感謝しなければならない。価格も大変手ごろに買えるとあって、クルママニアにはたまらない国である。

 新型BRZは、おおよその数字で、全長4265mm、全幅1775mm、全高1311mm、ホイールベースが2576mm。旧型よりも25mm長く、10mm低く、ホイールベースは6mm長くなっている。この数値からもプラットフォームはSGP(スバルグローバルプラットフォーム)ではないようだが、SGPを採用した新型レヴォーグと同じく、フルインナーフレーム構造を採用し、構造用接着剤を多用して、ボディ外板の中にさらにプラットフォームと繋げた構造材と接着するなどしている。

 これは余談だが、接着剤には常識的に耐用年数があるものと見ているが、住宅用構造材にも接着剤で作った集成材が用いられる時代だ。車両の耐用年数に問題は出ないと思うが、タカタのエアバッグの問題で露見したように、火薬(化学材)の耐用年数を加味してこなかった事例もあるので、正確な技術的所見を示しておいてもらいたい。

 しかしスバルは今回、SGPを採用したのではなく、その技術的ノウハウを生かしてボディを作り上げている。そして、フロント横曲げ剛性約60%、ねじり剛性を約50%強化するなど、大幅なボディ剛性の強化を図っている。これはサスペンションセッティングにかなりの自由度を加え、操縦性能を上げていることが予測される。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

スバル プレオプラス、オートライトを全車標準装備…一部改良モデル発表

SUBARU(スバル)は12月1日、軽乗用車『プレオプラス』の一部改良モデルを発表した。

プレオプラスは、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を標準装備(一部グレードを除く)し、優れた安全性能を実現。また、35.2km/リットル(JC08モード・F、F スマートアシスト 2WD車)の低燃費で、全車エコカー減税制度の免税適合基準を達成している。

今回の改良では、オートライトを全車標準装備とし、夜間の安全性を向上させた。

価格は91万5200円から137万500円。なおプレオプラスはダイハツ『ミライース』をベースとしたOEM供給モデル。


スバル宇宙航空機カンパニー 南工場を訪問しました

スバル新型「レヴォーグ」の試乗会の一環で、スバル航空宇宙カンパニー宇都宮製作所 南工場の一部を訪問した。

 スバルはグローバルで通用する誇れる名前だと思う。ただ航空機になるとスバルより富士重工の方がしっくりくる。メーカー側のプレゼンでもちょっと言いにくそうだった。「あ、自分だけじゃなかったのね!」ちょっと微笑ましい。そのうち飛行機でもスバルという響きがなじみ、その頃にはさらに航空機メーカーと成長していることを願う。

スバル航空宇宙カンパニー 南工場

 そういえばその昔、ラリー仲間では富士重工を短縮し敬意をこめて「まるフ」と言っていた時代があったのを思い出した。自分にとってはライバル車だったレオーネの時代だった。

 さて最初に入った棟はP1などの翼の組み立て行程が行なわれており、左手には巨大で厚みのある主翼が治具に治まっていた。作業員が高い台の上で組み付け作業を行なっている。どうやらP1の主翼のようだ。

 ちょっと話はずれるが自動車の生産ラインと違って、飛行機は固定されたパーツに作業員数名で静かに作業が進行していく。

 先日のGRヤリスでは、作業員のタスクタイムは9分で数行程をこなすとの説明があった。通常の量産ラインでは1人のタスクタイムは1分で1工程をこなすので、ミスなく均一な製品が生産される。一方、GRヤリスはレーシングカーの組み立て作業を参考にして作られたラインで特殊なクルマを生産することに特化している。

 大量生産される自動車とワンオフに近い航空機では比べるまでもないが、その差が興味深かった。

 さて、この地は中島飛行機時代に陸軍の4式戦闘機「疾風」を生産していた工場でもある。当時は反対側にあった棟で組み立てられた機体をこちらの棟まで牛車で運んでいたという。その牛車が通っていた道路は今は従業員の駐車場となっていた。デリケートなエンジンであまり活躍できなかったが、陸軍最高の戦闘機が牛で運ばれていたのを想像することは難しい。

 ちなみに牛車は戦争中の航空機工場では必需品で、ゼロ戦も一時、効率化のためにトラックで運んだことがあるそうだが、到着してみると途中の悪路で機体が損傷するなどしていて、再びユックリと運べる牛車に戻したという。最新鋭の戦闘機と牛車、なんとも牧歌的な光景だ。

 さて、航空機は翼の中に大容量の燃料タンクを持っているが、意外なことに桁の間を利用して設けられて燃料タンクとは思えない。どこにあるのか言われなければ分からなかった。軍用機ではないので防弾被膜やレーシングカーのような安全燃料タンクでもなかったのは少し驚いた。平和な時代、考えてみれば当たり前なのかもしれないが昔の海軍機のようでちょっと意外だ。

 続いてメンテナンス棟に移動する。見学した棟はヘリコプターのメンテナンスをする行程で、定期整備やいわゆる車検にあたる整備をするヘリが入っている。先ほどの翼を作っている棟よりも作業員はいるが、それでも慌ただしい雰囲気はなくテキパキと作業が進んでいる。時おり数人で打ち合わせをしてるのが自動車のメンテ工場とは違って新鮮だ。

 並んでいたのはほとんどが消防や警察などのヘリコプターで民間機はわずか。中には自衛隊機もあったが、撮影は禁止だったために残念ながらお見せできない。多目的ヘリコプターの「ベル 412」と自衛隊仕様の「UH-1」は世界中で使われており、救難救助や人員輸送などに活躍している。

 ちなみにヘリに搭載されるエンジンは単発仕様と双発仕様が選べ、官庁では安全面を重視してコストはかかるが双発仕様が標準になっている。世界ではコストの安い単発型が多いと説明があったが、民間で使われることが多いのだろう。

 重整備に入ってくるヘリはエンジンを外してバラバラにされて、決められた部品を交換して再度出荷される。多数のカラフルな機体が並んでいるのは見ているだけで楽しい。

 このベル 412型の後継機、SUBARU BELL 412EPXが正式発注されたのは今年のことだ。EPXはスバルとベルの共同開発で生産はすべてスバルで行なわれる。自社開発に近く、今後のスバル航空宇宙カンパニーにとって大きなステップボードになるに違いない。陸上自衛隊用は「UH-2」と呼ばれるようだ。

LeonardとBellの認証工場であることを示すボード。Leonardは以前はAgustaと言っていた。イタリアの名門バイクメーカーと関係あるのかな

 その陸上自衛隊機がメンテを受けているエリアでは獰猛な対戦車ヘリ、AH-1Sが多数メンテ中だった。

 被弾を防ぐためにタンデム2座のコクピットは細く作られ、前席が武器などのオペレーター、後席はパイロットが座る。以前、富士の裾野をラリー車で走っていたら丘の向こうからこいつがヌッと現れ、ずーっと機首を向けられたことがある。ゾッとして全開でその場を離れたのは言うまでもない。

 最新のヘリや哨戒機には詳しくないのだが、素人なりに興味深い内容ばかりだった。なかなか得難い工場見学だ。

ベル 412のコクピット。たくさんのメーターが並んで目が回るが、正面のT字型に並んだいくつかのメーターがパイロットが主に見るメーター。これはどんな機体でも同じという

 この後、新型レヴォーグで宇都宮から軽井沢までのロングドライブも心ウキウキでした。

新型スバルBRZ vs 次期日産フェアレディZ vs トヨタ・スープラ サイズは? パワーは?マツダ・ロードスターRFと比べたら?

上から新型スバルBRZ、次期日産フェアレディZ、トヨタ・スープラ

3台ともに、ロングノーズ、ショートデッキの典型的なスポーツカーのプロポーションをもっている。典型的である理由は、3台ともにFR(フロントエンジン、リヤ駆動)であるからだ。
それでも、新型BRZのキャビンがやや大きく見えるのは、BRZが2+2(つまり乗車定員は4名)だから。フェアレディZとスープラは2シーターである。

新型スバルBRZ

新型BRZのボディサイズは
全長4270mm×全幅1775mm×全高1310mm、ホイールベース2575mm
である。
ホイールベースの2575mmは現行型より5mm長いが、おそらくプラットフォームは現行型のキャリーオーバーだろうと予想する。

次期日産フェアレディZ(Prototype)

対する次期日産フェアレディZもおそらく2021年中には正式にデビューするはずだ。



【2020年の推しカー|スバル・レヴォーグ】水平対向エンジンを新作した心意気だけでも買いだ!

