工業炉用語事典
東大阪で「東京2020パラリンピック聖火フェスティバル」 ものづくり企業の溶解炉から採火
山陽小野田市の火はガラス作品制作用の溶解炉から
東京パラリンピックへ向け採火
東京パラリンピックの聖火にするために全国で地域ゆかりの炎が採火されている。山陽小野田市でも15日、きららガラス未来館で窯業のまちにちなみ、ガラス作品制作用の溶解炉から採火された。県内19市町から集められた火が「山口県の火」として一つになり共生、平和の思いを乗せて16日夕、東京へ送り出される。 山陽小野田市は6世紀には須恵器の生産地として栄え、近代は硫酸を入れる陶器を70%の全国シェアで生産していた窯業のまちの歴史を持つ。硫酸瓶はタンクローリーに取って代わられたが、現在ではガラス産業がその伝統を引き継いでいる。 聖火用の火は、それにちなみ、多くのガラス芸術作品を生み出している、きららガラス未来館で2004年のオープン時から絶えることなくともされている炎から採火することになった。 当初は市内在住の全国障害者スポーツ大会派遣選手らが採火セレモニーに参加予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響で中止となり、市職員らが代行した。 同館のガラス工芸作家、西川慎さんがホットショップ(吹きガラス室)内に設置された1200度もの高温になる溶解炉から溶けたガラスを吹きざおで巻き取った。溶けたオレンジ色のガラスが銅鍋の中に敷かれた木くずに垂れると、一挙に炎が燃え上がった。これを市職員がトーチで採火し聖火用ランタンに移した。無事に山陽小野田市の火が揺らめくと拍手に包まれた。 同館は年間2万人の来館者が集う人気スポット。西川さんは「健常者だけでなく高齢者や障害を持っている人も、ガラス文化に触れてもらっている。そんな火が東京パラリンピックの聖火として託されるのは感慨深い」と話した。 県内から集められ一つになった「山口県の火」は16日、村岡嗣政知事から県障害者スポーツ協会の藤田英二会長に渡され、開催都市の東京へ送り出される。
モリチュウ、非鉄鋳物小ロット品を一貫製造。納期対応・品質力を強化
中外炉、CO2ゼロのアンモニア工業炉 阪大と実用化へ
中外炉工業は2026年度をめどに従来の都市ガスの代わりにアンモニアを燃料とする工業炉を実用化する。バーナーの先端に空気の渦をつくり本来は燃えにくいアンモニアと空気を混ぜて、効率よく燃焼する技術を大阪大学と開発した。二酸化炭素(CO2)を排出せず、国内の排出量の6%を占める工業炉の環境負荷を抑えられる。
工業炉は材料をバーナーで加熱して性質を変化させる。鉄鋼や半導体など様々な製造過程で使われる。
溶解液吹き出し2人やけど 秋田市で作業事故
温室ガス 産業37%削減…政府30年度目標案公表
政府は26日、温室効果ガスを2030年度までに13年度比で46%削減する目標の達成に向け、各部門の削減目標などを定めた地球温暖化対策計画の原案を公表した。産業部門では、削減率を現行の5倍にあたる37%に引き上げるなど、16年に作成した現行計画を大幅に見直した。
原案では、30年度の目標に加え、50年までに排出量を実質ゼロとする目標も明記した。太陽光など再生可能エネルギーの導入加速化や省エネの徹底など「あらゆる分野で、でき得る限りの取り組み」を通じて目標を実現するとした。
温室効果ガス排出量の8割以上は、石炭など化石燃料によるエネルギー由来で、そのうち4割程度を電力が占める。主力電源を火力から再生エネに転換することで、電力を使用する各部門の排出量削減につなげる。
エネルギー由来の部門別では、製造業などの産業部門で30年度までの削減率を7%から37%に大幅に引き上げた。これまで産業競争力への影響などを考慮して低い水準に抑えていたが、今回は産業界にも大幅な削減を求めた形だ。工業炉やボイラーなどの燃料を二酸化炭素の排出量の少ないものに転換し、省エネ性能の高い空調や照明機器の導入などを促進していく。
部門別で最多の家庭部門では現行の39%から66%に引き上げる。食やファッションを含めたライフスタイルの転換を主な施策に掲げる。
