【スバル インプレッサ 改良新型】先行予約開始、e-BOXER搭載モデルと「STIスポーツ」を新設定
SUBARU(スバル)は、『インプレッサ』(5ドア)一部改良モデルの先行予約を9月17日より開始した。
2016年10月に発表した第5世代インプレッサは、国内主力車種として、ユーザーに最高の「安心と愉しさ」を提供することを目指し、「スバルグローバルプラットフォーム」や、国産初となる歩行者保護エアバッグなどの新技術を採用。総合安全性能と動的質感・静的質感の大幅向上を実現した。
今回の改良では、インプレッサ5ドアに、e-BOXERを搭載した「アドバンス」「2.0e-L アイサイト」を追加。水平対向エンジン+電動技術で新感覚の走りの愉しさを実現するe-BOXER搭載グレードを拡大した。
アドバンスは、質感高いグレーメタリックをアクセントに用いて、エクステリア全体をコーディネート。より洗練されたスタイリングとすることで、先進性を表現している。インテリアは、落ち着いた色合いのネイビーとライトグレー、シルバーを用いたハイコントラストな色使いで、e-BOXER最上級グレードにふさわしい先進性と上質さを表現した。
予定価格はアドバンスが278万3000円、2.0e-L アイサイトは256万3000円。
また、インプレッサのスポーティさをより際立たせ、STIのチューニングによって上質かつスポーティな乗り心地を実現した最上級グレード「STIスポーツ」を新たに追加した。
STIスポーツは、快適な乗り心地とスポーティな走りを高次元で両立する、STIチューニングSHOWA製メカ式減衰可変ダンパーをフロントサスペンションに採用する。通常走行時は低い減衰力で車両に伝わる微振動を軽減。コーナリングなど車体に大きな入力が加わった際は高い減衰力を発生させてロールを抑制し、タイヤの接地性を向上させる。
エクステリアは、各部をブラックパーツで引き締め、上質かつスポーティというSTIスポーツの世界観を表現。あえて光輝パーツを用いず、軽快なイメージに仕上げた。インテリアは質感の異なるダークトーンを効果的に使い分けて全体を引き締めることで、スポーティさと上質感を表現。レッド/ブラック/グレーのファブリックシートで、インプレッサらしい軽快さも演出している。
予定価格は2WDが270万6000円、4WDが292万6000円。
フェアレディZの次はスバル『BRZ』だ!登場は2021年?次期型デザインを大予想
現行モデルの受注を8月に終了した、スバルの2ドア・FRクーペ『BRZ』。兄弟車のトヨタ『86』とともに次期型の開発が進められているのは、すでに周知の事実といって良いだろう。スクープサイトSpyder7が、最新情報をもとに、そのエクステリアを大予想。
次期型BRZ(および86)は、当初トヨタの「TNGA」プラットフォームへの移行が検討されていたが、最終的にはスバルの「SGP」(スバル・グローバルプラットフォーム)を採用することになりそうだ。これは、従来型と同様に水平対向エンジンが搭載されることとイコールと言って良いだろう。
すべてのボディパネルの刷新が予想されるエクステリアだが、シルエットは基本キープコンセプトとなる。水平対向エンジンを活かし低重心をアピールする低いボンネット、そしてFR(後輪駆動)らしい力強さをアピールするハイデッキのリアセクションだ。
サイドは流線的な膨らみをもたせつつもシャープなデザインに。アンダーにはエアアウトレットが取り入れられそうだ。フロントマスクの開口部は大胆なメッシュパターンにより迫力を増す。その両サイドには、立体的な面構成でスポーツ感あふれる垂直のコーナーエアインテークが配置されると予想する。
リアエンドでは、ハイマウントストップランプ内蔵のダックテールスポイラーを装備。丸みを帯びたL時型テールライト、ツインエキゾーストパイプがインストールされると見られる。
安全面では、最新世代の運転支援システム「EyeSight」の搭載が確実だ。パワートレインは、2.4リットル水平対向4気筒エンジンを搭載、最高出力は240psまで高められる。また高性能モデルとなるSTIバージョンでは300psを発揮するとも噂される。
2020年内と予想されていたBRZ次期型のデビューだが、最新情報では2021年初頭が有力。話題の日産『フェアレディZ』新型のライバルとなるか?注目だ。
アイサイトXの魅力はもちろん、操縦安定性と静粛性、乗り心地を確実引き上げた走り【SUBARU新型レヴォーグ試乗記】
応答性に優れたステアリングと電動ブレーキブースターの仕事ぶり
以前お伝えしたように、すでに先行予約の受注受付が開始されているSUBARUの新型レヴォーグ。具体的な数値は10月15日の正式発表時に明らかにされるそうですが、好調な受注、そして予想よりも高い比率で目玉の「アイサイトX」装着車が支持されているそうです。

新型レヴォーグのサイズは全長4755×全幅1795×全高1500mm。初代(現行)レヴォーグの全長4690×全幅1780×全高1490〜1500mmよりも65mm長くなり、全幅は15mmワイドになっています。ホイールベースは現行の2650mmから20mm長くなり、新型は2670mmと20mmストレッチされています。

狭い場所での取り回しや駐車などを考えるとボディサイズの拡大は、歓迎できないものの、後席を中心とした居住性の拡大という恩恵を感じさせます。また、一般的には、全幅(トレッド)の拡幅、ホイールベースの伸長による操縦安定性や乗り心地の向上なども期待できます。一方で全長とホイールベースの伸長は、回頭性、ハンドリングには不利になる面もあるのが一般的。しかし、サーキットで新旧レヴォーグを走らせると、こうした懸念は杞憂に終わったと断言できるほど、ボディの剛性感、ハンドリングの大幅な進化、ブレーキングとその安定性向上を実感できます。

インナーフレーム構造や構造用接着剤などのボディ剛性の向上をはじめ、2ピニオン電動パワーステアリングにより応答遅れを感じさせないハンドリングは、サイズアップを微塵も感じさせず、切り足したり戻したりという作業が格段に減っています。なお、「アイサイトX」搭載車は、万一に備えてステアリング機構には冗長性が備えられています。

一発で狙ったラインが決まるうえに、コーナーでのロールも抑えられている印象。とくに、STI Sportはこうした傾向が強く感じられます。路面状態のいいサーキットですので乗り心地の面では割り引く必要があるかもしれませんが、電制ダンパーを初めて採用した新型レヴォーグへの一般道での期待もできそうです。
なお、タイヤは横浜ゴムとの専用開発になる「BlueEarth-GT」で、OEタイヤに求められる低燃費性能や耐摩耗性、ウェットグリップなどはもちろん、操縦安定性、ハンドリングの面にもかなり注力して開発したそうです。

今回初めて採用された電動ブレーキブースターは、主に衝突被害軽減ブレーキの緊急作動時にタイムラグなく作動するのを狙って開発されたものですが、踏んだ時のフィーリングも良好。サーキット走行でも違和感はまったく感じさせず、電動ブレーキブースターと言われないと気がつかないかもしれません。
踏みはじめからリニアに減速Gが立ち上がり、しかもいわゆる「カックン」ブレーキにならない仕上がりになっています。

新開発の1.8L直噴ターボエンジンは、最高出力177PS/5200-5600rpm・最大トルク300Nm/1600-3600rpmで、現行の1.6Lターボよりも7PS/50Nm引き上げられています。CVTのレシオカバレッジの拡大により低速域での力強さが増し、パーシャルから強めに踏みました際の変速フィールの間も少なく感じられ、コーナーでの立ち上がりの良さにもつながっている印象です。
これならワインディングでもよりスムーズに走らせられるはず。

とくに「STI Sport」では「Sport」以上にすると、よりパワーの立ち上がりがよくなり、「Sport+」ではステアリングもダンパーもより応答性がより高まり、鋭い走りが楽しめます。一方、「GT-H」は「STI Sport」よりもゆったりした足まわりが印象的で、街乗りにはより向いているような印象。

先ほどふれた横浜ゴムとの専用開発になる「BlueEarth-GT」では、静粛性の向上も大きなポイントだったとのことで、ロードノイズを含めた騒音や振動も新型は見事に抑え込まれています。静かな車内でロングツーリングを楽しめるのは、レヴォーグに欠かせない要素であり、新型は現行よりも一段と静かで快適な室内になっています。