第3位:トヨタ・ヤリスクロス「後席の広さやラゲッジの使い勝手ならヤリスよりこっち」

トヨタ・ヤリスクロスは、ヤリスをベースとしたSUVモデル。ヤリスよりも後席肩周りや荷室に余裕ができたことで、より万人にオススメできるモデルとなった。7月からはヤリスと合わせた販売台数でランキング1位をキープし続けている。

ヤリスも良いクルマだけれど、後席の広さやラゲッジの使い勝手を考えるならトヨタ・ヤリスクロス。特に後席のセンターアームレストだけ倒れる機構は、スキーやカヌーのパドルを車内積みするのに重宝しそう。このクラスでアダプティブハイビームを採用しているのも◎。真っ暗な中でもそこそこの頻度で対向車が来る田舎道を走ることの多い僕にとって、ぜひ欲しい装備だ。ハイブリッド仕様を選んでおけば、災害時に電源車として使用できるのも◎。

第2位:フォルクスワーゲン・Tクロス「万事そつなし。これ以上の性能が必要?と思わせてくれる」

ポロをベースとしたフォルクスワーゲン・Tクロス。1Lとは思えないほど頼もしい走りを披露する「小さな巨人」。2020年上半期の輸入SUV販売ランキングでは1位になったが、それも納得である。

エンジン排気量は1Lだけれど、ターボ過給のおかげで高速道路での追い越し加速もストレスなくこなすし、高速燃費も20km/Lくらい走る。ボディがしっかりしていて乗り心地は落ち着いているし、操縦性能も自然。峠道でも「どこまでも手の内にある」感満点だ。しかもボディは小さいくせに、身長181cmの僕が後席に座って余裕がある。万事「これ以上の性能が必要?」と思わせる“TheソツなしCar”だ。

ただしSUVとしてではなく「背が高くて乗り降りしやすいコンパクトハッチ」と捉えたほうがいいと思う。2WDしかないしね。

第1位:スバル・レヴォーグ「元技術者として『やられた!』と思える新技術が満載」

スバルの国内市場をリードする存在が、スバル・レヴォーグ。それだけに、この2代目に対するスバルの力の入れようは尋常ではない。その熱が、クルマの完成度にしっかりと反映されている。

水平対向エンジンを新作してしまった心意気だけで買い。負荷領域限定とはいえ、凝った技術を使うことなく「λ=2(※)」のリーンバーンを実現した技術には喝采するしかない。しかもロングストローク化するためにオフセットシリンダーにするとか、ピストンコーティングのパターンを矢羽根型にして油膜をコントロールするとか、元技術者として「やられた感」満載。極薄クランクウェブともども、生産技術部の協力なくしてできなかった項目が多数あるのも支持したいポイント。改良型SGP(スバルグローバルプラットフォーム)による洗練された走りも◎。

これを待っていた! 新型スバルBRZ、高性能モデル「STI」の発売は!?

先代BRZには「STIスポーツ」が設定されていましたが、新型では本命「STI」が期待されています。

予想エクステリアは、ボディをローダウンし、最後世代のダッジ「バイパー」を彷彿させる雰囲気をかもし出しています。ボンネットブードにエアスクープや、巨大なリアウィングを装備。足回りはゴールド仕上げの大径ホイールを装着しているのが見てとれます。もちろん、サスペンションは、専用チューンがほどこされることになります。

パワートレインは、2.4リットル水平対向4気筒ターボチャージャーを搭載、ブーストアップされるはずです。

発売の確定情報は入っていませんが、先日のカブリオレ同様、実現の可能性が高いかもしれません。

スバルとソフトバンクが自動運転車に関する共同実験を実施

スバルとソフトバンクは2020年11月24日、自動運転社会の実現に向けた、第5世代移動通信システム(以下「5G」)およびセルラーV2X通信システム(以下「C-V2X」)を活用した安全運転支援や自動運転制御に関わる共同研究において、合流時車両支援の実地検証を行い、同年8月に成功したと発表した。


年収400万の34歳サラリーマン、7年で資産10億の大家になってリタイア


ソフトバンクとSUBARU(スバル)は11月24日、5GおよびセルラーV2Xを活用した合流時車両支援の実地検証に世界で初めて成功したと発表した。

両社は自動運転社会の実現に向けて、5GおよびセルラーV2X通信システムを活用した安全運転支援や自動運転制御に関わるユースケースの共同研究を2019年から進めている。今回の実証実験では、スバル研究実験センター美深試験場(北海道中川郡美深町)のテストコースに設置したソフトバンクの可搬型5G設備「おでかけ5G」と、ノンスタンドアローン標準仕様の5Gネットワーク環境およびC-V2Xの通信環境を活用して、合流時車両支援の2つのユースケースにおける技術検証を行った。

1つ目のユースケースでは、高速道路などで自動運転車が合流路から本線車道へスムーズに合流することを目指して、検証を行った。この検証では、車両の各種情報を5Gネットワーク経由で基地局近くにあるMECサーバーに伝送。その車両情報を用いて、合流路を走行する自動運転車が本線車道を走行している車両に衝突する可能性の予測計算を実施した。衝突する可能性がある場合、MECサーバーから合流する自動運転車へ警告および減速指示を含むメッセージを送信。自動運転車は、車載センサーで取得した周囲情報と併せて、適切な制御情報の計算を行う。低遅延・高信頼な通信が求められるこのユースケースでは、5GネットワークとMECサーバーを活用することで、合流車両が制御情報をもとに、本線車道を走行する2台の車両間にスムーズに合流することに成功した。

2つ目のユースケースでは、渋滞などによって本線車道を走行する車両の間に合流可能なスペースがない場合に、自動運転車がスムーズに合流することを目指して、検証を行った。この検証では、本線車道に接近した自動運転車から本線車道を走行している車両に、進入要求および減速指示を含むメッセージを送信。メッセージを受信した車両は、合流における最適な位置関係になるよう制御計算を行う。このユースケースでは、合流直前の限られた時間とスペースでのコミュニケーションという観点から、狭域での通信に有用性があるC-V2Xの車車間通信を活用し、合流車両と本線車両間の最適な位置関係を計算して、スムーズに合流することに成功した。

両社は、今後も車両制御システムと5GおよびC-V2Xの連携を見据えたユースケース検証を行い、安全・安心なクルマ社会の実現に向けて研究開発を進めていく。


「安心と愉しさ」のために。SUBARUの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手自動車メーカーであるSUBARUです。

SUBARUの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2020年3月31日時点で1万5806名。単体で1万5000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

  • 自動車:1万3585名
  • 航空宇宙:2221名

また、連結の従業員数は3万5034名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。


2020年のコスパNo.1モデル!?ロングドライブでわかったスバル「レヴォーグ」が評価される理由

2020年、国産新型車の超目玉の1台が、スバル・レヴォーグだろう。これまでテストコースやサーキットでの試乗会が行われてきたが、いよいよ公道を走る機会を得た。それも東京・恵比寿から軽井沢・鬼押し出しに至る約200kmの行程で、GT-H EX、STIスポーツEXの2台のステアリングを握り、一般道、高速道路、ワインディングロードを走破できることができた。

ここでは新型レヴォーグのパッケージ、大きく進化したアイサイトXを含む先進安全運転支援機能やステーションワゴンならではの使い勝手面について報告したい。

まず、簡単に新型レヴォーグをおさらいしておくと、ボディサイズは全長4755×全幅1795×全高1500mm。ホイールベース2670mm。つまり、全長とホイールベースが延長されたほかは、先代と同数値。とくに全幅を1800mm以下に抑えたことは、日本の道での扱いやすさに直結。全高1500mmは立体駐車場への入庫容易性につながり、まさに日本でのジャストサイズのスポーツワゴンになっている。

ホイールベース+25mmは、すべて後席のニースペースにあてられ、よりゆったりと座れる後席居住空間を実現している。

パワーユニットは先代の1.6L、2Lに対して、水平対向1.8L直噴ターボ1本となった。スペックは177ps、30.6kg-m。最高出力よりも最大トルクの増大が目玉であり、より実燃費近いWLTCモード燃費は主要グレードで13.6km/Lである。

コクピットは12.3インチのフル液晶メーターと11・6インチの縦型ディスプレーが基本のデジタルコクピットだ。

そして、大きなハイライトとして話題になっているのが、「ぶつからないクルマ」アイサイトを進化させたアイサイトXの新採用だ。ステレオカメラの性能を大きく向上させるとともに、後方左右の側方レーダー、前方左右の前側方レーダーを追加。他車、歩行者、自転車にも対応。見通しの悪い交差点、駐車場からの出庫などで頭を出した時、横ほうからのクルマや自転車も認識する。電動ブースターによるブレーキまでかかる仕組みである。また、ステアリング回避機能、車線変更中止機能なども加わる。

さらに注目すべきは、GPS、天頂衛星を受信することで可能になる3D高精度地図データによって、自動車線変更、カーブ&料金所前での自動減速なども実現。高速道路での渋滞時には50km/h以下でハンズオフ走行&発進アシストまで可能にしているのだからすごい。将来の自動運転にまた一歩、近づいたことになる。

DCM=車載専用通信機を装備しているため、「スバルつながる安心パッケージ」として、緊急時、あおり運転被害時に有効なヘルプネット、SOSコールや車両のトラブル時に助かるスバルiコール(安心ホットライン)も用意。まさに、運転初心者からベテランドライバー、シニアドライバーまでをフォローする、絶大なる安心にも包まれた先進車と言っていい。※「以上のスバルつながる安心パッケージ」の利用料は新車時から5年間無料。以降、年間5500円(消費税10%の場合)。