オフィスなどの業務部門(削減率50%)では、屋根置き太陽光パネルを備えた消費エネルギーの少ないビルの普及などに力をいれる。運輸部門(同38%)は、電気自動車(EV)など次世代車を普及させる。
作業員が一酸化炭素中毒で死亡 日本製鉄瀬戸内製鉄所広畑地区
クボタが鋳物工場刷新に186億円。脱炭素に向け電気炉を導入
クボタは恩加島(おかじま)事業センター(大阪市大正区)のディーゼルエンジン用など鋳物製品の生産ラインを刷新する。2023年12月末までの完工を目指す。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)対策を見据え、新たに電気炉を導入する。鋳物の生産能力は年3万6000トンと現状比20%高まる見通し。ライン刷新などに伴い、同センター内の建物も建て替えを含めて防災対策を施す。総投資額は186億8000万円となる。
恩加島は1917年(大6)の稼働。農業機械や小型建設機械などのエンジン用の心臓部となるクランクケースといった鋳物製品を手がける。97年に稼働させたES(流気加圧造型)ラインを稼働させて以来の大型投資となる。
操業を継続しながら刷新する新しい鋳造ラインでは産業用ロボットの増加など自動・省力化対応も加速させる。鋳物原料の溶解ではキュポラ(溶解炉)1基から電気炉4基に変える。恩加島で扱う鋳物は約70%がディーゼルエンジン向けで約30%がトラクターのミッションケース向け。
新ラインは24年度から量産対応予定。当面底堅さを見込む農機や小型建機などの需要を支える。石炭由来のコークス燃焼で二酸化炭素(CO2)排出になるキュポラから、電気炉への転換で「脱炭素を進める」(常務執行役員の鎌田保一エンジン事業部長)ことにもつなげる考えだ。
恩加島の建物面積は計約4万3000平方メートル。ライン刷新と並行し恩加島全体の約30%となる同約1万1600平方メートルを建て替え、毎秒65メートル級の暴風にも耐える防災処置など事業継続計画(BCP)対策にも力を入れる。
東邦ガス、工業炉バーナの水素燃焼技術を開発
東邦ガス(愛知県名古屋市)は4月22日、自動車や機械などの金属部品製造の熱処理工程で利用される工業炉バーナである「都市ガス用シングルエンドラジアントチューブバーナ」で、日本初となる水素燃焼技術を開発したと発表した。
水素燃焼は都市ガスに比べて火炎温度が高いことから、NOx排出量の増加やバーナ部品の劣化が課題となる。今回、水素燃焼時の排ガス循環量を最適化する技術を開発し、都市ガス燃焼時と同じNOx排出量や耐久性を実現したという。
日本ルツボ<5355>、塗装設備・器具メーカーの日本ピーシーエスを子会社化
日本ルツボは、塗装設備・器具メーカーの日本ピーシーエス(東京都渋谷区。売上高5億9500万円、営業利益2070万円、純資産6億3100万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。両社の主要顧客である自動車関連を中心とする取引拡充を見込む。日本ピーシーエスは1966年設立で、自動車関連向け塗装工程で使われる自動省力機、塗料循環装置に強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2021年4月5日。
日本ルツボは自動車関連を主体に耐火物事業を展開する。自動車関連にとどまらず、工業炉などのエンジニアリング事業でも日本ピーシーエスとの設計技術の融合を通じて新製品の開発促進などを期待している。
アルミ工場爆発事故で書類送検の社長など不起訴に 岡山地検
秋葉硝子工場 雪で倒壊
浜松のエコム、IoTで工業炉遠隔監視 故障予防に
工業炉メーカーのエコム(浜松市)は、あらゆるものがネットにつながる「IoT」を使って工業炉の状態を遠隔監視するサービスを始めた。従来の定期点検に比べて不具合をより早く把握。不具合や故障の予防に役立てる。全国の大手製造業を中心に売り込み、初年度3000万円の売り上げをめざす。
三菱製鋼、一貫生産体制素形材にも ターボ部品の国内生産を開始