(文/塚田勝弘 写真/SUBARU、塚田勝弘)
スバル史上最強! STIが手掛けた「S209」がスゴすぎる! 乗り味はいかに?
日本では売られていない「S209」ってナニモノ!?
スバルは、2014年に掲げた中期経営ビジョン「際立とう2020」で「STIブランドの強化」を掲げました。
その内容は、量産ラインで生産をおこなう「STIスポーツ」の導入だけでなく、これまで基本的に日本専用だったコンプリートカーの海外展開も含まれていました。
その後、北米向けモデルとして「BRZ tS」と「WRX STI タイプRA」を各500台限定で発売しましたが、その裏で極秘のプロジェクトが進められていました。それが今回紹介する「S209」です。
このモデルは「Sシリーズ初の北米向けモデル」であると同時に、「最強のSシリーズ」として開発がおこなわれています。S209とは、どのようなモデルなのでしょうか。
S209は、北米で209台が限定販売されました。価格は6万3995ドル(約680万円)です。
エクステリアは前後のオーバーフェンダーやフロントフェンダーのエアアウトレット、フロントバンパーサイドカナードなどで構成される専用ワイドボディで、全幅は1795mmから1839mmに拡大されています。
オーバーフェンダーは幅広の265タイヤを収めるために採用されましたが、単純に迫力を出すだけでなくシッカリと性能を出すために風洞に入れながらデザインを煮詰めているそうです。
リアウイングは、国内で限定販売されて即完売した「S207」や限定数を大きく上回る応募を集めた「S208」と同形状のドライカーボン製ウイングが装着されますが、空力バランスはフロント周りの変更を含めてS209用に最適化されています。
ちなみに平川社長によると、「インプレッサ 22B STi バージョンをイメージするデザイン」とデザイナーにリクエストしたそうです。
一方、インテリアはシルバーステッチ+シルバーアクセントのレカロシートやウルトラスエード巻ステアリング、チェリーレッドのインパネ加飾、サイドシルプレート、シリアルナンバープレートなど小変更が中心です。
樹脂系パーツの変更はコスト的に厳しいのは重々承知ですが、もう少し何とかしてほしいと思ったのも事実です。
注目のパワートレインは、伝統の2リッター水平対向4気筒ターボの「EJ20」ではなく、海外向けWRX STIが搭載する2.5リッター水平対向4気筒ターボ「EJ25」をベースに専用チューニングがおこなわれています。
HKS製の大容量タービンや専用ECU、吸気系、排気系の変更により、ノーマルの310hp(314馬力)/393Nmから、341hp(345馬力)/447Nmにアップしています。
とくにトルクは中回転域以降で大幅にアップしており、全域で力強い特性に仕上がっています。
EJ20に比べるとチューニングの知見が少ないEJ25は、サーキット走行などの厳しい環境下での信頼性が気になる所ですが、その辺りも抜かりはありません。
バランス取りされた鍛造ピストン/鍛造コンロッドの採用により、量産エンジンと全く変わらない信頼性が備えられています。
フットワーク系には、出力アップしたエンジンに負けないシャシを目標に専用アイテムを数多く投入。
より安心感のあるリアスタビリティと旋回性能のために、車体はSTIコンプリートモデルで定番のフレキシブルタワーバー、フレキシブルドロースティフナー・フロントに加え、リアシートバック用フレキシブルドロースティフナー(通称:リアドロ)を新採用。
じつはこのアイテムは、2016年のニュルブルクリンク24時間レースカーで先行採用され、大きな効果が実証されているアイテムです。
足まわりはビルシュタイン製ショックアブソーバーと専用コイルスプリング、強化ブッシュを搭載。開発はアメリカのサーキットが中心でニュルでのテストはしていないようですが、セットアップはニュル24時間レースカーの考え方が色濃く盛り込まれているそうです。
タイヤは歴代Sシリーズ最大幅となる265/35R19サイズの「ダンロップ SPスポーツMAXX GT600A」で、構造や剛性、トレッドゴムの選択に至るまでS209専用にゼロから開発された物です。
組み合わせるBBS製鍛造アルミホイールはS207/S208用を水平展開と思いきや、リム幅9jの専用品です。ブレーキはS207/S208で高い評価を得ているブレンボ製のモノブロック対向6ポッド/2ポットが奢られています。
新型レヴォーグもインプレッサも電動化せず! エンジン主流にスバリストは喜ぶがスバルの未来は大丈夫か?
スバル全体の売上の7割はアメリカ市場向け
SUBARUから、電動化の動きは限定的にしか聞こえてこない。国内向けの次期レヴォーグも、ガソリンエンジン車が中心になるようだ。世界的に電動化の動きがあるなかで、ガソリンエンジンにこだわるスバルは、この先をどのように見ているのだろう。
今年4~6月の決算報告を見ると、新型コロナウイルスの影響があるのはもちろんとして、国内外でのスバル車の販売状況は、米国が主力であることが改めて浮き彫りになる。米国での販売台数は、全体の73%近くを占める。それに対し国内は軽自動車を含めても約14%、欧州は2.2%でしかない。中国も約4.5%といったところだ。
これに対し、電動化を厳しく規制しているのは、米国ではカリフォルニア州のZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)であり、カリフォルニア州に追従してほかの9州で実施される方向ではあるが、米国50州全土の規制ではない。欧州は来年から二酸化炭素(CO2)排出量規制が強化され、中国ではNEV(ニュー・エナジー・ヴィークル)規制が施行されている。
欧州のCO2規制は来年から強化されるので、欧州の自動車メーカーは電動化を急ぐが、SUBARUにとっては2.2%しか売れていないのなら、クレジットと呼ばれる反則金を支払うことで済ませたほうが安上がりかもしれない。2000年以降、欧州でディーゼルターボエンジンが人気を呼び、SUBARUも独自に水平対向のディーゼルターボエンジンを開発したが、結局販売台数が限られるので現在はディーゼルエンジンから撤退している。電動化で、その二の舞を踏みたくないということだろう。
中国では欧州の約2倍の台数を売っているが、それでも米国の4.5%でしかないのなら、そのために電動化への投資をしないほうが無難ということだろう。こちらも、クレジットを支払うほうが安上がりかもしれない。
日本は、燃費基準の達成に奨励策はあるが、罰金はないので、無理をする必要はない。なおかつ、マンションなど集合住宅の管理組合問題があり、駐車場に普通充電設備を設置できない状況が過去10年間解消されずにいる。そこに無理に電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を導入しても、苦労するだけという判断だろう。
カリフォルニア州のZEVについても、全米での販売の1割ほどでしかないようなので、トヨタと協力してPHEVを準備できればクレジットの負担を軽減できるし、世界的な収支を見れば、ガソリンエンジンだけで乗り切ったほうが得策という算盤が働いているのだと思う。
電動化は今後の自動車開発の肝になっていく
企業経営から見れば、正しいかもしれない。だが、この先、スバルを選ぶ理由がどこにあるかといえば、見通せないところもある。一般的な消費者にとって、水平対向エンジンである意味はほぼないといっていい。アイサイトにしても、他メーカーの運転支援機能が進歩を続けることにより、その差が見えにくかったり、感じにくかったりするだろう。しかも、自動運転を目指してはおらず、安全対策の延長として自動運転も可能という開発姿勢なので、自動運転が実現したら社会がどう変わるかという視点はない。
消費者の目線からすれば、電動化することで日産にプロパイロット2.0のようなハンズオフ走行が可能になったり、HVでありながらワンペダル運転ができたりするe-POWERドライブが、楽であったり快適であったりしてよいと思うのではないか。運転の喜びは、単に速度を出したり、性能の限界で走らせたりすることだけではない。
なおかつ電動化は環境対応だけでなく、静粛性を含めた乗り心地の向上や、移動を楽に、安全にこなせる性能向上にも効果を持つ。そうした総合力が高まることが、消費者の願いであり、そのメーカーを選ぶ理由になっていくだろう。
時代は環境が表看板となっているが、電動化の裏にはクルマの総合性能をエンジン車より高める多様な素質が隠されている。そこに、消費者も気づくだろう。そのとき、スバルを選ぶ理由が残っているかどうかはわからない。
スバル新型「レヴォーグ」絶好調!? 半数がアイサイトXを希望! ユーザーの反響はどう?
注目の「アイサイトX」搭載でユーザーの反応は?
発売から6年がたったスバル「レヴォーグ」は、2020年10月15日に2代目へのフルモデルチェンジが発表されますが、すでに8月20日より先行予約を開始しています。
2代目となる新型レヴォーグの特徴として、高度運転支援システムの「アイサイトX」が採用されることが挙げられますが、ユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
5代目のレガシィツーリングワゴンよりも全長やホイールベース、全高がコンパクトとなり、日本の道路環境でも取り回しのしやすいサイズとなります。
当初は国内でのみ販売されていましたが、2015年にイギリスで発売したことを皮切りに、ステーションワゴンの人気が高い欧州市場でも販売されました。
欧州の新車評価基準である「ユーロNCAP」において、2016年安全性能総合評価で最高評価の「ファイブスター」を獲得しており、安全性能の高さにおいて世界でも高い評価を獲得しています。
新型レヴォーグは、先代から引き継いで安全性能の向上に尽力したことが見受けられます。
全車標準装備の新世代「アイサイト」は、広角化した新開発のステレオカメラと、前後あわせて4つのレーダーによる360度センシングで、見通しの悪い交差点での出合い頭や右左折時まで、プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の作動範囲が拡大されます。
加えて、新世代アイサイトの上位版となる高度運転支援システム「アイサイトX」が、「GT EX」「GT-HEX」「STI Sports EX」の3グレードに搭載されます。
アイサイトXとは、従来のアイサイトの仕組みに加え、3D高精度地図データやGPS、準天頂衛星を活用した位置情報を組み合わせることで高速道路や自動車専用道路での運転支援機能が向上するというものです。
なかでも、渋滞時など一定の条件を満たすとステアリングから手を離しても、先行車や車線に合わせて自動で走行する「渋滞時ハンズオフアシスト機能」は、新型レヴォーグの目玉機能です。
この一定の条件とは、高精度地図データ内に登録されている高速道路を50km/h以下の速度で走行するというもので、前走車に合わせて停車、発車をおこなうため、ペダル操作も必要ありません。
また、カーブや料金所の直前で減速するほか、方向指示器の操作により車線変更のアシストをおこなうなど、高速道路での走行をアシストする機能も充実しています。
スバルとしても、新型レヴォーグのセールスポイントとして大きく打ち出しているアイサイトとアイサイトXですが、実際のユーザーからはどういった反応があるのでしょうか。スバル販売店スタッフは以下のように話しています。
「新型レヴォーグの最大のウリということもあって、アイサイトは人気が高いです。なかでも、小さなお子さんがいる家族連れは、とくに注目されています。
また、新開発のアイサイトXへの問い合わせは非常に多いです。『今後、レヴォーグ以外のスバル車を検討しているので、アイサイトXについて聞きたい』という問い合わせもいくつかありました。
実際に、弊社ではすでに2500台以上の予約を承っておりますが、そのうちのほとんどの人がアイサイトX搭載車を選んでいます。
なお、印象的だったのが初代のオーナーさんは少なく、他メーカーからの乗り換えが多かった点です。
最近の新型車は人気車が多いなか、レヴォーグへの注目が高まっていることで、販売店スタッフのモチベーションも非常に高くなっています」
※ ※ ※
新型レヴォーグの価格帯は310万2000円から370万7000円、アイサイトX搭載車は348万7000円から409万2000円と、約38万円の差があります。
多少高額にはなるものの、家族連れのユーザーなど安全性能への関心が高いユーザーはアイサイトXを選ぶといいます。
また、2019年末から2020年に入り、SUVやコンパクトカーといったモデルは話題の新型車が登場していますが、ステーションワゴンはトヨタ「カローラツーリング」のみです。ライバル車が少ないため、多くの注目を集めているようでした。
■気になる新型レヴォーグはどう進化するの?
新型レヴォーグのデザインは、従来モデルからのコンセプトを引き継いでいますが、スバルのデザインコンセプトである「ダイナミックソリッド」の進化系である「BOLDER」を量産車として初採用するなど、新たなテーマが取り入れられています。
ボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm(参考値)と、従来モデルに比べて全長が65mm、全幅が15mm拡大し、ホイールベースは25mm延長。
外観はキープコンセプトだった一方、内装は大きく変更が加えられ、これまでのスバル車にない革新的なデザインを採用しています。
インパネには、中央に縦型の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを配置。空調やオーディオなど各種設定を集約し、タブレットのように直感的な操作が可能です。
さらに、メーターパネルを12.3インチフル液晶メーター(EXグレード)とすることで、先進的な空間を実現。12.3インチフル液晶メーターは、運転支援システム「アイサイト」の状態を表示するとともに、デジタルマップも表示できるなど、任意で切り替えることができます。
フロントシートは触り心地が良く、疲れにくいシートを採用。横Gがかかるようなスポーティなドライビングでも、肩部とクッションがドライバーを支えて運転姿勢を崩さない形状となっているうえ、ホイールベースの延長によって、後席の足元スペースも拡大され、
5代目「レガシィ」に匹敵するレベルを実現しています。
従来モデルから装備されている後席リクライニングやアームレストに加え、USBポートや空調の吹き出し口を新たに採用することで、後席の居住性アップが図られました。
荷室も広く確保し、従来モデル比で開口部は30mm、中央部は20mm拡大するとともに、サブトランクは1.7倍の大容量となっているほか、中間グレードと上級グレードに「ハンズフリーオープンパワーリアゲート」が採用され、スバルエンブレムに手や体を近づけるとリアゲートが自動でオープンし、荷物の出し入れが楽になります。
パワートレインは、先代モデルは1.6リッターターボと2リッターターボの2つが設定されていましたが、新型レヴォーグでは1.8リッターターボのモデルとなり、トランスミッションは新型リニアトロニック(CVT)を採用。駆動方式はAWD(常時全輪駆動)です。
さらに、リーン燃焼技術で燃費性能を向上させ、WLTCモードは17インチタイヤ装着車が13.7km/L、18インチタイヤ装着車が13.6km/Lを実現。JC08モードでは16.6km/Lと、従来の1.6リッターターボモデルの16.0km/Lよりも向上しています。
前述とは別のスバル販売店スタッフは以下のように話しています。
「1.8リッターターボのみだからといって、受注数に影響は出ておらず、県内のスバルに限っても週末のみで100台のご注文をいただいています。
先代の1.6リッターターボと比べ、1.8リッターターボは、トルクが50Nm上がっています。これにより2リッターターボに近い、力強い走行が可能となりました」
※ ※ ※
昨今はSUVやミニバンが人気で、ステーションワゴンの需要が減りつつありますが、そんななかで登場する新型レヴォーグは、ワゴン人気を再燃させるのでしょうか。
約5mの巨大なスバル車!? 3列SUV「アセント」がイケてる! 乗り味はいかに?
見た目は「フォレスター」の兄貴分!?「アセント」って何者!?
スバルの3列シートモデルといえば、古くは世界最小の7人乗りを実現した「ドミンゴ」や、当時GMグループを活用して欧州からやってきた「トラヴィック」(生産はタイ)、そして水平対向エンジン搭載の「エクシーガ」などがありました。