新型レヴォーグは後席の居住性も向上。ホイールベースの先代比+25mmをそのままニースペースにあてたことはすでに報告済だが、身長172cmの筆者のドライビングポジション背後でのニースペースは先代の175mmに対して200mmと、かなりゆったり座れるようになっている。また、シートの座面長も18mm長くなり、着座面裏面のウレタン厚を6mmUP。同時に、フロアからシートまでの高さ=ヒール段差を新旧型実測で25mmほど高め、より椅子感覚の自然な着座姿勢が取れるようになったことも褒められる。ついにレガシイのような後席エアコン吹き出し口を完備したことも含め、一段と快適かつリラックスできる後席居住空間を得たことになる(フロアにセンタートンネルがあるため2名乗車推奨)。

もちろん、レヴォーグはステーションワゴンであり、ラゲッジスペースの使い勝手も気になるところだが、フロア奥行き1070mm以外はすべて拡大。先代比+10LのVDA容量492Lを確保し、ゴルフバック4セット、4人分のアウトドアグッズを、後方視界を確保した上で積み込むことができるという。

さらに床下には69Lものサブトランクを備え(機内満ち込みキャリーバッグがすっぽり入る)、リヤエンブレムに手やひじをかざすだけでバックドアが開く新開発パワーリヤゲートは、両手に荷物を持っているとき、両手にペットをひいているときなど、もう身に染みる便利さである。

後席格納によって完全にフラットになるラゲッジスペースの拡大性(新型はフロア奥行き約1640mm。後席背面までなら約2000mm)は、先代も文句なしだったが、新型はさらに機能的になっている。そう、後席背もたれが6:4分割から4:2:4分割となり、センターの2部分のみ倒し、アームレストとして活用できるとともに、センタースルー機能でスキー板のような長尺物を車内側に積み込め、また大型犬などペットをラゲッジルームに乗せなくてはならない場合でも、エアコンの風が届きやすく、また後席の飼い主とのアイコンタクトが容易になり、お互い安心してレヴォーグのドライブを楽しむことができるというわけだ。

新型レヴォーグの進化、新しさはそれだけにとどまらない。例えば、STIスポーツの11.6インチセンターインフォメーションディスプレー搭載車なら、コンフォート、ノーマル、スポーツ、スポーツ+、インディビジュアルの5つのドライブモード(パワーユニット、ステアリング、サスペンション、AWD、アイサイト、エアコンの調整可)を好みに合わせてセッティングできるだけでなく、インディビジュアルモードでは5人分の個別のドライブモードセッティング、エアコンの調整を記憶、パーソナライズ可能で、なんと顔認識!!で呼び出せるのである(ドライブモードセレクトなしのグレードではエアコンのみ可能)。

実際にアイサイトXを含む新型レヴォーグの機能をすべて使いこなせるようになるには、まるでパソコンやスマホの取扱説明書とにらめっこするような準備、理解が必要だが、すべてを扱えるようになった暁には、素晴らしく便利で安全、快適な、自分好みのパーソナルなレヴォーグになっているに違いない。

つまり、新型レヴォーグの魅力を、機能を最大限に得るためには、アイサイトX搭載グレード、11.6インチセンターインフォメーションディスプレー装着グレードかベスト、ということであり、非装着車との価格差を大きく縮める先進性、満足度がそこにある、ということだ。

先行予約では、グレード別予約率で、STIスポーツEXが54%、GT-H EXが31%で(STIスポーツ2グレード計で57%)、アイサイトX選択率は93%に達するという。なお、新型レヴォーグGT-H EX、STIスポーツEXの試乗インプレッションについては、別途、お届けしたい。

スバル・レヴォーグ
https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

排気量アップだけじゃない!? スバル新型「BRZ」は超絶進化! 姉妹車「86」公開は21年1月が濃厚!?

2.4リッターへ排気量アップした新型「BRZ」

 2020年11月18日に、2代目となるスバル「BRZ」が世界初公開されました。新型は現行モデルと同じくトヨタ/スバルの共同開発によって生まれたモデルですが、2度目のタッグということで、現行モデル以上に一体感のあるワンチームで進められたと聞いています。そんな新型はどのようなクルマなのでしょうか。

スバル新型「BRZ」(北米仕様)
スバル新型「BRZ」(北米仕様)

 プレスリリースには「さらなる付加価値を融合」、「さらに磨きの掛かった…」などと記載されています。つまり、新型BRZは「正常進化」、「継承」の道を選んだわけですが、逆をいえば、初代のコンセプトは正しかったという証明です。

 つまり、「走りの愉しさ」、「カーライフに新たな価値を提供」、「誰でも愉しめるスポーツカー」というコンセプトは変わらず、全方位に大きな進化を遂げているのです。エクステリアは現行モデルと比べて、「似ているようで似ていない?」、「似ていないようで似ている?」といった印象です。

 細かく見ていくと、フロントはより強調されたヘキサゴングリルと先進的な形状のヘッドライト、サイドは「WRX STI」を彷彿とさせるフロントフェンダー後方のエアアウトレットとそこから繋がるサイドシルスポイラー、そしてリアはフェンダーから絞り込まれた造形やランプ周りの処理が特徴です。

 その一方で、Aピラーからトランクまでのラインやドア周りに初代モデルの面影が残る部分もありますが、個人的にはサイズ的に伸びやかに見えた初代モデルに対し、新型モデルはスポーツカーらしい凝縮感がプラスされたように感じました。

 タイヤは18インチにサイズアップ(ベースモデルは17インチ)、細身のスポーク形状のアルミホイールはトヨタ「GRヤリス」とよく似たデザインですが、この辺りはトヨタ側の意向(GRとしての共通デザイン!?)だと予測しています。

 インテリアも、エクステリア同様の印象です。水平基調のインパネデザインと低く設置されたメーターバイザーは意匠面よりも運転に集中するための機能が重要視されています。

 一番の特徴は、7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターでしょう。じつはこれ、水平対向エンジンをイメージしたデザインです。ちなみにメーター表示は2タイプが用意されています。

 北米仕様では、インパネの中央には8インチSUBARU STARLINK(スバル・スターリンク)マルチメディアインフォメーションシステムが採用されますが、日本仕様はどうなるのでしょうか。

 さらに初代モデルで課題となっていたシートも刷新。リリースには「高いホールド性とフィット感をもたらす」とありますが、写真を見ても骨太な印象なのがよくわかります。

 居住性は初代モデルとほぼ同じだと思いますが、リア周りのデザインが大きく変わったことで、初代モデルがこだわった、後席を前方へ倒すとタイヤ4本搭載可能なラゲッジスペースがどうなったのかは気になるところです。

 パワートレインは初代モデルと同じくNA(自然吸気)を採用していますが、排気量は2リッターから2.4リッターへとアップ。そもそもBRZは数値を追うスポーツカーではありませんが、「もう少し力が欲しい」というユーザーの本音を反映したのでしょうか。

 筆者(山本シンヤ)は、より厳しさを増す環境規制対応の側面もあると考えます。

 2.4リッターという排気量からわかるように、北米専売の3列シートSUV「アセント」用のFA24型がベース(ボア94.0×ストローク86.0mm)ですが、吸排気系やフリクション低減など、中身はほぼBRZ専用と考えていいでしょう。

 初代モデルと同じく直接噴射+ポート燃料噴射装置(トヨタD-4S)が採用され、スペックは最高出力228hp・最大トルク249Nm。嬉しいのは、排気量がアップしていますがレッドゾーンは2リッターと同じ7500rpmと不変なところです。

 トランスミッションは6速MT/6速ATを採用。6速ATはスポーツモードが大きく進化しておりドライバーの意志に反応するアダプティブ制御を採用。

 6速MTの改良のアナウンスは記載されていませんが、シフトフィール向上やチューニングやモータースポーツユースで課題となる部分にメスが入っていることを期待します。

スバルが安全性能強化のためのAI開発拠点「SUBARU Lab」を開設

スバルは2020年11月18日、AI開発拠点「SUBARU Lab(スバルラボ)」を同年12月に開設すると発表した。スバルラボの所在地となるのは、東京・渋谷にある小規模賃貸オフィス「H¹O(エイチワンオー)渋谷三丁目」内。

スバルは現在、「2030年に死亡交通事故ゼロ」という目標の実現に向けて、運転支援システム「アイサイト」にAIの判断能力を融合させてクルマの安全性能をさらに向上させる研究開発を行っている。

そのAI開発に必要な人材を、IT企業集積地として進化し続ける渋谷にオフィスを構えることでスムーズかつ的確に採用できるようにし、さらにIT関連企業とも連携するなどして、これまで以上にスピード感のある開発を目指すという。

スバルが今年12月にAI開発拠点「SUBARU Lab」を東京・渋谷に開設! AIを活用した安全技術を研究・開発

スバルは2030年に死亡交通事故ゼロを目指しており、その実現に向け、運転支援システム「アイサイト」にAIの判断能力を融合させることで、安全性をさらに向上させる研究開発を行っている。