三菱製鋼は、素形材事業として自動車用ターボチャージャー部品の国内生産を新たに始める。原材料を内製化する溶解炉の試運転を10月にも開始し、今年度内にも原材料から製品までの一貫生産体制を整える。同社は、ばね事業で培った一貫生産モデルを素形材事業にも展開し、コスト競争力と品質を両立させた部品の提供につなげていく。
ブロンズ像を自ら鋳造 彫刻家の上床さん、溶解炉手作り 隼人
ブロンズ彫刻は、粘土で作った作品を石こうや合成樹脂で型取りし、原型を作るところから始まる。原型から鋳型(いがた)を作り、その中に溶けた青銅を流し込む鋳造は、専門の職人に委ねるのが一般的だという。
上床さんは彫刻分野で国内第一人者、中村晋也さん(93)に鹿児島大学で師事し、日展はじめ数々の美術展で賞を獲得してきた。創作に集中しようと、地元の第一幼児教育短大教授を3月退官。「鋳造過程で作品に表れる表情を生かし、自分の手で仕上げる喜びを感じたい」と、鋳型を焼く窯や青銅の溶解炉を手作りし、2カ月かけ鋳造場を造った。
6月28日は仲間と共に、高さ60センチの大型頭像の「鋳込み」に臨んだ。溶かした金属を鋳型に注ぐ作業で、鋳造の山場となる。溶解炉で5時間熱し、ドロドロになった1200度の青銅を、地中に埋め込んだ鋳型に流し入れた。
29日朝、鋳型を割ると、青銅が全体に流れきっておらず、作品の完成はお預けになったが、「うまくいかない原因を究明し、挑戦していくのは面白い」と上床さん。「一つ一つ前に進み、具象表現にこだわる作品づくりを追求したい」と話した。
令和2年度 エネルギー使用合理化等事業者支援事業(省エネ補助金)の公募を開始しました
工場・事業場単位
- 【補助対象事業】
- エネルギー管理を一体で行っている工場・事業場等において実施する次の事業
- (ア)一般事業
省エネルギー設備への更新、改修等、計測・見える化・制御等の機能を備えたエネルギーマネジメントシステム(以下「EMS」という。)の新設により、原油換算量ベースで、省エネルギー率5%以上又はエネルギー消費原単位改善率5%以上のいずれかを達成する事業。 - (イ)大規模事業
省エネルギー設備への更新、改修等、EMSの新設により、原油換算量ベースで省エネルギー量500kl以上を達成する事業。 - (ウ)連携事業
複数の事業者間において、生産設備の統合やユーティリティーの共有によるエネルギーや生産品等の相互融通等により、一体となって省エネルギー化を図り、(ア)又は(イ)の要件のいずれかを満たす事業。 - (エ)エネマネ事業
SIIに登録されたエネマネ事業者と「エネルギー管理支援サービス」を契約し、SIIに登録されたEMSを用いて、より効果的に省エネルギー化を図り、EMSの制御効果と省エネルギー診断等による運用改善効果により、原油換算量ベースで省エネルギー率2%以上を達成する事業。
- (ア)一般事業
- 【補助対象経費】
- 設計費、設備費、工事費
- 【補助率】
- 中小企業(みなし大企業を除く)、個人事業主、中小企業団体等、会社法上の会社以外の従業員が300人以下の法人
- (ア)1/3以内、(イ)(ウ)1/2以内(投資回収年数7年未満の事業は1/3以内)、(エ)1/2以内
- 大企業(みなし大企業を含む)
- (ア)1/4以内、(イ)(ウ)1/3以内(投資回収年数7年未満の事業は1/4以内)、(エ)1/3以内
- 中小企業(みなし大企業を除く)、個人事業主、中小企業団体等、会社法上の会社以外の従業員が300人以下の法人
- 【補助限度額】
- 上限額:(ア)3億円/年度、(イ)(ウ)15億円/年度、(エ)1億円/年度
- 下限額:(ア)(イ)(ウ)(エ)100万円/年度
設備単位
- 【補助対象事業】
- 以下の既設設備を一定以上の省エネ性の高い設備に更新する事業
(1)高効率空調、(2)産業ヒートポンプ、(3)業務用給湯器、(4)高性能ボイラ、(5)高効率コージェネレーション、(6)低炭素工業炉、(7)変圧器、(8)冷凍冷蔵設備、(9)産業用モータ - 【補助対象経費】
- 設備費
- 【補助率】
- 中小企業(みなし大企業を除く)、個人事業主、中小企業団体等、会社法上の会社以外の従業員が300人以下の法人:1/3以内
- 大企業(みなし大企業を含む):対象外