スバルの3列SUV「アセント」 どれも熱烈なファンは存在しますが、ビジネスとして成功したかというと、イマイチといわざるを得ません。
ワールドワイドで見ると、3列シートモデルはもう1台存在しました。それが2005年に登場した北米専売SUVの「トライベッカ」です。「レガシィ」をベースに北米スバルのフラッグシップとして開発されたトライベッカですが、中途半端なボディサイズと狭い3列目シート、パワー不足の3リッター水平対向6気筒エンジン、そして奇抜なデザインでセールスは大苦戦。
途中でフロントマスクの大幅変更や3.6リッター水平対向6気筒エンジン搭載など大幅改良がおこなわれましたが、カンフル剤にはならず2014年に生産終了しました。
その後、皮肉なことに、北米市場のトレンドはミニバンから3列シートSUVへシフト。家庭環境の変化によりスバル車からの乗り換えも増えてしまい、北米の販社から「新たな3列シートSUVの導入を!」と熱烈なラブコールが日本のスバル本社に寄せられていたそうです。
そこで開発されたのが、新型3列シートSUVである「アセント」です。トラベッカでの反省を活かし、北米市場が求める3列シートSUVの要件を満足させながら、スバルらしさを凝縮したモデルです。
さらにスバルにとっては、「3列シートモデルは大成しない」という、これまでもジンクスを打ち破る目的もあったと思っています。
3列シートSUVのアセントとは、どのようなモデルなのでしょうか。筆者(山本シンヤ)はアセントに試乗する機会がありましたので、レポートします。
アセントのエクステリアは、「フォレスター」と似ています。それも、フォレスターの最上級グレード「アドバンス」の兄貴分といった雰囲気です。
厚みを持たせた堂々としたフロント周りやダイナミックなフェンダー処理のサイド、そして高級感を演出したリアと、アセントにはスバルSUVシリーズのフラッグシップにふさわしいプレステージや存在感が備わっています。
ボディサイズは、全長4998×全幅1930×全高1819mm、ホイールベース2890mmと、トヨタ「ランドクルーザー200系」並みの巨大サイズ。
インテリアは「インプレッサ」やフォレスターのインパネをベースに、トライベッカを彷彿とさせる左右ラウンドの造形でコクピット感を強めたデザインです。
アセントは北米スバルのSUVシリーズのフラッグシップということもあり、装備や質感にこだわっています。
インパネセンターはアセント専用で、タッチスクリーン式のモニター(ベースは6.5インチ/上級グレードは8インチ)や3ゾーンエアコンコントロール、ハーマンカードン製プレミアムオーディオ、シートヒーター&ベンチレーション、8個のUSBポート、19個ものカップホルダーが装備されています。
スバルの3列シートモデルといえば、古くは世界最小の7人乗りを実現した「ドミンゴ」や、当時GMグループを活用して欧州からやってきた「トラヴィック」(生産はタイ)、そして水平対向エンジン搭載の「エクシーガ」などがありました。

どれも熱烈なファンは存在しますが、ビジネスとして成功したかというと、イマイチといわざるを得ません。
ワールドワイドで見ると、3列シートモデルはもう1台存在しました。それが2005年に登場した北米専売SUVの「トライベッカ」です。「レガシィ」をベースに北米スバルのフラッグシップとして開発されたトライベッカですが、中途半端なボディサイズと狭い3列目シート、パワー不足の3リッター水平対向6気筒エンジン、そして奇抜なデザインでセールスは大苦戦。
途中でフロントマスクの大幅変更や3.6リッター水平対向6気筒エンジン搭載など大幅改良がおこなわれましたが、カンフル剤にはならず2014年に生産終了しました。
その後、皮肉なことに、北米市場のトレンドはミニバンから3列シートSUVへシフト。家庭環境の変化によりスバル車からの乗り換えも増えてしまい、北米の販社から「新たな3列シートSUVの導入を!」と熱烈なラブコールが日本のスバル本社に寄せられていたそうです。
そこで開発されたのが、新型3列シートSUVである「アセント」です。トラベッカでの反省を活かし、北米市場が求める3列シートSUVの要件を満足させながら、スバルらしさを凝縮したモデルです。
さらにスバルにとっては、「3列シートモデルは大成しない」という、これまでもジンクスを打ち破る目的もあったと思っています。
3列シートSUVのアセントとは、どのようなモデルなのでしょうか。筆者(山本シンヤ)はアセントに試乗する機会がありましたので、レポートします。
アセントのエクステリアは、「フォレスター」と似ています。それも、フォレスターの最上級グレード「アドバンス」の兄貴分といった雰囲気です。
厚みを持たせた堂々としたフロント周りやダイナミックなフェンダー処理のサイド、そして高級感を演出したリアと、アセントにはスバルSUVシリーズのフラッグシップにふさわしいプレステージや存在感が備わっています。
ボディサイズは、全長4998×全幅1930×全高1819mm、ホイールベース2890mmと、トヨタ「ランドクルーザー200系」並みの巨大サイズ。
インテリアは「インプレッサ」やフォレスターのインパネをベースに、トライベッカを彷彿とさせる左右ラウンドの造形でコクピット感を強めたデザインです。
アセントは北米スバルのSUVシリーズのフラッグシップということもあり、装備や質感にこだわっています。
インパネセンターはアセント専用で、タッチスクリーン式のモニター(ベースは6.5インチ/上級グレードは8インチ)や3ゾーンエアコンコントロール、ハーマンカードン製プレミアムオーディオ、シートヒーター&ベンチレーション、8個のUSBポート、19個ものカップホルダーが装備されています。
新型レヴォーグに続け 新WRX アウトバックと次々登場 スバル新時代モデル全情報
今年秋にフルモデルチェンジされる新型レヴォーグを皮切りに、来年から続々と新型車がデビューするスバル。 新型86/BRZをはじめ、いよいよ新開発スバルグローバルプラットフォーム(SGP)を採用する新型WRX STI&S4、新型レガシィアウトバック、またクーペSUVのアドレナリンなど注目車が目白押しだ。
スバルから失注の日立、広角車載カメラを開発したのになぜ?
2020年8月、SUBARU(スバル)が満を持して公表した新型ステーションワゴン「レヴォーグ」は、多くの点で注目されています。同車種では初めて採用するスバルグローバルプラットフォーム(SGP)、刷新した先進運転支援システム(ADAS)の「新世代アイサイト」、リーンバーン(希薄燃焼)の水平対向ガソリンエンジンなど、話題はてんこ盛りです。
それだけに、同車開発の裏側をのぞくと、スバルの並々ならぬ決意が感じ取れます。そこには、自動車業界で生き残るために妥協なき決断があったようです。
同社の意気込みは、新世代アイサイトの開発で垣間見えました。これまで20年近くアイサイトの進化を支えてきた日立オートモティブシステムズ(以下、日立オートモティブ)などの日本勢から、海外の大手部品メーカーに乗り換えたのです。スバルは求める性能を実現するため、中核を担うステレオカメラをはじめとする主要部品を根本的に見直しました。
そこで問題です。日経クロステックで報じた記事『スバル「新世代アイサイト」、姿消した“日の丸部品”』から出題します。
スバルが新世代アイサイトで最も重視していたのが、ステレオカメラの広角化でした。もちろん、長年アイサイトの開発に関わってきた日立オートモティブはスバルの意向を理解し、広角化したステレオカメラを開発していました。
にもかかわらず、日立オートモティブは失注。スバルはスウェーデンVeoneer(ヴィオニア)のステレオカメラを選んだのです。
日立オートモティブが失注した理由の1つとして、日経クロステックの記事『スバル「新世代アイサイト」、姿消した“日の丸部品”』では、日立オートモティブの新型カメラは、左右のカメラで撮影する範囲をずらす方式に変えたことが仇(あだ)となったと指摘しています。
実は、「日立オートモティブの新型カメラでは、撮影範囲の(A)は(B)、視差を取得できない」という点がネックとなったようです。
さて、この(A)(B)に入る言葉の組み合わせで正しいのはどちらでしょうか。
燃費規制にどう対応? スバル 水平対向エンジンの危機と新たな可能性
スバルにとって厳しい「企業間平均燃費」
2020年から『CAFE』(企業平均燃費)と呼ばれる厳しい燃費規制が始まっているなか、スバルはCAFE基準に到達していない新型レヴォーグを発表した。
ちなみに、新型レヴォーグのJC08燃費は16.6km/L。2020年CAFE規制値をみると、商用車などを除き販売しているクルマ全ての平均燃費を20.3km/L(JC08相当)にしなければならない。
2020年規制、ハイブリッド車やコンパクトカーが多いトヨタ優位なことはイメージできると思う。けれどスバルにとって厳しい。
燃費の良いコンパクトカーを全廃。本格的なハイブリッド車の開発着手は早かったのだけれど凍結。
電気自動車も日産や三菱自動車より早いタイミングで取り組んだけれど、これまた電池技術を日産に売却して諦めた。なぜか。技術系の役員が(すでに引退している)、パワーユニットにまったくお金を掛けなかったためです。
現在のラインナップ、燃費規制が緩いアメリカ市場をメインに考えたモデルばかり。結果、8月以降、レヴォーグを除きスバルで生産しているモデルの受注を中止している。2020年規制に対する何らかの対応をしているのだと思う。
新しい水平対向エンジンはハイブリッドやPHV化も視野に
ちなみに2020年規制をクリアできない場合、表向きは「1車種につき100万円の未達金」を払えばいいのだけれど、国交省ってそんな甘くない。「認可しない」という強い権力を持つからだ。
ここからは推測ベースになるけれど、2020年規制クリアができていない新型レヴォーグを認可する代わり、新しいパワーユニット戦略を提示したんだろう。
そのヒントが新型レヴォーグに搭載されている新設計の『CB18』にあるという。あまり詳しく紹介されていないCB18ながら、じっくり見ると興味深い。
最大の特徴は、ボアピッチ(シリンダー中心の距離)を短くしている点にある。ボアピッチ変えると生産設備まで変更しなければならず、文字通りのフルモデルチェンジ。
なぜ巨額の投資をおこないボアピッチを短くしたかといえば、おそらくエンジンの後方にハイブリッドユニット+変速機を設けるためです。
今までのFBエンジンだとハイブリッドシステムを組み込んだらエンジン前端とミッション後端の長さが過大になる。そこでボアピッチを詰め=エンジン全長を短くしたワケ。何と40mmも短くなった!
トヨタと同じようなハイブリッドを開発するのなら、ターボ付けない1800ccにすればよかろう。CB18エンジン、ターボでも熱効率40%に達している。開発目標を聞いていると、トヨタや日産、ホンダの新世代エンジンと互角。
また、従来通りの駆動系を使える構造のため、後輪にモーター使う4WDでなく本格的なフルタイムも実現可能だ。
参考までに書いておくと、新型レヴォーグと同じサイズのボディ+ほとんど同じ出力のSKYACTIV-Xを搭載するCX-30の燃費は、WLTCで15.8km/L。
同13.7km/Lの新型レヴォーグにSKYACTIV-Xと同じくマイルドハイブリッドを組んだら、けっこう近い燃費になると思う。CB18のポテンシャルって素晴らしい!
ということで、おそらくスバルは新世代のCBエンジンをさまざまな車種に搭載していくのだろう。
もちろん、本格的なハイブリッドやPHVもラインナップに含むに違いない。遠からずCAFE2020年規制の20.3km/Lに到達するという「将来図」を国交省に提出しているんだと思う。じゃなければ新型レヴォーグの認可を出さない。
レヴォーグの新エンジンはパワー面でもポテンシャルあり
さて、ここまでは環境問題を重視するジャーナリストとしての評価です。クルマ好きのポジションからCB18を見るとどうか?
意外や意外! CB18はパワーも出せるエンジン設計になっているそうな。
従来型レヴォーグに搭載されていたFB16はギリギリの強度設計になっており、パワーアップの余地なし。そのまま乗るしか無かった。
けれどCB18は、名機EJ20と同じくパワーアップの余地を残す。おそらくロムチューンだけで200馬力/320Nmくらいまで出せるんじゃなかろうか。
タービンをワンサイズ上げれば、さらにパワーアップ可能だと思う。200馬力出せたら初期型レガシィGTと同じ出力になる。けっこう楽しめるパワーユニットに育つ。面白そうですね!
スバル XV 改良新型、フロントフェイス刷新…e-BOXERにアダプティブ変速制御を新採用
SUBARU(スバル)は、クロスオーバーSUV『XV』の大幅改良モデルを10月8日に発売する。
今回の大幅改良では、エクステリアで、フロントフェイス(バンパー・グリル)やアルミホイールに新デザインを採用。ボディカラーには「プラズマイエロー・パール」を設定することで、スタイリッシュさとSUVらしい力強さを感じさせる仕様とした。インテリアでは、「1.6i-L アイサイト」および「アドバンス」でカラーコーディネートやシート表皮を見直し、より上質で先進的な印象を高めた。
一方、走行性能では全グレードでサスペンションを改良。SUVらしいしなやかさとスポーティさを高い次元で両立した。さらにe-BOXER搭載車では、SI-DRIVEと協調するアダプティブ変速制御「e-アクティブ シフトコントロール」を新採用。よりスポーティで愉しい走りをサポートする。
安全性能では、見通しの悪い交差点や、駐車・発進時にドライバーの視界をサポートする「フロントビューモニター」をメーカーオプション設定した。
価格は220万円から298万1000円。
発売の約3カ月前から事前予約開始 レヴォーグはワゴン界のハリアーになれるのか
昔は新型車の発表と発売開始はほぼセットになっていたが、今は新型車の発表と発売時期が大きくズレるケースが多くなっている。
2020年上半期で最もクルマ界で注目されたクルマである新型ハリアーは、4月にプロトタイプ公開→5月に事前予約開始→6月に正式発表&発売開始となり、デビュー1か月後の時点で4万5000台を受注した。
今回取り上げるスバルの最新ワゴンのレヴォーグは、11月下旬の発売開始の約3カ月前に事前予約の受け付けを開始。
これは初期受注を多く稼ぎたい、というのが理由だと思われるが、新型レヴォーグは新型ハリアーのように大量オーダーを獲得できるのか?
かなり長期間にわたり実車がない状態での商談になるレヴォーグの販売について、渡辺陽一郎氏が考察する。
文:渡辺陽一郎/写真:SUBARU、TOYOTA、奥隅圭之、池之平昌信
次期新型スバル WRX STI デザイン予想CGを入手!次は400馬力超えか!
水平対向2.4L新開発エンジンは400馬力超え、PHEVは見送りか