近年の再開発により、IT企業集積地として進化し続ける東京・渋谷にオフィスを構えることで、AI開発に必要な人材のスムーズかつ的確な採用や、IT関連企業との連携などを可能とし、これまで以上にスピード感のある開発を目指す。

スバルの「アイサイト」とAIの融合(イメージ)

なお、「SUBARU Lab」はリモートワークとの併用を想定しながら、密の回避と従業員同士のコミュニケーションの質的向上を両立した設計とするなど、新型コロナウイルスの影響でオフィスの在り方が問われるなかでも、従業員が集中して働きやすい環境を構築した。

スバル、AI開発拠点「SUBARU Lab」を東京 渋谷に開設

スバルは11月18日、AI開発拠点「SUBARU Lab(スバルラボ)」を東京 渋谷の野村不動産が展開するクオリティ スモールオフィス「H1 O(エイチワンオー)渋谷三丁目」内に開設すると発表した。開設は12月となる。

 同社は2030年にスバル車乗車中の死亡事故およびスバル車との衝突による歩行者・自転車などの死亡事故ゼロを目指しており、その実現に向けて運転支援システム「アイサイト」にAIの判断能力を融合させることで、安全性をさらに向上させる研究開発を実施。近年の再開発によりIT企業集積地として進化し続ける渋谷にオフィスを構えることで、AI開発に必要な人材のスムーズかつ的確な採用や、IT関連企業との連携などを可能とし、これまで以上にスピード感のある開発を目指すとしている。

 なお、SUBARU Labはリモートワークとの併用を想定しながら、密の回避と従業員同士のコミュニケーションの質的向上を両立した設計とするなど、新型コロナウイルスの影響でオフィスの在り方が問われる中でも従業員が集中して働きやすい環境を構築している。

スバル 米工場で変速機製造ライン新設 大泉での取引量は維持

群馬県に国内唯一の自動車生産拠点を置くSUBARU(スバル、東京都渋谷区、中村知美社長)は、販売が好調な米国の生産体制を強化するため、米国工場内に自動車基幹部品の一つ、トランスミッション(変速機)の生産ラインを新設する。現在、同社製車両の全ての変速機を生産している群馬製作所大泉工場(大泉町)の従業員雇用や、同工場に納品する下請け会社との取引量は、新設ラインが稼働する2023年夏以降も維持する方針。

 北米向けの車両生産を担う米インディアナ州の工場に、変速機を組み立てる生産ラインを設ける。現在は大泉工場で組み立てた完成品を輸出しているが、部品の状態で配送し、米国で組み立てる。スポーツタイプ多目的車(SUV)の「アウトバック」や「アセント」など、米国で年間約37万台生産する車両の変速機を米国製に切り替える。

 このほか、これまで日本などから取り寄せていた車両修理時の交換用部品を生産する施設の新築を予定。生産する修理部品については精査中としている。変速機のライン新設と修理部品の製造棟建設に合わせて約160億円を投じる。

 同社によると、新型コロナウイルスの感染が拡大する前から米国工場の強化を計画していたという。ただ、新型コロナの影響で日本からの部品供給が滞ったことを一因に、3月から5月にかけて米国工場の操業を停止した経緯もあり、体制の強化が有事の際の車両生産の継続にもつながるとみられる。

祝フルモデルチェンジ! でもスバルの異端児「BRZ」に継続のメリットはあるのか?

ネット上ではこれまでさまざまな臆測が飛び交ってきた次期型「BRZ」。北米スバルが先日公開した「チラ見せ」に続き、日本時間の11月18日23時には、ついに新型BRZの姿が明らかになるという。


スバル「アウトバック」「WRX S4」が2021年1月に受注終了! 次期型は新エンジン搭載か?

アウトバックが2021年1月に受注終了へ 次期モデルはどうなる?

 2020年夏にスバルは、多くのモデルの受注終了を発表。「レヴォーグ」「フォレスター」「インプレッサ」「XV」などの主力モデルが、一時的に販売されないという事態が発生していました。

 その後、同年10月8日に改良を受けたインプレッサとXVを発売、10月15日にフルモデルチェンジした2代目レヴォーグを発表、さらには10月22日にはフォレスターの一部改良と1.8リッターターボエンジン搭載を発表し、各モデルの販売が順次再開されています。

2021年1月24日に受注終了が発表されたスバル「レガシィアウトバック」と「WRX S4」
2021年1月24日に受注終了が発表されたスバル「レガシィアウトバック」と「WRX S4」

 しかし今回、クロスオーバーSUVの「レガシィ アウトバック」とハイパフォーマンスセダン「WRX S4」について、「2021年1月24日をもって現行モデルの受注生産の注文受付を終了する」という告知が、東京スバルのサイトでアナウンスされました。

 アウトバックとWRX S4は、今後どうなるのでしょうか。

 両車の生産終了は、次期モデル投入の準備だと考えられます。

 気になる新型アウトバックの国内導入ですが、スバルは「日本のユーザーに合わせて、エンジンやデザイン、機能など開発しているところ」と説明。2021年以降に新型アウトバックが導入される計画があるとのことです。

 国内ではセダンの「レガシィ B4」が、2020年6月をもって生産終了となり、1989年から30年以上続いたレガシィ(セダン)の歴史は幕を閉じましたが、レガシィの名前はアウトバックが継承していくことになります。

 国内で販売されているアウトバックは5代目モデルですが、北米では2019年7月にフルモデルチェンジした6代目となるアウトバックが販売されています。

 北米仕様に搭載されるエンジンは、2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン(最高出力260hp)と、2.5リッター水平対向4気筒エンジン(最高出力182hp)の2種類が用意されています。

 いずれもリニアトロニックCVTと組み合わされており、駆動方式は、シンメトリカルAWDです。

 国内の現行アウトバックには2.5リッター水平対向エンジンが搭載されていますが、フォレスターの例を鑑みると、新型アウトバックには同エンジンが搭載されない可能性がありそうです。

 前述の10月22日におこなわれたフォレスターの一部改良では、新型レヴォーグに初搭載された1.8リッター直噴ターボ“DIT”エンジン(CB18型)を載せた「スポーツ」グレードが新たに設定されました。

 フォレスターは新開発の1.8リッター直噴ターボエンジンが追加されたのと同時に、エンジンラインナップを整理。

 これまで最上級の「アドバンス」グレードに搭載されていた2リッター+モーターのe-BOXERを「X-BREAK/ツーリング」グレードへも拡大設定するとともに、2.5リッター水平対向4気筒エンジンが廃止されました。

 このことから、新型アウトバックでも、日本仕様では1.8リッター直噴ターボエンジンやe-BOXERの搭載を視野に入れている可能性が考えられます。

 とくに1.8リッター直噴ターボエンジンは、日常での扱いやすさを重視し、低回転域から高トルクを発生。アクセルを踏み込むとしっかりとした加速感が得られ、高速道路上での合流や追い越しなども気持ち良くおこなえます。

 また、少ない燃料でより多くのエネルギーを生み出す最新技術リーン燃焼などの採用によって、優れた環境性能を実現しました。

 2リッター以下のターボエンジンで、300Nmの最大トルクを発揮するパワフルなエンジンは国産車ではほかになく、スバルの次世代ダウンサイジングターボエンジンとして期待されています。

 レギュラーガソリンで経済性にも優れていることから、今後の国内で販売される各モデルに搭載されることになるのではないでしょうか。

富士山保全に寄付、スバル

自動車大手SUBARU(スバル)=本社・東京都渋谷区、中村知美社長=はこのほど、公益財団法人富士山をきれいにする会(野口英一理事長)に、清掃活動支援金として50万円を寄付した。

 富士山をきれいにする会が毎年9月に開催する「富士山環境美化後期クリーン作戦」出発式に合わせて贈呈式を行っていたが、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響で出発式を中止したため、寄付金の振り込みのみとした。

 同社は2014年から7年連続で寄付している。寄付金は富士山の環境保全活動に活用する。

(2020年11月10日付 山梨日日新聞掲載)

11月18日に発表される新型スバルBRZのティザーサイトと動画から何がわかるのか?

新型もパワー追及よりハンドリング重視型か

すでに日本では現行型の生産が終了し、フルモデルチェンジへのカウントダウンが始まっていることが明示されているスポーツクーペ「スバル BRZ」の新型モデルの情報がアメリカから届きました。

米国東海岸時間11月4日9時(日本時間 11月4日23時)に、スバル・オブ・アメリカのホームページにティザーサイトがオープン(https://www.subaru.com/2022-brz)。

トヨタ86はどうなる?スバルBRZ新型は欧州導入を見送り!? 販売は米国のみの可能性も!

「2ドアスポーツをヨーロッパへ持ち込む計画はない」と示唆

現在スバルは、トヨタと共同開発する2ドア・FRクーペ、「BRZ」次期型ワールドプレミアの準備に入っていますが、次期型では欧州市場への導入はされず、米国市場のみの販売となる可能性が高いことがわかりました。

スバル BRZ ティザー_001
スバル BRZ ティザーイメージ

これはスバルのスポークスマンが、AUTOCAR誌のインタビューで「同社は2ドアスポーツをヨーロッパへ持ち込む計画はない」と語ったといい、グローバルモデルにはならないことを示唆しました。ただし、現段階で兄弟車であるトヨタ「86」がどうなるかは不明です。

スバル BRZ ティザー_002
スバル BRZ ティザーイメージ

11月18日にワールドプレミアされる予定の次期BRZに関しては、先日ティザーイメージが公開され、コの字型LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、エアスプリッターフードを備えるコーナーエアインテークの一部、黒いアクセントなどが見てとれます。これまで目撃されたプロトタイプでは、大型のハニカムメッシュグリルや黒いスクープに囲まれた垂直をエアインテーク、角張ったベルトラインなどをも確認されています。また以前のティザーイメージでは、ブルーの迷彩ボディ、フェンダーのエアアウトレット、「GRヤリス」と酷似した10スポークアルミホイールが装着されていることがわかります。

次期型では、スバルの「SGP」(スバル・グローバルプラットフォーム)のアップデート版をトヨタ「86」と共有、ボディサイズに変更はないとみられています。

パワートレインは2.4リットル水平対向4気筒エンジンを搭載、最高出力は240psまで高められると予想。また高性能STiバージョンでは300psを発揮すると噂されています。安全面では、最新世代の運転支援システム「EyeSight」の搭載が確実です。

ミニバン撤退から2年「マツダ」と「スバル」 両社の3列車ラインナップの変化とは

マツダだけでなくスバルもミニバン市場から撤退

 日本の新車市場において、ミニバンは人気の高いカテゴリです。しかし、なかにはミニバン市場から撤退するメーカーも出始めています。

マツダとスバルは2018年にミニバン市場から撤退した(画像はマツダ・ビアンテ)
マツダとスバルは2018年にミニバン市場から撤退した(画像はマツダ・ビアンテ)

 近年、ミニバン市場から撤退したメーカーのひとつがマツダです。

 マツダには「MPV」や「プレマシー」、「ビアンテ」などのミニバンが存在していたものの、MPVは2016年、プレマシーとビアンテは2018年に販売を終了しました。

正式発表前にチラ見せ!? スバルのFRスポーツカーBRZがフルモデルチェンジへ!

2020年11月5日米国スバルは、公式サイト内にて新型BRZのティザー画像を公開。2020年8月の初代BRZ生産終了後から、次期新型に対してさまざまな憶測と期待が渦巻く中、ついにその姿と正式発表の日時が明らかとなった。なお、実車の公開は日本時間11月18日23時(米国東海岸時間 2020年11月18日9時)のワールドプレミアにて行われる。

コの字のデイライトはまさしくBRZの目つきだ!

2020年11月5日に公開されたティザーサイトには、右側ヘッドライトの写真と、走行音やエンジン音が収録された動画、そして、ワールドプレミアまでのカウントダウンが掲載されている。 公開された画像だけでは、ごくわずかな情報しか確認することはできないが、初代BRZにも採用されているコの字のデイライトを備えたヘッドライトが見て取れる。また、横方向に張り出しつつやや盛り上がったフロントフェンダーや、フロントに向かってシェイプされたボンネットとフロントバンパーのプレスラインなど、初代同様スポーツクーペらしいシャープな印象の顔つきだ。 ■ツイッターでも情報発信をしていた! また、米国スバルの公式ツイッターでも事前に画像が公開されており、エアダクトが設けられたフロントフェンダーや、粗目なモザイクで詳細まではわからないが、シルバーのクーペフォルムを確認することができる。

スバルとトヨタが作ったコンパクトFRスポーツ

スバル BRZは、トヨタとの共同開発で誕生したFR(後輪駆動)のスポーツクーペ。2012年3月に発売され、兄弟車であるトヨタ 86と共に、既に希少な存在となっていたコンパクトFRスポーツとして注目を集めた。 搭載されるエンジンは、既に3代目フォレスターや4代目インプレッサに搭載されていたFB20型をベースに、トヨタのエコ技術である「D-4S」を組み合わせた新開発のFA20型。2017年以降の後期型では、最高出力205PS、最大トルク20.9kgf・mを発生する。ちなみに、ベースであるFB20型よりも高回転型のエンジンを目指すためにストロークを短縮した結果、ボア×ストロークが86×86となったことも大きな話題となった。 ■理想的なバランスと低重心が生み出す素直なハンドリング スバル伝統の4WDではなくFRとしたことで、同時期のインプレッサと比較してエンジン搭載位置を240mm後退させた結果、前後重量配分は53:47という理想的な値を実現。水平対向エンジンの低い重心と相まって、その素直でコントローラブルなハンドリングは高い評価を得ている。

発売は2022年か? 11月18日のワールドプレミアに期待

ティザーサイトの情報を見る限り、価格や詳細なスペックは不明だが、「2022 Subaru BRZ」のテキストから、2022年の発売になることが予想できものの、ヘッドライト周り以外の内外装のデザインやトヨタとの関係など、まだまだ不明なところは多い。 現在では、街中でも使い切れるパワーと大きすぎないボディのコンパクトなFRスポーツは本当に貴重な存在となってしまった。だからこそ、どんな姿で新型BRZが登場するのか、11月18日に行われるワールドプレミアが実に楽しみである。

世界初!! 新型スバルBRZ 公式写真生公開! 正式発表は11月18日23時!

スバルは2020年11月5日、新型BRZのティザー写真を公開するとともに、日本時間11月18日23時(米国東海岸時間11月18日午前9時)に、新型BRZを世界初公開すると発表した。

 86/BRZといえば、初代(現行型)が2012年3月に登場、2020年8月に生産を終了し、次期型がどうなるのかおおいに話題となっていた。それが今日、本日、先ほど、北米スバル(米国販売会社Subaru of America, Inc.)の公式Webサイト上で、公式写真が正式公開されたわけです。


スバル、WRXファンミーティング2020を12月に開催

スバルは昨年に引き続き、WRXユーザーへの感謝を伝える場として「WRXファンミーティング2020」を12月5日(土)に開催することを明らかにした。場所は千葉県長柄町のロングウッドステーション。

当日は約700台のWRXで『LOVE WRX』の文字を描く車文字の世界記録に挑戦するという。また、各モータースポーツで活躍する、スバル契約ドライバーも来場予定だとのこと。当日のイベントについては現時点で下記が予定されている。詳細は後日明らかになるはずだ。

・「LOVE WRX」車文字
・SUBARU ドライバートークショー
・SUBARU/STI 開発者トークショー

参加条件は昨年同様「WRXのファンであること」。参加費は無料だが、事前の応募が必要となる。応募期間は11月6日(金)〜11月16日(月)正午まで。抽選のうえで参加の可否が通知されるという。

<イベント概要>
イベント名:WRXファンミーティング2020
開催日時:12月5日(土)
開催場所:ロングウッドステーション(千葉県長柄町)
http://www.longwood.jp/
応募期間:11月6日(金)~11月16日(月)

スバルから失注の日立系「新型ステレオカメラで反撃」

SUBARU(スバル)が10月15日に満を持して発表した中型ステーションワゴンの新型「レヴォーグ」。運転支援システム「新世代アイサイト」のステレオカメラのサプライヤーが、日立オートモティブシステムズからスウェーデン・ヴィオニアに変わった。ステレオカメラで業界をけん引してきた日立オートモティブは、どう巻き返しを図るのか。同社最高技術責任者(CTO)に次の一手を聞いた。

スバル 中村社長「北米は想定よりも早い回復」…通期営業利益を1100億円に上方修正

SUBARU(スバル)が11月4日に電話会議で発表した2021年3月期の第2四半期(4~9月期)連結決算は、営業利益が306億円(前年同期比68%減)の黒字となった。主力の北米市場の回復が進んでおり、通期予想は上方修正した。

第1四半期の営業利益は157億円の赤字だったが、黒字転換した。第2四半期のグローバル連結販売は、コロナ禍により28%減の36万3300台に落ち込んだ。主力の米国は22%減の26万0900台、日本は38%減の4万2500台などとなった。

販売の減少による売上減や構成差による営業減益要因は1149億円にのぼった。研究開発費を拡充させているので、これも127億円の減益に作用した。また、為替は1ドル107円で2円の円高となり、全体では67億円の減益要因になった。売上高は1兆2184億円(24%減)、純利益は237億円(65%減)の黒字だった。

電話会議で中村知美社長は、主力の北米市場について「想定より早い回復基調が見られている」としたうえで、米国、カナダとも「9月、10月の小売り販売は前年を上回り、単月で過去最高になった」と復調ぶりを紹介した。

通期予想については、グローバルの連結販売を前期比12%減の91万0600台とし、堅調な回復見込みとした。営業利益は第1四半期時点の予想から300億円多い1100億円(48%減)、純利益については200億円増額の800億円(48%減)に上方修正した。売上高は500億円増額の2兆9500億円(12%減)としている。営業損益段階では売上・構成差による減益が929億円、為替の円高影響で272億円の悪化を想定した。

中村社長は米国の状況について、足元では新型コロナの感染者が過去最高で推移していることから「まだまだ経済活動の制約は大きく、日本より窮屈な生活を強いられている。新車販売の回復は現時点では不透明と言わざるを得ず、リスクをはらんでいる」と慎重な見方も示した。

また、岡田稔明専務執行役員は、通期の米国でのインセンティブ(販売奨励金)について、販売台数減で総額は96億円の削減になるものの、台当たりでは前期の1600ドルから今期は1650ドルに積み増す計画を示した。


SUBARU、ニューイヤー駅伝連続出場途切れる 東日本実業団対抗で途中棄権

来年元日の第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝、群馬)の予選を兼ねた第61回東日本実業団対抗駅伝競走大会(毎日新聞社など後援)が3日、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園内の周回コース(7区間、76・4キロ)で行われ、全日本大会に20年連続出場中だったSUBARUは途中棄権となった。

 5区の中村拳梧が脱水症状に見舞われてレース中に座り込んだため、近くにいた奥谷亘監督が止めた。近くの病院に運ばれたが、大事には至っていないという。奥谷監督は「状態が良かったため起用したが、当落線上で緊張したのかもしれない。(全日本が行われる群馬県が拠点で)全日本に必ず出場しないといけないチーム。もう1回、基礎からやり直したい」と話した。【小林悠太】


スバルが「フォレスター」改良、追加投入する最上級グレードとは?