次期新型スバル WRX STI デザイン予想CG。
東京オートサロン2018で公開されたコンセプトモデル「SUBARU VIZIV Performance STI comcept 」をベースに次期新型WRX STIはデザインされるだろうとのこと。巨大で湾曲したリアスポイラーはそのままに、リアバンパー下の直線基調のディフューザー、4本出しのエキゾーストパイプ、フロントとリアはコンセプトモデルのデザインを汲んだブラックのオーバーフェンダーでデザインされている。ボディサイドのスカート、エキゾーストパイプにSTIらしい赤のアクセントをデザイン、リアはウインカー、ポジションランプ、バックランプを一体化したコンビネーションランプとし、そのデザインもコンセプトモデルを引き継いでいる。 
東京オートサロン2018で公開されたコンセプトモデル「SUBARU VIZIV Performance STI comcept 」をベースに次期新型WRX STIはデザインされるだろうとのこと。
(画像:スバル 広報)

東京オートサロン2018で公開されたコンセプトモデル「SUBARU VIZIV Performance STI comcept 」をベースに次期新型WRX STIはデザインされるだろうとのこと。巨大で湾曲したリアスポイラーはそのままに、リアバンパー下の直線基調のディフューザー、4本出しのエキゾーストパイプ、フロントとリアはコンセプトモデルのデザインを汲んだブラックのオーバーフェンダーでデザインされている。ボディサイドのスカート、エキゾーストパイプにSTIらしい赤のアクセントをデザイン、リアはウインカー、ポジションランプ、バックランプを一体化したコンビネーションランプとし、そのデザインもコンセプトモデルを引き継いでいる。

(画像:スバル 広報)
パワートレイン
エンジンは新開発の水平対向4気筒2.4L直噴ターボガソリンを搭載、WRX S4では最高出力295ps、WRX STIでは初の400psを超えるブーストアップでチューンされそうとのこと。トランスミッションは、WRX S4にCVT、WRX STIに6速MTが組み合わせられるようです。
次期新型はWRX STIは、新型レヴォーグや、現行インプレッサに採用される「スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)」が採用され、ボディ剛性と走行性能の向上が図られ、ボディサイズはこれまでより若干拡大し居住性も向上すると見込まれています。
発表時期
次期新型スバル WRX STIのデビューは、最速で2021年後半、遅れれば2022年前半の予想とのことです。
スバル WRX STIとは?

スバル WRX STI SJ20 ファイナルエディション
(画像:スバル 広報) もともとは1992年にデビューしたスバル インプレッサのハイパフォーマンスグレードも与えられていた名称「WRX」が4代目にフルモデルチェンジするときに、「WRX」のみの車名に独立しています。
インプレッサWRXはWRC(世界ラリー選手権)で大活躍しています。そのレースマシンに大きく描かれた「555」は当時スバルチームのスポンサーだったタバコのブランド「ステートエクスプレス555」を、タバコ広告禁止国でもアピールするため、車両名にブランド名を大きくデザインしたものとなっています。
WRXは、初代インプレッサ WRCに搭載された水平対向「SJ20」型エンジンを歴代モデルに搭載し、名機と呼ばれていましたが、2019年に基本設計の古さなどから年々厳しくなる環境性能に耐えきれなくなくなり、ついに生産終了が決定されました。555台限定となった最終モデルには、そのエンジン名が付与され「SJ20 ファイナルエディション」として発売するも購入希望車が殺到、購入は抽選となり、その倍率は20倍を超えたとのことです。
※スバルからデビューが予想される新型車、フルモデルチェンジのスクープ情報は、こちらの記事でまとめてご覧いただけます。