SUBARU(スバル)はスポーツ多目的車(SUV)「フォレスター=写真」を一部改良し、年内に発売する。排気量1800cc水平対向直噴ターボエンジンを搭載した最上級グレード「スポーツ」を追加した。消費税抜きの価格は265万円から。月販2250台を目指す。

スポーツには専用開発したダンパーとコイルスプリングを採用し、SUVでありながらスポーティーな走りを実現する。外装はブラック塗装のフロントグリルや、ダークメタリック塗装のアルミホイールなどでコーディネート。内装は機能性に優れた東レ製の「ウルトラスエード」と本革シートを採用し、最上級スポーツグレードにふさわしい仕様に仕上げた。

全グレードに乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」を設定し、安全性能を高めた。

スバル「GT思想」の結実! 新型レヴォーグ アイサイトXの実力と開発者の思い

スバルの新型レヴォーグ。2020年8月20日からの先行予約開始、10月15日の正式発表を経て、11月26日より発売される。2014年に初代レヴォーグが歴代レガシィツーリングワゴンの後継モデルとして登場してから6年。スバルの"より遠くまで、より早く、より快適に"という「グランドツーリング思想」を継承するのが2代目となる新型レヴォーグだ。
  ポイントとなるのは「先進安全技術」「スポーティ」「ワゴン価値」の3つ。   まず大看板でもある「先進安全技術」は、次世代の「アイサイトX(エックス)」へ進化し、高度運転支援システムやアレイ式アダプティブドライビングビームを新たに採用した。   ふたつ目の「スポーティ」では、新開発の1.8L水平対向4気筒直噴ターボや電子制御ダンパー、2ピニオン電動パワーステアリングをスバル車として初採用。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)+フルインナーフレーム構造の採用で、動的性能を大きく向上させている。   最後の「ワゴン価値」は、国内市場では国産のライバルがもはや存在しない快速ツアラーモデルとしてジャストなボディサイズとパッケージング、先進的なインテリアを提供するというものだ。   すでに方方で高い評価を得ている新型レヴォーグ。今回は「アイサイトX」「開発者の思い」「デザイン」「試乗して実感するその進化」といった切り口からその「凄さ」に迫る!   ■新型レヴォーグ価格表 ※ディーラー調べ ・GT 310万2000円 ・GT EX 348万7000円 ・GT-H 332万2000円 ・GT-H EX 370万7000円 ・STI Sport 370万7000円 ・STI Sport EX 409万2000円

まずは新型レヴォーグから初めて搭載される新世代の先進安全装備の「アイサイトX(エックス)」について詳しくお伝えしよう。  ●新型ステレオカメラに前後4つのミリ波レーダーを採用   これまでのアイサイトVer3(ツーリングアシストを含む)まではステレオカメラのみを使っていたのだが、アイサイトXでは新たに広角化された新型のステレオカメラを採用しているのがポイント。   ステレオカメラは従来までの日立オートモティブ製からスウェーデンのヴィオニア社製に変更され、カメラユニットの設置場所についてもこれまではルームミラーに近い内側にあったのが、フロントウィンドウ埋め込みタイプに変更されているのがわかる。   これに新たに前方の左右側方と後方の左右側方に計4つのミリ波レーダー及び電動ブレーキブースターを採用し、車両の周囲360度をセンシングすることが可能になった。具体的には、アイサイトの作動領域が拡大されることで次の4つの機能を実現。  1)プリクラッシュブレーキ(作動領域拡大)……自転車や対向車、横断者も広角カメラで検知する。 2)前側方プリクラッシュブレーキ……カメラで見えない前側方から接近する出会い頭のクルマもレーダーで検知する。約60km/h以下で警報、約20km/h以下でブレーキを制御。 3)緊急時プリクラッシュステアリング……プリクラッシュブレーキだけでは止まり切れない場合、システムが操舵制御を行い、衝突回避をサポートする(約80km/h以下)。 4)エマージェンシーレーンキープアシスト……後側方から接近してくるクルマを見逃して車線変更しようとした場合、音と表示で警報を出し、さらにステアリングを制御して車線の逸脱抑制をサポートしてくれる。ウインカー作動時も作動する(約60~120km/hの場合)。  ●いずれもスバル車初採用となる高度運転支援システム   アイサイトXを支えるのが準天頂衛星「みちびき」を使用した3D高精細地図データと高精度GDS情報の活用だ。   また、ステアリングにはハンドル保持を高精度で検出するタッチセンサーを採用したほか、ドライバーがクルマに乗り込むとインパネセンターバイザー内蔵カメラがドライバーの顔を認識する現行フォレスターでも採用のDMS(ドライバーモニタリングシステム)をシステムに取り込んでいるのもスバル車では初の採用となる。   これにより、次の5つの高度運転支援システムを実現している。  1)渋滞時ハンズオフアシスト……渋滞時には約50km/h以下の条件でハンズオフが可能。 2)渋滞時発進アシスト……頻繁に停止と発進を繰り返す渋滞時もスイッチ操作なしで走行可能。 3)アクティブレーンチェンジアシスト……ウインカーの操作に応じ、自動的に車線変更。ツーリングアシストと連続的に作動して途切れずにアシストする。 4)カーブ前速度制御・料金所前速度制御……適切な速度への制御で走行シーンでの実用性を向上。 5)ドライバー異常時対応システム……運転中にドライバーが急病などで運転が不可能になった場合、事故を防ぐために車線内で自動的に減速、停車させる機能。ツーリングアシスト中や渋滞時ハンズオフアシスト中、ハンズオフ警報にドライバーが応答しないと作動してハザードランプを点滅させ、ホーンを鳴らすことで周囲に知らせる。また、衝突安全に関しては新たに助手席シートクッションエアバッグを初採用。   このほか、コネクティッドサービスによって7つの"つながる安全"を提供してくれる。  1)リコールお知らせ機能 2)ソフトウェア更新 3)先進事故自動通報(ヘルプネット) 4)スバルSOSコール 5)スバルiコール(安心ほっとライン) 6)セキュリティアラート 7)故障診断アラート   ちなみにアイサイトXがフルスペックとなるのは38万5000円が上積みされる各EXグレードとなるが、これだけの機能が追加となるのなら決して高くはないだろう。ベストカー 劇的な進化に驚いているのですが、ディーラー試乗でも即感じるくらいの「進化のわかりやすさ」というのは意識されたものだったのでしょうか? 

 五島 そこはかなり注力しました。SIシャシー改良版の先代レヴォーグも年次改良などいろいろ手を加えてきましたが、SGPが登場してからの熟成もあり、レヴォーグが劣勢になってきたのは事実でした。  そういった社内での背景に加え、営業部門から「レヴォーグを実質的な国内フラッグシップに」という声が大きかったこともあり、「今後数年はレヴォーグがスバルのトップであるように」という意気込みで開発しました。  ベストカー 劇的な進化がすぐわかる要因は、どんなところとお考えでしょうか?   五島 フルインナーフレーム構造のSGPのボディの強さが土台となるロードノイズの小ささに代表される静粛性、ハンドルを切った際のレスポンスのよさが大きいと思います。  ここまで先代モデルからの進化が明確なクルマというのは私も経験がなく、素性のよさというのはボディだけ先代の試作車から感じました。それだけに手を加えるたびにいい方向に進み、「開発中にビッグマイチェンしたみたいだね」と言う人がいたほどでした(笑)。  ベストカー それを聞くと、今後の伸びしろが心配になってしまうくらいです。  五島 その点に関しては運転支援システムやドライブモードセレクトをはじめとしたソフトウェアや電子制御など、構想はいろいろあります。  ベストカー 関連事項として、ハイパワー版の追加などはいかがでしょうか?   五島 こちらも考えてはいますので、期待していただければとお答えしておきます(笑)。  ベストカー 峰岸さんの立場から新型レヴォーグでアピールしたいポイントは?   峰岸 やはりスバルらしいスポーツ性と快適性のバランス、先進安全装備の完成度ですね。特にドライブモードセレクトでは地味ですが、エアコンのモードもありますので、ご夫婦で使われる際もより快適に過ごしていただけるかと。  ベストカー 五島さんからの一番難しかった開発時のリクエストは何でしたでしょうか?   峰岸 たくさんありましたが(笑)、「ドライブモードセレクトの変化度合いをわかりやすく」ということでしたね。  ベストカー ありがとうございました。公道試乗がますます楽しみになってきました!  ここでは、新型レヴォーグのディメンションについてみていきたい。先代型と同様、新型も国内市場のユーザーを徹底して見据えたジャストサイズのステーションワゴンだ。   そのボディサイズは全長4755×全幅1795×全高1500mm、ホイールベース2670mm。先代型から全長で65mm、全幅で15mm、ホイールベースを20mmアップ。   このため、前後席間のスペースは869mmと先代よりも25mm拡大し、後席居住性を向上。それでいながら全幅は1800mm未満に抑え、都市部の立体駐車場に対応するのは嬉しいところ。   また、全幅を拡大した恩恵は運転席と助手席間のスペース向上にも寄与し、室内幅の前席間は730mmと先代型から20mmアップ。   エクステリアデザインについては、2018年のジュネーブショーで公開のVIZIVツアラーコンセプトで提案された「ダイナミック×ソリッド」から「BOLDER」(より大胆な)に進化。コンセプトモデルのデザインを巧みに市販モデルに昇華させている。   新型レヴォーグのデザインテーマは「パフォーマンス×アドバンスト」で、今にも走り出しそうな前傾軸を基調としたデザインに、ヘキサゴングリルから始まる塊感の強いボディライン、内圧によって外側に張り出したフェンダーデザインが特徴的だ。   パッと見た感じでは、従来型のキープコンセプトに近い印象を持つ人が多いかもしれないが、新型レヴォーグのデザインはスバルらしい先進性を随所に散りばめている。   そのひとつがヘッドランプ。「コの字」型のCシェイプ部に微細なカット加工を施した導光ライトガイドを採用して質感を向上させたほか、ポジションランプとターンランプの切り替え機構の採用で全体を小型化しているのだ。   また、インテリアデザインも新型レヴォーグのハイライトのひとつ。メーターには多くの情報を見やすく配置した12.3インチのフル液晶タイプを採用し、センターには操作系や表示などを集約する大型の縦型11.6インチインフォメーションディスプレイを配置するのが目を引く(※各EXグレードに標準装備)。   現行インプレッサのインパネデザインをベースとしながら、エアコンの吹き出し口やインパネ各部の部材を上質なものに変更し、上級感のある質感を実現している。   本革ステアリングについてもメルセデスベンツなど欧州の輸入車ワゴンにも負けない高触感本革を採用し、ステアリング下を水平にカットしたDシェイプステアリングにしている。   また、スバル車で初めてドアのチェッカーをコイルスプリング式に変更し、閉まる直前までアシストして閉まり性を向上。ドア操作質感を向上させているのも見逃せない。松田秀士の評価   スバル車ってボクのなかでは応答性にこだわっていたメーカーという感じだった。いかに旋回時のヨーを早く発生させ、ステアリングを切った方向にボディを曲がらせていくか。要はスバル車の乗り心地についてはハーシュネスや突き上げ感が気になっていたんだ。アシが硬かったから。   ところが、今回の新型レヴォーグではコンベンショナルな標準サスもザックスの電子制御サスのどちらもものすごくコントローラブルに仕上げられている。   人って目で見てからコーナーでハンドルを切るように脳に指令が行くまで0.18~0.20秒のラグがあるんだけど、その初期にステアリングを切る時の「溜め」がきちんとできている。   トラクションを持ったリアの流れ方、上手にコントロールされたロールを作っているのが新型レヴォーグの走りの特徴だ。アシもちゃんと粘るし、スバルらしい進化と言えると思う。特にリアのインナー剛性を上げているのがSGP+フルインナーフレーム構造の恩恵だろうね。  ●片岡英明の評価   従来型モデルに比べて2ランクくらい走りの実力を上げてきた感じ。個人的にはザックス製の電子制御サスを与えられたSTI Sportじゃなくても標準タイプで充分だと思った。   新型は従来型で感じられた曖昧さがなくなり、すべての動きが滑らかになっているんだよ。   従来型は動きにある種の癖があり、ドイツ車に比べてしっかり感や安心感の面で劣っている印象が否めなかった。   これが新型に乗り替えると、路面のいなし方がまるで違う。間違いなく欧州Dセグレベルに迫る、いや凌駕する領域かも。   フロアのしっかり感は段違いで、プラットフォーム自体も現行インプレッサの時から数段上げてきている。   1.8Lターボエンジンもトルクの出方がいい。最高出力自体は従来型の1.6Lから7psアップに過ぎないが、5kgm以上の最大トルク向上の効果は大きい。また、シートの出来も秀逸で横Gがかかった時のホールド性もかなりよくなっているのを実感。

スバルの世界生産台数、28.9%減の35万3948台 2020年度上半期

SUBARU(スバル)は10月29日、2020年度上半期(4~9月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表。世界生産台数は前年同期比28.9%減の35万3948台で、2年ぶりのマイナスとなった。

国内生産は『フォレスター』等が減少し、同32.2%減の22万0876台で2年ぶりのマイナス。海外生産も『インプレッサ』等が減少し、同22.7%減の13万3072台で3年連続のマイナスとなった。

国内販売は、同41.7%減の4万0277台で2年ぶりのマイナスとなった。登録車はフォレスター等が減少し、同44.8%減の3万0402台。軽自動車も同29.6%減の9875台。ともに2年ぶりに前年実績を下回った。

輸出はフォレスター等が減少し、同29.0%減の18万8672台で2年ぶりのマイナスとなった。

スバルの世界生産、9月単月として過去最高記録で3か月連続プラス

SUBARU(スバル)は10月29日、2020年9月の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表。世界生産台数は前年同月比13.0%増の9万6231台、9月単月として過去最高記録で3か月連続のプラスとなった。

国内生産は『XV』等が増加し、同4.4%増の6万1460台で6か月ぶりのプラスとなった。海外生産も『アウトバック』等が増加し、同32.5%増の3万4771台。9月単月の過去最高記録で4か月連続のプラスとなった。

国内販売は同44.7%減の8443台で8か月連続のマイナスだった。登録車はモデル切り替えにより『レヴォーグ』等が減少し、同43.9%減の6417台で8か月連続のマイナス。軽自動車も同47.3%減の2026台と12か月連続で前年実績を下回った。

輸出は『XV』等が増加し、同16.0%増の5万3335台で2か月連続のプラスとなった。

SUBARUが「フォレスター」を改良、1.8ℓ直噴ターボDITエンジン搭載グレード「SPORT」を追加

SUBARUは、「フォレスター」改良モデルを発表した。「フォレスター」は、SUBARUが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車。

2018年に発表・発売した第5世代では、SUBARU GLOBAL PLATFORMを採用することで、クラストップレベルの衝突安全性能・危険回避性能や、ドライバーの意志に忠実なハンドリング・快適な乗り心地を実現。

さらにSUBARU初となる乗員認識技術ドライバーモニタリングシステムや水平対向エンジンと電動技術を組み合わせた「e-BOXER」など新たな価値を加えることで、豊かさ・快適さ・愉しさ・冒険心といった気持ちを感じられるエモーショナルで身近な存在として、機能・性能を磨き上げた。

今回の改良では、力強い走りと環境性能を高い次元で両立した新開発1.8L直噴ターボ“DIT”エンジン搭載グレード「SPORT」を追加。

さらに、新感覚の走りの愉しさを実現する電動技術e-BOXER搭載グレードを「X-BREAK」「Touring」に拡大し、「X-BREAK」には新制御のモーターアシストe-アクティブシフトコントロールを採用した。

新グレード「SPORT」では、新開発エンジンに加えて、専用開発のダンパーとコイルスプリングを採用することで、SUVでありながら質感の高い、スポーティな走りを実現。

エクステリアでは、ブラック塗装のフロントグリルや、ダークメタリック塗装のアルミホイール等でコーディネート。

インテリアではホールド性などの機能性に優れたウルトラスエード/本革シートを採用することで、最上級スポーツグレードにふさわしい仕様とした。

また、ドライバーモニタリングシステムを全グレードに設定。ドライバーが乗り込むと、インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、シートポジションやドアミラー角度、空調などを自動的に再現するなど、安全運転を支援する。

【フォレスター「SPORT」の主な仕様】

■エクステリア

・フロントグリル(ブラック塗装+ブラック塗装加飾)
・フロントフォグランプカバー(グレーメタリック塗装+グレーメタリック加飾)
・電動格納式リモコンドアミラー(LEDサイドターンランプ&ターンインジケーター付、グレーメタリック塗装)
・SPORT用18インチアルミホイール(ダークメタリック塗装)
・フロントバンパーガード(アクセントシルバー塗装加飾付)
・サイドクラッディング(アクセントシルバー塗装加飾付)
・リヤバンパーガード(シルバー塗装、ディフューザータイプ)
・デュアルマフラー(SPORT用カッター付)
・ルーフスポイラー(LEDハイマウントストップランプ内蔵、グレーメタリック塗装)
・ルーフアンテナ(シャークフィンタイプ、グレーメタリック塗装)