(画像:スバル 広報)
進化したSUBARU XVがデビュー!
鮮やかなイエローのボディカラーも設定
すでに北米市場では発表されていた新型SUBARU XVが、いよいよ日本でも発売になる。
新型のエクステリアは、フロントまわりに新デザインのバンパーとグリルを採用。アルミホイールのデザインは、17インチ/18インチともにデザインを一新した。さらに、「プラズマイエロー・パール」と呼ぶボディカラーも選べるようになった。
SUBARU、社債400億円発行へ
SUBARU(スバル)は総額400億円の社債を発行する。SMBC日興証券などを主幹事に指名しており、9月上旬にも条件を決定する見通しだ。新型コロナウイルスが流行して世界で新車需要が減り、業績も落ち込んでいる。影響の長期化も見据えて、手元資金を手厚くする。
SUBARU、「ステラ」一部改良モデルを発売 - スマートアシストⅢを標準装備
SUBARUは8月27日、「ステラ」を一部改良し、発表・発売した。
今回の一部改良では、スマートアシストⅢを全グレードに標準装備。また、新たなボディカラーとして「ダークエメラルドマイカ」を追加したほか、「パールホワイトⅢ」に代わって「シャイニングホワイト・パール」を採用した。
日産とスバルで「手放し運転」に違い? 機能は似ていても両者で大きく違う考え方とは
日産とスバルが手放し運転実現! 両者はどう違う?
昨今のクルマでは、衝突被害軽減ブレーキを作動できる安全装備と併せて、運転支援機能も注目されています。
設定速度の範囲内で、先行車がいるときには一定の車間距離を保ちながら追従走行し、作動中にはアクセルとブレーキの操作を車両に任せて、なおかつ車線の中央を走れるように、路面の白線に沿ってハンドルを制御するタイプも増えました。これらの運転支援機能はドライバーの疲労を軽減させて安全性も向上させますが、自動運転ではないため、現在普及している機能の多くはハンドルを保持することが作動の条件となっています。
アクセルペダルとブレーキペダルから足を離せますが、ハンドルを手放し状態にすると、一定時間(国の基準では約15秒)を経過した後に警報が作動。
この後もハンドルを保持しないと、運転支援機能が解除されてしまい(国の基準では約50秒)、ペダルから足を離せても基本的に手放し運転はできません。
それが最近では、一部に手放しが可能なシステムも登場しています。
国産車では、2019年に日産「スカイライン」のハイブリッド車が「プロパイロット2.0」を搭載して手放し運転を実現。
さらに、2020年8月に先行予約を開始して年内に発売されるスバル新型「レヴォーグ」では、「アイサイトX」に手放し運転機能が備わっています。
道路交通法では、手放し運転自体は禁止していません。周囲の状況に応じて、車両を安全に運転しなければならないことは定めていますが、ハンドルの保持やペダル操作に関して具体的には述べていないのです。
しかし国土交通省の「自動運転に係わる国際基準の動向」では、一定の指針が示されました。
ハンズオフ(手放し運転)の国際基準として、高速道路限定、ドライバーモニター(ドライバーの様子をチェックする機能)の装着、危険最小化制御(ドライバーが警報に応じない場合、車両を安全に停止させること)の採用などが盛り込まれています。
スカイラインのプロパイロット2.0にも新型レヴォーグのアイサイトXにも、これらの安全性を保つ機能が採用され、手放し運転を可能にしました。
スカイラインと新型レヴォーグでは、機能に違いが見られるのですが、それは一体どのようなところなのでしょうか。
スカイラインのプロパイロット2.0は、指定された高速道路上でナビゲーションと連動し、制限速度を上限に手放し運転支援をおこないます。制御が途絶えない限り、渋滞から高速走行まで、ステアリングやペダル操作を車両に任せて長距離を移動できます。
従来の運転支援機能の多くは、先行車がいないときは設定速度で走り続けるため、急なカーブでは速度が高すぎてしまい、ドライバーがブレーキペダルを踏んで減速する必要がありました。
プロパイロット2.0ではその点が改善されており、カーブに差し掛かったときは、先行車がいない状態でも、曲がり具合に応じて減速します。
このほか、走行車線(第1/第2通行帯)を走行中に遅い車両に追い付いたときなど「前方に遅い車両がいます」と追い越しを提案してきます。
ハンドルを保持しながら車線変更スイッチを押すと、車両側が後方に並走車両のいないことを確認したうえで、車線変更の操舵を支援します。
使用時に注意したいのは、速度が低く規制されたときです。プロパイロット2.0は標識検知機能により制限速度を読み取り、その速度に合わせて走行するため、状況によってはいきなり時速50kmに制限されることがあります。
速度を遵守するために車両も少し強めに制動して速度を下げますが、このようなときは、後続車との車間距離に考慮しながら、ドライバーが減速力を緩めるなどの操作も必要です。
それでもスカイラインのプロパイロット2.0では、設定速度(制限速度の範囲内)を上限に手放し運転がおこなえます。
これに対して新型レヴォーグのアイサイトXで手放し運転できるのは、時速約50km以下の渋滞時だけです。
また、アイサイトXにはカーブや料金所手前で減速する機能やウインカー操作で車線変更が可能な「アクティブレーンチェンジアシスト」も備えていますが、50km/h以上で走行している場合はハンドルの保持が必要です。
選択と集中を徹底 スバルが捨てた技術と軌跡
最近は「断捨離」が流行語になり、メーカーからは「選択と集中」という言葉も聞かれる。以前は加えたり拡大しながら発展してきたが、今はシンプルに抑える。加えたり拡大を続けた結果、飽和点に達して効率が下がり始めたからだ。
断捨離や選択と集中は幅広く実践されるが、今回はスバルに焦点を当てる。スバルは水平対向エンジン、シンメトリカルAWDなどアイデンティティとして頑なに守り続けているものがあるいっぽう、多くの技術、コンセプトなどを切り捨ててきた。
スバルがこれまで切り捨ててきたものについて考察していく。
自社開発軽自動車からの撤退が最大の断捨離
2020年10月16日の発売開始に先駆けて先行予約を開始した新型レヴォーグ。エンジンは1.8Lターボのみで登場。これも選択と集中の一環
2020年8月20日に先行予約を開始したレヴォーグを見ると、エンジンは水平対向4気筒1.8Lターボのみだ。従来型は1.6Lターボと2Lターボを用意したから、レヴォーグのエンジンも選択と集中の対象になっている。
スバルの過去を振り返った時、最も大きな断捨離は、軽自動車の開発と製造から撤退したことだ。
今でもスバルは軽自動車を用意するが、ダイハツ製のOEM車になる。2005年にスバルがトヨタと業務提携を結び、トヨタの子会社になるダイハツの軽自動車を扱うようになった。
スバルの軽自動車は地味ながらコスト度外視のクルマ作りとなっていため、乗り心地をはじめ走りの質感が高かった。独自のスーパーチャージャーも魅力的だった
スバルが軽自動車の開発と製造から撤退することを発表したのは2008年4月だ。この時にはダイハツからスバルに向けた軽自動車のOEM供給、小型FRスポーツ車(BRZと86)の共同開発なども明らかにされた。
そして2012年2月にサンバーの生産を停止したことにより、スバルの軽自動車生産は54年で幕を閉じた。その後はダイハツのOEM車を販売している。
サンバーだけでも作り続けてほしいという願いも空しく撤退
当時スバルの開発者からは「軽自動車の終了により、水平対向エンジン搭載車の開発と生産に集中できるようになった。効率が向上して、優れた商品も生まれている」という声が聞かれた。
販売店からは「軽自動車のお客様が離れている。ダイハツのOEM車なら、スバルで買う必要はない。特にサンバーのお客様は、撤退を惜しんでいる。せめてサンバーだけでも作り続けてほしい」という反応があった。
スバルの自社開発軽自動車で最後の生産となったのがサンバー。スバルは54年間で約796万8000台の軽自動車を生産してきた
背景にはスバル独自の軽自動車開発がある。スバルの軽自動車は、乗用車と商用車のサンバーともに、長年にわたり4気筒エンジンと4輪独立サスペンションを採用してきた。これが上質な運転感覚と乗り心地をもたらしている。
特にスバル製のサンバーは最後までリアエンジン/リアドライブ方式を貫き、4輪独立懸架との相乗効果で乗り心地は柔軟だ。
荷台にデリケートな果物を積み、デコボコの激しい農道を優しく走った。4WDもほかの軽商用車に先駆けて1980年に採用され、ユーザーニーズに綿密に応える技術の適材適所に感心させられた。
スバルの軽自動車ではタントのOEM車のシフォンが最も売れている。しかし7月の販売台数を見ても541台と他メーカーに遠く及ばない
ちなみに今は、新車として売られるクルマの40%近くを軽自動車が占める。軽乗用車に限ると、全体の約50%がスライドドアを備えた全高が1700mm以上のスーパーハイトワゴンだ。
しかもすべての車種で、カスタムなどと呼ばれるエアロ仕様の人気が高い。今の軽自動車は、好調に売れるが画一的だ。スバルが今でも軽自動車の開発と製造を続けていたら、その世界はもっと多彩になっていただろう。
エクシーガはデビュー時はすでに時代遅れだった
スバルの断捨離されたカテゴリーには、3列シートミニバンもある。
最初の3列シート車は、1983年に発売されたドミンゴだ。軽ワンボックスバンのサンバートライに直列3気筒1Lエンジンを搭載して、乗車定員は7名だった。
1列目を後ろ向きに回転させ、2列目の背面を倒してテーブルにすると、1列目と3列目が向き合って車内をリビングルームのようにアレンジできた。
スバルオリジナルの3列シートミニバン待望論に応えるべくスバルはエクシーガをデビューさせた。走りの評価は高かったが、ミニバンとしての魅力は薄かった
次は本格的なミニバンのトラヴィックが登場した。タイから輸入するオペルザフィーラの姉妹車だ。スバルがGMと資本提携していた繋がりで、2001年に発売された。
基本はオペルだから走行安定性が優れ、1.8Lエンジン搭載車の価格は189万5000円だ。買い得だったが、ミニバンはスバルのブランドイメージに合いにくく、当然ながら水平対向エンジンでもなかったから売れ行きは伸び悩んだ。
2008年にはエクシーガを発売した。走りを重視するスバルの考え方に沿って、スライドドアを備えない全高が1700mm以下のミニバンだったが販売は低調だった。
2000年代中盤以降には、ウィッシュ、ストリーム、3代目オデッセイなど、背の低いワゴン風のミニバンが全般的に売れ行きを下げたからだ。
2008年の登場時点で、エクシーガは時代遅れと受け取られた。2015年には、外観をSUV風にアレンジしてエクシーガクロスオーバー7に改良したが、売れ行きは持ち直さなかった。
時代に合わせてSUV色を強めたクロスオーバー7を登場させたが、販売を盛り返すだけのパワーはなかった。もう少し早く登場させていればと悔やまれる
お得意の水平対向エンジンでも断捨離を敢行
メカニズムの断捨離もあり、水平対向6気筒エンジンはその代表だ。
スバルの水平対向エンジンは、1966年にスバル1000に初搭載されて以来、4気筒で進化してきたが、1987年には2ドアスペシャルティクーペのアルシオーネに水平対向6気筒2.7エンジンを追加した。
このエンジンは最高出力が150馬力(5200回転)、最大トルクは21.5kgm(4000回転)。動力性能の数値は控え目だが、滑らかに回る上質なエンジンだった。この後、アルシオーネSVXが3.3Lを搭載したり、レガシィは3Lや3.6Lも用意した。
スバルの水平対向6気筒エンジンはアルシオーネに2.7Lが搭載されたのが最初。その後3.3L、新世代では3L、3.6Lが存在した
今でも人気の高いアルシオーネSVXには3.3L、水平対向6気筒が踏査されていた。240ps/35.5kgmのスペックでスムーズな回転フィールは極上
しかし今は、メーカーを問わず多気筒の大排気量エンジンは少数派だ。選択と集中により開発を合理的に行うため、例えばボルボは2L以上のエンジンを用意しない。
スバルも水平対向4気筒のみで、排気量の上限は2.5Lだ。水平対向6気筒は、実用回転域の駆動力が豊かで、回転感覚も静かで滑らかだったが今後の復活は考えにくい。
世界で唯一の水平対向ディーゼルのEE20は残念ながら日本で発売されなかった。スバルはe-BOXERに注力するためにディーゼルから撤退
消滅した水平対向エンジンには、貴重な4気筒2Lディーゼルターボ(EE20)もあった。日本では売られなかったが、2008年に4代目レガシィの欧州仕様に搭載され、この後に車種を増やした。
ディーゼルではノイズと振動の対策が重要だが、水平対向なら水平に動く左右のピストンが振動を互いに消し合う。軽量でコンパクトなディーゼルを開発できた。
しかしこの後、厳しい排出ガス規制に対応する必要が生じた。スバルはハイブリッドのe-BOXERに力を入れ、ディーゼルは断捨離されている。上質な回転感覚を考えると、廃止するのは惜しいエンジンだった。
ATをやめてCVTに注力
このほか有段式ATも廃止され、リニアトロニックと呼ばれるCVT(無段変速AT)になった。
5代目レガシィは、水平対向2.5Lにリニアトロニック、2.5Lターボとアウトバックの水平対向6気筒3.6Lには5速ATを組み合わせて、その後はリニアトロニックに統一された。
CVTはギヤ比を無段階に変えられるから、常に走行状態に合った比率を選べる。従って環境/燃費性能を向上させやすい。その代わり加速時にアクセルペダルを踏むと、エンジン回転が先に上昇して速度が追いかける違和感が生じやすい。そこを解消したのがリニアトロニックだ。
リニアトロニックは有段ATに近い制御で、CVTなのにギヤ比をあまり変えない。そのために違和感は生じにくいが、巡航時の緩い加速では、実用回転域の十分な駆動力(トルク)が必要になる。
新型レヴォーグは先代同様にトランスミッションはCVTのみの設定。運転の楽しさを追求するスバルとしては多段ATの検討は必要だ
ほかのCVTならギヤ比を少し変えてエンジン回転を高め、アクセル開度に応じて速度を上昇させる場面でも、リニアトロニックはそうならない。
トルクの弱いエンジンでは、アクセルペダルを軽く踏み増した程度では加速せず、さらに踏み込むと積極的にギヤ比が変わって速度が高まりすぎる。
今は運転感覚が向上したが、セッティングは難しい。こういった課題を踏まえると、運転の楽しさを追求するスバルの場合、多段ATの復活を検討してもいいだろう。
スバルのラリー復帰待望論は根強く存在する
側方や斜め後方の視界も以前とは違う。以前のスバル車はサイドウィンドウの下端が低めで、ボディ側面の形状も水平基調だから、側方や後方の視界もよかった。
それが最近はサイドウィンドウの下端を後ろに向けて持ち上げるから、以前に比べて斜め後方が見にくい。
新型レヴォーグのエクステリアデザインはフロントからリアにかけてウェストラインが競り上がっている。後方視界は昔のスバル車から比べると悪化している
もともとスバルは0次安全(基本部分のデザインや設計を工夫して安全なクルマを開発する考え方)を提唱していたが、新型レヴォーグを見ると、後方視界に関する0次安全が薄れてきたように思える。
このほか2008年12月に発表されたWRC(世界ラリー選手権)におけるワークス活動終了も、悲しい出来事だった。しかし最近になって復活する噂も聞こえてきた。是非復活させてほしい。
モータースポーツは、ユーザー/販売会社/メーカーの喜怒哀楽に直結する企業活動だから、選択と集中では片付けられない。
現在はニュルブルクリンク24時間レースをはじめ、サーキットレースに集中しているが、スバルのラリーへの復帰を願う声は大きい。
自動車メーカーがクルマ好きの集まりなら、取り組んで当然だろう。
現在スバルはニュルブルクリンク24時間レースに積極的に参戦。ラリーフィールドで活躍するスバルの姿を見たいと考えている人は多い。ラリーへの復帰に期待
国内自動車8社 世界生産14%減 7月持ち直し
スバルの世界生産、5か月ぶりのプラス…アウトバック等が海外で増加 7月実績
SUBARU(スバル)は8月28日、2020年7月の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表。世界生産台数は前年同月比16台増の8万5603台となり、微増ながら5か月ぶりのプラスとなった。
国内生産は『レガシィ』等が減少し、同1.6%減の6万1439台で4か月連続のマイナスとなったが、海外生産は『アウトバック』等が増加し、同4.3%増の2万4164台で2か月連続のプラスとなった。
国内販売は同27.0%減の9441台で6か月連続のマイナスだった。登録車は『インプレッサ』や『XV』等が減少し、同28.8%減の7454台で6か月連続のマイナス。軽自動車も同19.1%減の1987台と10か月連続で前年実績を下回った。
輸出はレガシィ等が減少し、同4.0%減の9441台で4か月連続のマイナスとなった。
スバル レガシィ 11万6000台をリコール…HIDヘッドライト光度低下で保安基準不適合のおそれ
SUBARU(スバル)は8月27日、『レガシィ』のHIDヘッドライトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2009年7月1日から2014年9月5日に製造された11万6540台。
HID仕様のヘッドランプ(ロービーム)にて、バルブと反射面の仕様の組み合わせによって、バルブからの紫外線により反射面の劣化が促進されるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、反射面のアルミ蒸着が剥離し、光度が徐々に低下。最悪の場合、保安基準第32条(前照灯の基準)に適合しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、バルブを対策品に交換する。その上でヘッドランプの光度を点検し、所定の光度を満たさないものはヘッドランプボディを対策品に交換する。
不具合は261件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
スバル、群馬大学に「次世代自動車技術研究講座」設置 協働で技術創出を目指す
群馬大学とスバルは8月27日、群馬大学大学院理工学府内に共同研究講座「次世代自動車技術研究講座」を2020年4月1日付で設置し、8月7日に太田キャンパス(群馬県)にて発足式を行ない、8月27日に群馬県庁にて設置報告会を行なったと発表した。
この取り組みは、スバルが長年にわたって「人を中心としたクルマづくりによって、お客様に安心と愉しさを提供し、この安心と愉しさを追求したクルマづくりをさらに確かなものとするために『2030年に死亡交通事故ゼロ』の実現」を目標に掲げて研究開発を推進しているものの一環。
今回設置された「次世代自動車技術研究講座」は、2030年を通過点と捉えて、さらにその先の時代に求められる自動車技術創出のための“イノベーション拠点”にすることを、群馬大学とスバルが協働で目指す。
同講座では、「もっと笑顔でもっと安心な、愉しい生活を人々にもたらすクルマ」を追求し、クルマの新たな価値を創出する研究開発を行なう。また、本講座を核として、スタートアップ企業や地域企業などの参画、他研究機関との連携も進め、学生・研究者・社会人の人材育成や社会貢献も含めた、群馬大学-スバル型の独自の産学連携プラットフォームの構築を目標としている。
これまで個々に進めていた共同研究を統括し、群馬大学が持つ理工系、医学系、保健学系、情報系の知のリソーセスを結集し、スバルの研究課題を解決するための取り組みを、群馬大学-スバル間で戦略的、包括的、組織的に進めるフレームワークも本講座が担う。
活動期間は、2020年~2023年の3年間を「第1期、活動基盤整備フェーズ」と位置付け、以下の①安全領域、②感性領域、③設計プロセス改革領域の取り組みからスタートするとしている。
①安全領域
死亡交通事故ゼロから、さらには究極の交通事故ゼロを目指す。人とクルマのインタラクション、クルマと周辺交通環境のありたい姿を追求し、さまざまなセンシング機能と人工知能を搭載する次世代高度運転支援車両や自動走行機能搭載車両などへの適用研究と社会実装を通して、もっと「ぶつからない安全なクルマ」の実現を目指す。
②感性領域
クルマに対して人が感じる「安心」と「愉しさ」を、医学・人体科学に係わるアプローチからひも解き、設計可能な工学に結びつけていく。乗員や交通参加者の脳が判断するメカニズムを、視覚、三半規管が持つ聴覚や平衡感覚、振動や圧力などを感じる人体感覚器に着目して解明し、これをクルマが持つ人間拡張感覚の増幅や最適化、車両制御技術への応用研究を進めて、次世代技術としての確立を目指す。
③設計プロセス改革領域
開発初期段階から仮想空間でクルマのすべての機能・性能・品質について設計-評価と造りこみを効率的に行なうためのプロセスや手法を開発する中で、メカニズムの解明が必要な現象や、解析や評価、予測手法などの開発を要するテーマを選出し、研究を行なう。
概要
名称:次世代自動車技術研究講座
取組体制:群馬大学大学院理工学府、大学院医学系研究科、大学院保健学研究科、社会情報学部等、全学的な教育研究開発への関与を可
能とする体制を構築し、活動の拠点を太田キャンパスに設置
講座教員(特任教授):スバルから派遣
設置期間:2020年4月1日~2023年3月31日(予定)
代表者コメント
群馬大学長 平塚浩士氏
この度の、スバル様との「次世代自動車技術研究」に関する共同研究講座の設置は、これまでに本学が進めてきた企業のニーズと大学の研究者の持つシーズのマッチングによる個別的な共同研究とは異なり、次世代自動車技術の課題解決にあたって、SUBARU様の技術者と本学の理工学、医学、保健学、情報学などの分野の研究者が包括的に連携して共同研究を進め、課題解決と関係人材の育成に取り組むことを目指します。
大学では、研究に参画する教員や大学院生、学生は課題解決の研究の推進のみならず、企業の考え方や現場を知る実践的な機会が得られます。企業の皆様には学問的な知見に基づき新しい視点からの技術のとらえ直しの機会が得られ、両機関の全体の活性化に繋がることが期待されます。
本共同研究講座が群馬県民はじめ多くの人達の豊かな生活を支える、安全安心で愉しいクルマ作りの研究に画期的成果を収め、同時に関連する人材が育つという、“新しい共同研究の群馬モデル”を構築すべく頑張って参ります
スバル 執行役員CTO(最高技術責任者)技術統括本部長 兼 技術研究所長 藤貫哲郎氏
お客様に笑顔をもたらす次世代自動車技術の研究開発の一環として、これまで、国立大学法人群馬大学様と続けてきた共同研究の取り組みを新たなフェーズへと進めます。
今回設置する共同研究講座が、ポストCASE時代を切り開く新たな技術や新しい価値を生み出し、人々の日々のくらしを豊かにする安心で愉しいクルマと社会づくりのための社外イノベーション拠点の1つとなるよう力を入れていきます。
また、スバルの組織改革/人材開発改革の一環として、共同研究講座での研究・育成活動/人材交流を、社内組織や技術者/研究者の活性化につなげていくとともに、社内研究者としての地位を確保し、キャリアアップの道筋のひとつとして制度の中に組み入れていきます。
さらに、地元企業や他大学との連携、学生・院生や研究者との研究活動や交流を通じ、群馬県を中心とした地域社会や大学での教育改革に貢献していきたいと考えています
もっと遠くへ行きたくなる! 次世代SUBARUの第一弾「レヴォーグ」がついに発進
レガシィの伝統を受け継ぐスバルのツーリングワゴン「レヴォーグ」がフルモデルチェンジを実施し、8月20日から先行予約を開始した。
新型レヴォーグでは、360度センシングを実現して危険予知性能を高めた「新世代アイサイト」を全グレードで標準装備するほか、GPSや3D高精度地図データを採用し、50km/h以下のハンズオフ機能を実現した「アイサイトX(エックス)」を初搭載している。「継承と超革新」を開発コンセプトとした新型レヴォーグは、脈々と受け継がれるグランドツーリングのDNAを継承しながら、次世代SUBARUの第一弾に相応しいテクノロジーが注入されている。
外観はキープコンセプトで新鮮味にはやや欠けるものの、次世代プラットフォーム「SGP」の採用によって、中身は大きく刷新。剛性や静粛性を高めたボディやしなやかな足回りによって、走る・曲がる・止まるという基本性能のクオリティが高められている。
ボディサイズは、全長4,755×全幅1,795×全高1,500mmとなり、先代比では65mm長く、15mmワイドで、全高は変わらず。日本の道路環境にマッチしたボディサイズをキープしている点は朗報と言えるだろう。
デジタル化を果たしたインテリアは、一気にモダンな印象になった。これまでは分散して表示されていた各種情報が、大型かつ高精細な11.6インチのセンターディスプレイに集約され、スッキリとした見た目と利便性を両立している。また、アイサイトX搭載グレードでは、フル液晶メーターも搭載される。
そのほか、ロングドライブでも疲れにくい新設計のフロントスポーツシートをはじめ、40:20:40分割可倒式リアシートの座り心地やラゲッジルームの使い勝手などにも情熱が注がれている。
搭載するパワートレーンは1機種で、新開発となる1.8Lの水平対向4気筒・直噴ターボエンジンに、8速マニュアルモード付のリニアトロニック(CVT)が組み合わされる。最高出力は177ps/5,200-5,600rpm、最大トルクは300Nm/1,600-3,600rpmを発揮し、WLTCモード燃費は13.7km/Lをマーク(GTならびにGT EX)。使用燃料はレギュラーガソリンとなる。駆動方式はもちろんAWDだ。
ラインナップは「GT」「GT-H」「STI Sport」の3グレードが基本となり、それぞれにアイサイトXを搭載した「EX」が設定される。価格帯は280万円台~370万円台。
(zlatan)
スバル、アメリカ市場のシェア拡大に残る課題
「アメリカで中長期的にシェア5%を目指している」――。世界的にコロナの収束が見えない中、SUBARU(スバル)の中村知美社長は8月4日の決算会見で“強気”の目標を口にした。
コロナでの生産停止や販売店の休止影響を受けて2020年4月~6月期の売上高は前年同期比45.2%減の4569億円、営業利益は156億の赤字となった。期初の段階で「未定」としていた2021年3月期の通期業績予想も公表し、売上高2.9兆円(前期比13.3%減)、営業利益800億円(同62%減)を見込む。
大幅減益で厳しいのは確かだが、他社と比べると見え方が違ってくる。販売台数が同等規模のマツダは2021年3月に400億円の営業赤字見通し。経営再建中の日産は4700億円の巨額赤字を見込む。黒字を確保するトヨタ自動車は前期比79.2%減の5000億円、ホンダは前期比68.4%減の2000億円を計画する。減益幅でみると日本の自動車メーカーの中でスバル(62%減)がいちばん小さい(スズキは業績見通しを未定としている)。
直近の市場シェアは過去最高を更新
カギを握るのがスバルの世界販売(2019年3月期は103万台)の7割を占めるアメリカ市場だ。今期のアメリカの新車市場は1400万~1450万台(前期比約15~18%減)を見込み、スバル自身の販売目標は59万~60万台(約15~16%減)を予想する。つまり、需要減にはあらがえないが、減少幅を最小限に食い止めて、アメリカでのシェア拡大を狙っているのだ。
目下、コロナの影響からアメリカの全体需要が落ち込む中、スバルはむしろシェアを上げており、5月は4.59%、6月は4.68%と過去最高を更新(2019年暦年ベースのシェアは4.11%)。この要因について、中村社長は「比較的世帯年収が高く、不況に強いお客様に支えられている」と分析する。
もう1つの要因が、フリートと呼ばれるレンタカーや法人向け販売の少なさだ。この分野は一括で大きな台数が販売できる反面、値引き競争に巻き込まれやすく、不況にも弱い。日産はカルロス・ゴーン元会長の下、アメリカ市場の販売拡大を図るため、フリートを積極的に展開した。その結果、コロナによる法人需要の急減を受け、販売減に苦しんでいる。
ただし、シェア拡大が順調に進むとも限らない。7月のアメリカでの販売でややブレーキがかかったからだ。3月、4月は前年同月比で40%以上の減少となったが、6月は12.4%減まで回復していた。だが、7月は19.7%減と再び減少幅が拡大している。
この要因が在庫の少なさだった。アメリカでは通常、ディーラーが車の在庫を抱えて販売する。一般的な自動車メーカーではおよそ60日分の在庫を持つ。スバルのディーラーはもともと、20日~30日分程度の在庫しかなかった。
これはコロナ前まで需要が旺盛で生産が十分に追いついていなかったからだ。このため、中村社長は2020年3月期の中間決算の会見時(2019年11月)に、「(アメリカの)在庫を最低1カ月から最大1.5カ月分程度確保したい」と説明していた。
操業停止で在庫がさらに減少
ところが、コロナが世界を襲い在庫積み増しの目論見が狂った。

アメリカの現地生産工場であるSIAに加え、一部車種をアメリカにも輸出する群馬製作所も一時操業を停止したため、約17万台の減産となった。一方、同じ期間の販売台数は13万台程度の減少に収まり、もともと少なかった在庫がいっそう減少した。
8月4日のアナリスト向けの説明会で、スバルは7月のアメリカの落ち込みについて「売れ筋のフォレスターやクロストレックを中心に在庫水準が極端に落ち込んだ影響」と説明した。7月時点の在庫は15日分弱まで低下したもようだ。ただ、7月上旬から、群馬製作所とSIA、すべての自動車生産拠点で生産をおおむね平常化している。休日出勤も平年並みの水準で行っており、文字どおりのフル操業状態にある。部品在庫も可能な限り積み増すなどして、生産が滞らないように細心の注意を払っている。
しかし、アメリカの需要回復が続けば、過少在庫を早期に解消することは難しい。そうすると、在庫不足からディーラーによっては売り逃しが出てくる可能性もある。第2波の影響が懸念される中、順調に生産を続け、どこまで在庫を積み増せるか。シェア5%を目指すうえで、気が抜けない状況が続きそうだ。
スバル 新型レヴォーグに速攻試乗! SUBARUがこだわる“走る”“曲がる”はどこまで進化を遂げたのか
東武の廃線「熊谷線」を巡る 目指したのは「スバルの街」 佇む夢の跡と「特急カメ」
群馬を目指した軍需路線「東武熊谷線」
関東の私鉄で最大の路線網を持つ東武鉄道には、数多くの廃線が存在します。その路線網はいまよりはるかに広大で、廃線ののち、東武バスも撤退してしまったエリアも少なくありません。 そのひとつが埼玉県熊谷市です。今回、この地域に存在した東武熊谷線の廃線跡を、フォトライターの栗原 景(かげり)さんとともに巡りました。
スバル、新型「レヴォーグ」先行展示イベントを全国で開催
スバルは、10月15日発表予定の新型「レヴォーグ」を先行展示するイベントを開催。8月22日の北海道地区、東海地区、九州地区での展示を皮切りに順次全国で展開される。
6年ぶりにフルモデルチェンジする新型「レヴォーグ」は、8月20日より先行予約を開始。スバル公式サイトでは、スペックやグレードなどが公表されており、モデルラインアップは基本グレードとなる「GT」「GT-H」「STI Sport」の3モデルに「アイサイトX」を標準搭載した「GT EX」「GT-H EX」「STI Sport EX」の計6モデル。熊谷線は、JR熊谷駅から北へ、利根川の南岸に位置する妻沼(めぬま)地域の妻沼(めぬま)駅まで、約10kmを結んでいました。戦時中の1943(昭和18)年に開通し、40年後の1983(昭和58)年に廃止されています。
スバル フォレスター、最新アイサイトなど装備…2021年型を10月米国発売
安全面を中心に装備を充実
最新アイサイト標準装備
車内のWi-Fi ホットスポット化が可能
スポーツグレードを継続設定
横浜ゴム、アメリカでSUBARUサプライヤーアワードを3年連続受賞
「Superior Excellent Performance Award」はSIAが求める安全性、品質、コスト、納期における目標を達成したサプライヤーを表彰する「Excellent Performance Award」を3~4年連続で獲得した受賞者に贈られるもので、「インプレッサ」「レガシィ」「アウトバック」向けのタイヤ供給において高い評価を得たという。
2商品とも北米市場で販売している乗用車用タイヤ「AVID」に、横浜ゴムのグローバルタイヤブランド「BluEarth」の基盤設計や材料技術を採用して開発したオールシーズンタイヤだ。
突然の降雪への対応も想定して開発、タイヤサイドには「M+S(マッド+スノー)」が打刻されている。
「AVID S34P」は低燃費性能を高めながら優れた走行性能と安全性能を実現。「AVID GT」は優れた低燃費性能やスノーおよびウェット性能に加え静粛性と乗り心地も高めたグランドツーリングタイヤだ。
ヨコハマタイヤコーポレーションは横浜ゴム初の北米におけるタイヤ生産販売拠点として1969年に設立。現在は販売会社として乗用車用タイヤ、小型トラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、建設車両・産業車両用タイヤなどを販売している。
【スバル レヴォーグ 次期型】まもなく予約受注開始…プロトタイプ
SUBARU 新型「レヴォーグ」先行予約を開始
SUPER GT、第2戦 富士のフルオンボード映像公開。ホンダ NSX-GTやロータス、スバル BRZ
スバル「レガシィ/アウトバック」2021年モデルは機能が向上! 2020年秋発売
価格はほぼ据え置きで機能が向上したレガシィ 2021年モデル
SUBARU「レガシィ アウトバック」を一部変更 - 実態に近い燃費確認が可能に
SUBARUレガシィアウトバックが一部改良。WLTCモード燃費表記に対応
熟成が進むレガシィアウトバック
スバル BRZ、現行型の受注終了を公式発表
前日決算発表のSUBARUが大幅下落! 日経平均株価は3日ぶり反落
株式市場の振り返り-模様眺めの中で日経平均株価は3日ぶり反落、TOPIXもわずかに下落
- 日経平均株価 22,514円(▲58円、▲0.3%) 3日ぶり反落
- TOPIX 1,554.7(▲0.5、▲0.04%) わずかに3日ぶり反落
- 東証マザーズ株価指数 1,030.2(+21.7、+2.2%) 大幅3日続伸
- 値上がり銘柄数:981、値下がり銘柄数:1,090、変わらず:102
- 値上がり業種数:15、値下がり業種数:18
- 年初来高値更新銘柄数:37、年初来安値更新銘柄数:6
東証マザーズ株価指数は3日続伸、売買代金は76日連続で1,000億円超え
エムスリーが連日の上場来高値更新、株価上昇が続いたソフトバンクGは大幅続落
- 信越化学工業(4063)
- エムスリー(2413)
- TDK(6762)
- キッコーマン(2801)
- リクルートホールディングス(6098)
- ソフトバンクグループ(9984)
- ヤマハ(7951)
- ファーストリテイリング(9983)
- KDDI(9433)
- ソニー(6758)
スバル、販売台数半減で営業赤字157億円 2020年4-6月期決算
SUBARUの今期、純利益61%減 コロナで販売大幅減
スバル、愛知の航空部品工場を1日停止 従業員が新型コロナ感染
トヨタ自動車系がスバルと組む メーカー越えて共同配送
スバルSUV「フォレスター」なぜ堅調に人気続く? ターボ廃止後も走りで人気の理由とは
見てよし乗ってよし、e-BOXERも好評