■インテリア

・ウルトラスエード/本革シート[シルバーステッチ]
・インパネ加飾パネル(ブラック塗装&ウルトラスエード表皮巻[ブラックステッチ])
・ドアトリム(ウルトラスエード表皮巻[ブラック、シルバーステッチ])
・センタートレイ加飾(アルミ調&ウルトラスエード表皮巻[ブラックステッチ])
・SPORT専用マルチインフォメーションディスプレイ付メーター
・本革巻ステアリングホイール(高触感革[シルバーステッチ])
・アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)

SUBARU「フォレスター」改良モデル関連情報:https://www.subaru.jp/forester

構成/DIME編集部

ターボ復活!! スバルの大黒柱 フォレスター新エンジン採用の真の狙いと背景

2020年10月22日、スバルは主力車である「フォレスター」をマイナーチェンジして発売した。今回のマイナーチェンジでの最大のニュースは、現行型登場時に廃止されたターボエンジンが復活したことだ。

 現行型では、旧型フォレスター(4代目)で設定していた2L水平対向4気筒の直噴ターボエンジンを廃止し、同2.5L自然吸気エンジンを搭載したが、今回改めて2代目「レヴォーグ」にも搭載されている1.8Lの直噴ターボエンジンを搭載することになったのだ。

 再びターボ化にする狙いとは何なのか? 新たな1.8L直噴ターボエンジンはこれまでのエンジンと何が違うのか? ファンとしても、あえてターボを復活させる理由は気になるところだろう。

 今回は、ここまでの現行フォレスターのエンジンの変遷を語りつつ、なぜ今再びのターボエンジンなのか考察していきたい。

復活のターボエンジン! 現行フォレスターに見るその変遷

 現行型になって約2年、2020年10月22日に発表されたスバル「フォレスター」の改良モデルには、2代目「レヴォーグ」にも搭載された1.8Lの直噴ターボ”DIT”エンジンを積む新グレード「SPORT」が設定されたほか、これまでの「Advance(アドバンス)」だけでなく、「Touring(ツーリング)」と「X-BREAK(Xブレイク)」にもe-BOXERが拡大展開されるなど、パワートレーンに大きな変更があった。

マイナーチェンジした「フォレスター」。「新型レヴォーグ」にも搭載された1.8Lの直噴ターボ”DIT”エンジンを積む新グレード「SPORT」が設定された。車両価格は291万5000~328万9000円
こちらは新型レヴォーグの1.8L 直噴ターボ”DIT”エンジン。フォレスターに搭載するものも177ps/300Nmで新型レヴォーグと同じだ

 2.5Lモデルは廃止されたが、名称のとおり内外装も仕立てられた新しいスポーティグレードに与えられた動力源として、現行フォレスターにこれまで設定のなかったターボエンジンが復活したのがポイントだ。

 件の「SPORT(スポーツ)」に搭載されるCB18型エンジンスペックは最高出力177ps/5200~5800rpm、最大トルク300Nm/1600~3600rpmとなり、e-BOXER搭載グレードのFB20型エンジンが同145ps/6000rpmと188Nm/4000rpm、モーターが同10kWと65Nmであるのに対し、だいぶ強力なのはいわずもがな。

 従来のFB25型 2.5L自然吸気が同184ps/5800rpmと239Nm/4400rpmだったので、そちらと比べてもピークパワーではやや下回るも過給の強みでトルクでは大幅に上回っており、発生回転数が圧倒的に低くワイドだ。

 思えば、2018年に5代目フォレスターが登場した際には、一新されたパワートレーンの設定が少なからず物議をかもしたものだ。当時はひと足先に「XV」に設定されたe-BOXERがフォレスターにも採用されたいっぽうで、かつてフォレスターのイメージリーダーだったターボが廃されたことには、時代とはいえ少なからず衝撃を覚えた。同じく象徴的だったMTの設定もなくなった。

 4代目には、日本国内向けにはFA20ターボとFB20の自然吸気の2タイプが用意され、海外仕様では北米向けの2.5L自然吸気のFB25や、欧州向けにディーゼルもあった。

FA20型 2L直噴ターボ”DIT”エンジンを搭載していた4代目フォレスター(2.0XT)。FB20の自然吸気エンジンも用意されていた

 それが5代目の発売当初はFB20+モーターとFB25とされたのは、一時期は6割超にも達していたという、かつてはフォレスターのイメージリーダーであったターボモデルの販売比率が代を重ねるごとに下がっていき、4代目ではかなり少なくなっていたことが影響していたようだ。

 なぜそうなったかというと、ターボモデルはずっと圧倒的な動力性能により乗り手を魅了したいっぽうで、むろん世の中の空気が変わったこともあるが、自然吸気エンジン車のドライバビリティが向上したことも小さくない。

 それに寄与しているのがリニアトロニックの採用だ。車両実験部のトップはCVTのことを「万難隠す」と評していた。かつての実用域のトルク特性に弱点のあったエンジンと段数の少ないトルコンATとの組み合わせでは、そのエンジンの素性がモロに走りに出ていたところが、リニアトロニックにより自然吸気エンジンでもあまりストレスを感じることなく走れるようになり、より多くのユーザーから選ばれるようになったわけだ。

■開発陣の考えていた!? スバルがターボ回帰を果たしたワケ

 開発陣にとって、5代目のエンジンをどうするか非常に悩ましい問題だったと思うが、ターボをやめる判断をくだし、かわりに先進的なe-BOXERを組み合わせるとともに、2.0L自然吸気を2.5Lに拡大するとともに、同じエンジンを積むレガシィ系よりもスペックを高めたうえで搭載した。

 しかも、両者の位置づけの上下関係をつくらず、7万円という小さな価格差とすることで、ユーザーに本当にどちらが好みかで選んでもらえるようにした。それもあって件のe-BOXERの販売比率を3割程度と見込んでいところ、4割に達したという。

 乗り比べるとまったく別のクルマといえるほど性格は違って、速さでいうとパーシャルの中間加速はe-BOXERに分があるが、0-100km/h加速のような状況では2.5Lのほうが上回るという関係だった。

e-BOXERは、直噴システムを採用し、145ps/188Nmを発生する2LのFB20型水平対向4気筒エンジンに10kW(13.6ps)のモーターを組み合わせている

 ただし、どちらも動力性能にはものたりなさを覚えたのは否めず。フォレスターがこれでよいのかと感じずにいられなかったのが正直なところだ。ターボがなくなったことは案の定、スバル内の販売関連の部署からもとやかくいわれたそうで、むろんユーザーからも同様の声が聞かれたことは想像に難くない。

 現行フォレスターの発売当初、筆者も開発関係者に率直な思いを伝えたところ、今後についてはユーザーの要望に応えるのはもちろん、そのほかの選択肢も含め、いろいろ検討している旨を述べていた。その時点でも、このCB18型 1.8Lの直噴ターボエンジンの開発がどこまで進んでいたのかはわからないが、おそらくすでに搭載を視野に入れていたはずで、その後もさまざまな声を耳にして、内心では今回のことを少しでも早く実現したいと思っていたに違いない。

 この新開発のCB18型 1.8L直噴ターボエンジンは、リーンバーンの採用をはじめ、さらなるフリクションの低減や燃焼効率の向上を図るなど、どちらかというと重視したのはあくまでエフィシェンシー=効率だと開発関係者は述べていた。

 とはいえ、そもそもレヴォーグの1.6Lモデルで聞かれた動力性能への不満の声に応えることが開発の起点にあり、パフォーマンス=性能もそれなりに追求しているのはいうまでもない。すでにプロトタイプに試乗したレヴォーグでは好感触を得ているが、フォレスターとの組み合わせも楽しみだ。

新型レヴォーグの試乗会でも高い評価を受けたCB18型 1.8Lの直噴ターボエンジン。フォレスターとの組み合わせも期待値は高い

■主要諸元
・全長:4625mm
・全幅:1815mm
・全高:1715m(X-BREAKは1730mm)
・ホイールベース:2670mm

〈Touring、X-BREAK、Advance〉
・エンジン:水平対向4気筒DOHC直噴
・排気量:1995cc
・最高出力:145ps/6000rpm
・最大トルク:188Nm/4000rpm
・WLTCモード燃費:14.0km/L
・モーター出力:13.6ps/65Nm

〈SPORT〉
・エンジン:水平対向4気筒DOHC直噴ターボ”DIT”
・排気量:1795cc
・最高出力:177ps/5200~5600rpm
・最大トルク:300Nm/1600~3600rpm
・WLTCモード燃費:13.6km/L

■車両価格
・Touring:291万5000円
・X-BREAK:305万8000円
・Advance:315万7000円
・SPORT:328万9000円

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