SUBARUの「ライフセーバーカー」がイケてる!
韓国航空機メーカー SUBARUと部品供給延長契約
AOSHIMA、赤帽コラボを含む1/64スケールの「働くスバル サンバー」
米スバル、2年連続でベストブランドロイヤルティ賞…JDパワー
SUBARU BRZ GT300 コーナリングマシンを磨く凄ワザでシリーズチャンピオンを狙う 見える化シリーズ第3弾
最強のBRZ GT300を造り出す
得意なコースが明確に
2020仕様が完成
目指せシリーズチャンピオン
スバル「レヴォーグ」の変遷 シリーズ4 高度運転支援システム「ツーリングアシスト」を装備2017年型(Dタイプ)
レヴォーグは2014年4月にスバルのGTツーリング コンセプトを具現化した日本市場専用のスポーティなステーションワゴンとしてデビューした。デビューから3年が経過し、Dタイプが登場。
Dタイプ(2017年モデル)
2017年8月にレヴォーグは大幅改良が行なわれ、Dタイプとなった。このDタイプから標準装備されるアイサイトの機能に、新たに全車速域でアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をサポートする「アイサイト ツーリングアシスト」機能が追加搭載された。それに合わせ、呼称も従来のアイサイトver3から「アイサイト ツーリングアシスト」に変更されている。
この機能により、クルーズコントロールは渋滞時なども含めた全車速でのステアリング操舵アシスト付き前走車追従走行が可能になり、国産車では、運転支援システムの最先端に位置することになった。また同時に、後退時自動ブレーキシステム、フロントビューモニター、スマートリヤビューミラー、ステアリング連動ヘッドランプなどの先進安全機能を新たに追加しており、全方位の安全性を一段と高めている。
この他に、サスペンションと電動パワーステアリングの改良(STIスポーツ除く)により、乗り心地や操縦安定性、操舵フィーリングを高めたほか、ボディの各所に振動騒音対策を追加し、走行時の静粛性をクラストップレベルに向上。また、1.6Lエンジンは制御を見直し、実用燃費を向上させている。
エクステリアは、フロントグリルやフロントバンパー、LEDヘッドランプのデザインを変更。フロントフォグランプにLEDを採用している。またGT-S、S-スタイルの各グレードには新しいデザインのアルミホイールを採用。ボディカラーには新色のストームグレー メタリックも新設定している。インテリアは、インスツルメントパネルやセンターコンソール、センターパネルをはじめとする各種パネルをこれまでより質感の高い材質に変更し質感を向上。またナビゲーションは8インチ・ディスプレイに対応し、ビルトインナビのデザインも新しくしている。
また、これまでインパネ中央上部に搭載されていたマルチファンクションディスプレイを5.9インチの大型カラー液晶に変更し、より高精細で見やすい車両情報表示としている。
スバル クロストレック に2021年型、今夏米国発売…2万2245ドルから
SUBARU(スバル)の米国部門のスバルオブアメリカは7月9日、『クロストレック』(日本名:『XV』に相当)の2021年モデルを今夏、米国市場で発売すると発表した。米国ベース価格は、2万2245ドル(約238万円)だ。
フロントマスクをイメージチェンジ
2021年モデルでは、エクステリアのデザインを変更した。フロントグリルを、従来よりもメッキを太くした新しいデザインに改めた。フロントバンパーも、フォグライトカバーまたはフォグライトインサートカバーが新デザインとなり、イメージチェンジが図られている。
2021年モデルでも、大胆なSUVデザインは健在だ。ブラックの17インチアルミホイール、ルーフレール、ブラックサイドクラッディング、グロスブラックのルーフスポイラーを装備した。タフな外観は、最低地上高220mmを備えた高機能シャシーと組み合わせられ、都市走行でもオフロード走行でも優れた実用性を発揮するという。
6.5インチマルチメディアシステム
2021年モデルには、全車に「STARLINK」タッチスクリーン付き6.5インチマルチメディアシステム、グーグルの「Android Auto」とApple の「CarPlay」、60対40の分割式リアシート、燃費情報付きのマルチファンクションディスプレイ、キーレスエントリー、エンジンイモビライザー付きセキュリティシステムが装備される。キャビンは、センターダッシュパネルとフロントとリアのドアパネルにブラックのカーボンファイバー調仕上げが施された。
「プレミアム」グレードには、STARLINK の6.5インチマルチメディアプラスが追加される。デュアルUSBポートも装備している。オプションで、「レーンチェンジアシスト」と「リアクロストラフィックアラート」によるブラインドスポット検出が行える。
最大出力152hpの2.0リットルボクサー
2021 年モデルのクロストレックには、主要グレードに2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンを引き続き搭載する。最大出力は152hp、最大トルクは20kgmを引き出す。トランスミッションは6速MTが標準だ。オプションで、CVTの「リニアトロニック」が用意される。CVT搭載車の米国EPA(環境保護局)予想燃費は、高速道路でおよそ14km/リットルを実現している。
すべてのCVT搭載モデルは、ステアリングホイールにパドルシフトが付き、8速マニュアルモード機能を備えている。「X-MODE」と「ヒル・ディセント・コントロール」も標準だ。ベースモデルには、ローシフトモードを備えており、坂を下るときのコントロール性能を引き上げる。
「リミテッド」は182hpの2.5リットルボクサー搭載
最上位モデルの「リミテッド」グレードには、2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は182hpを引き出す。
リミテッドは、ブラックの専用18インチアルミホイール、ウインカー付きのボディ同色ドアミラーを備えている。「ハイビームアシスト」も標準だ。レーンチェンジアシストと、リアクロストラフィックアラートによるブラインドスポット検出も標準装備されている。LEDステアリング連動ヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、 LEDフォグランプが標準装備される。STARLINK 8.0インチマルチメディアプラスシステムと、カラーLCD付きのマルチファンクションディスプレイも採用される。
最新アイサイト採用
2021年モデルには、先進運転支援システム(ADAS)として、最新の「アイサイト」がCVT車に標準装備される。このアイサイトは、2021年モデルでは、レーンセンタリング機能を備えた「アドバンスド・アダプティブクルーズコントロール」で強化された。衝突を回避する自動ブレーキも採用される。「プリコリジョン・スロットル・マネジメント」、「レーン・ディパチャー・プリベンション」、「先行車発進アラート」、オートスタート&ストップ、「SI-DRIVE」などが含まれる。
CVT車のSI-DRIVEは、ドライバーが「インテリジェント」モード、または「スポーツ」モードを選択して、車両のスロットル特性を調整できるパワートレインパフォーマンスマネジメントシステムだ。インテリジェントモードを選択すると、アクセル入力をスムーズにして燃料を節約し、スポーツモードではスロットルを調整して、パフォーマンスを強調する。
CVT車の「リアシートリマインダー」は、降車する前にリアシートを確認するようドライバーに警告することで、子どもやペットの車内置き去りを防止する。
走りの良いハイブリッド!? スバルのe-BOXERの評判がいい理由
軽トラの「青いサンバー」まで新車を上まわる中古価格! コロナ禍でも下落しない恐るべきスバル限定車の人気っぷり
WRブルーのサンバーは今後も値上がりしていきそうだ


EJ20の生産終了で「WRX」の人気はさらに高まっている










内燃機関超基礎講座 | スバル初のダウンサイジングターボ FB16DITの回転系部品を見る。レヴォーグ用1.6ℓ水平対向4気筒直噴ターボ
CRANKSHAFT
ストローク/ 82㎜ 全長 / 350㎜ ジャーナル径 / 68㎜ ジャーナル幅 / 18㎜
ピン径 / 42㎜ ピン幅 / 14㎜ ウェブ幅 / 8.5㎜ 重量 / 10890g
SUBARU FB16DIT CYLINDER BLOCK ボアピッチ / 112mm
ブロック上面
ブロック下面
ヘッド燃焼室
ブロック前面
ブロック後面
ブロック側面
ヘッドインテーク
ヘッドエキゾースト
PISTON & CONNECTING ROD
ピストン 冠面
ピストン ピン側側面
ピストン全体 ピストンピン
コンロッド 正面
ボア / 78.8㎜
ストローク / 82㎜
ピストン重量 / 264g(リングなし)
ピストン全高 / 51.5㎜
ピストンピン側外径 / 78㎜
ピストンスカート側外径 / 78㎜
ピストンピン径 / 19㎜
ピストンピン重量 / 72g
コンプレッションハイト/ 31.5㎜
コンロッド全長 / 178㎜
コンロッド重量 / 529g(ボルト含む)
大小端中心間距離 / 124.5㎜
連棹比 / 3.037
小端部幅 / 19㎜
大端部幅 / 19㎜
コンロッドボルト長 / 40㎜
コンロッドボルト重量 / 20g
CAM SHAFT
INTAKE CAM SHAFT
EXHAUST CAM SHAFT
SPECIFICATION
全長/ 300㎜ ジャーナル径/ 26㎜ ■ジャーナル幅/ 21㎜ ロブ幅/ 13㎜ 最大リフト量/ 9㎜ 作用角/ NA 重量/ 990g
ウィズコロナでも海辺の事故ゼロへ…スバル、海岸パトロールに フォレスター など貸与
スバル WRX S4、最上級グレード「STIスポーツ EyeSight」に1本化
STI、米国向けチューンドモデル「S209」をSTIギャラリーに展示。STIのチャレンジとエラーの企画展
トヨタ86・スバルBRZの次期モデル、来年1月発売へ
トヨタがデザイン、スバルが開発・生産
スバル米国販売21%減、11年ぶりのマイナス 2020年上半期
スバル クロストレック(XV)新型2021年型、マイナーチェンジで顔付き変わる
フロントマスクにデザイン変更


2021年モデルは、フロントグリルのメッキの部分が少し太くなった。

パワートレイン
最新版アイサイト、「STARLINK」インフォテインメントシステムを装備
「SUBARU XV」のマイナーチェンジはいつ?
好きなクルマのCMランキング、3位SUBARU「フォレスター」、2位ダイハツ「ロッキー」、1位は?
いつも流し見しているCMも、好きな自動車が出ていると思わず見入ってしまう…そんな人は多いだろう。今回、パーク24はタイムズクラブ会員9230人に「クルマのCM」に関するアンケート調査を実施した結果、最近放送されている好きなクルマのCMが「ある」人は27%だった。
好きなクルマのCMが「ある」と回答した人を対象に好きなクルマのCMのメーカーを聞くと、「トヨタ」が31%で最多となった。以降、「スバル」23%、「ホンダ」20%、「マツダ」16%、「日産」15%となっている。
また、好きなクルマのCMの車種を回答してもらったところ、最も人気が高かったのはホンダの「ヴェゼル」。次いで、ダイハツ「ロッキー」、スバル「フォレスター」となっている。
1位の「ヴェゼル」と回答した人はCMの好きな理由に「使われている曲がいいから」を挙げる人が多くいた。
上位5メーカー別でみると、各メーカーの1位は、トヨタ「カローラ」、スバル「フォレスター」、ホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-30」、日産「ノート」という結果だった。
車のCMが好きな理由には「そのクルマが好き」以外にも「CMがかっこいい」「CMのイメージが良い」といった理由が多く挙げられており、その他にも、「ストーリー性があるから」、「CMに感動したから」という声もあった。各社で力を入れているクルマのCMに、改めて注目してみてはいかがだろう。
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