- 【補助限度額】
- 上限額:3,000万円
- 下限額:30万円
日系企業AGCの韓国工場でガラス溶液170トンが漏れる=液晶ディスプレーの材料
東海カーボンの1-3月期 黒鉛電極の事業環境悪化で減収減益
電力原単位を5%低減、溶解効率の高い新型誘導炉
鋳物製品を多角展開 伊藤鉄工 鍋からトイレまで
マーケットの魔術師 投資で勝つ23の教え
東海カーボンの1-12月期 黒鉛電極販売減で減益に
中外炉工業社長に尾崎氏
AGCグループで品質不正 工業炉部品、88社に納入
2005年以降、約10万個を出荷し88社に納入。継続使用しても安全性に問題はないとしている。
鋳造部品は工業炉の内壁の崩落を防ぐ役割があり、外注先から調達。プライブリコ社の購買担当者は第三者機関に品質検査の依頼をせず、データの捏造を繰り返した。
吉永小百合と在日朝鮮人の帰還事業 拉致問題とも無縁ではない「キューポラのある街」
「日本人妻(夫)は約1800人と言われ、その後、一時帰国できたのは数人だけです。後は北朝鮮で亡くなって、現在も生き残っているのは数人だけだと思います。帰還事業が始まった当初、“地上の楽園”と言われた北朝鮮は、実際は国土が朝鮮戦争で破壊され、極度の物不足という過酷な環境でした。帰国者はみな騙されたのです」
と語るのは、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏である。
「帰還事業」が始まって2年後の1961年12月に『キューポラのある街』の撮影が開始され、62年に公開された。監督は浦山桐郎。脚本は今村昌平と浦山桐郎。吉永小百合はこの映画でブルーリボン賞主演女優賞を受賞し、60年代を代表する人気女優となった。
映画の舞台は、鋳物工場のキューポラ(鉄の溶解炉)が立ち並ぶ埼玉県川口市。吉永小百合が演じる中学3年の石黒ジュンは、鋳物職人の長女という設定だった。父・辰五郎(東野英治郎)が工場を解雇されたため、家計は火の車となり、ジュンは在日朝鮮人の友達、ヨシエと一緒にパチンコ屋でアルバイトを始める。ジュンの弟タカユキも、ヨシエの弟サンキチと仲が良く、いつもつるんで遊んでいる。朝鮮人一家との交流を描いたこの映画は、北朝鮮への帰還事業を肯定的に描いた。
映画では、タカユキとサンキチがこんな会話を交わしている。
「朝鮮人は朝鮮で暮らしたほうがいいだろ。どうせ貧乏なんだから」(サンキチ)
「そりゃそうだな。今より貧乏になりようがねえもんな。ハハハハハ」(タカユキ)
「脚本の今村昌平氏は後に、『とんでもないものを作ってしまった。北朝鮮を礼賛する映画を作ってしまった』と自己批判しています」
とは、先の荒木氏。
「昨年の12月、日大藝術学部が『朝鮮半島と私たち』というテーマの映画祭を開催し、『キューポラのある街』を上映しました。その際、吉永小百合さんがメッセージを送っています。川口駅で北朝鮮に帰国する人たちを見送るとき、在日朝鮮人が動員されました。見送りの場面では、みな、お祝いするようにバンザーイ、バンザーイと叫んでいました」
吉永小百合は手書きで、メッセージをこう綴っている。
〈映画学科の皆さまが、毎回しっかりしたテーマを見つけ、映画祭を開催して勉強する姿勢に、感心しています。『キューポラのある街』は、1962年の作品です。真冬の川口駅前で、深夜に大勢の人々が朝鮮の歌をうたい、私達の映画を盛り上げてくれました。そして彼らは、帰還船に乗り、故郷に帰って行きました。今、私達は、朝鮮半島の歴史、文化、現在の暮らしをしっかりと見つめ、語り合いましょう。吉永小百合〉
キュポラを使った溶解・鋳造実習 高校生が体験【佐賀県佐賀市】
キューポラで鉄を鋳造 鳥栖工高で伝統の実習
キュポラとよばれる溶解炉を使って鉄を溶かし鋳造する実習が佐賀市の佐賀工業高校で行われました。
「ギリギリまで…はいオッケー」
佐賀市の佐賀工業高校では生徒にものづくりの楽しさや喜びを味わってもらおうと、「キュポラ」と呼ばれる溶解炉を使い鉄を溶かして鋳型に流し込む実習を年に1度行っています。
18日は機械科の3年生40人が参加し原料の鉄くずや石炭などを入れ風を送り込んだ後、真っ赤に溶かし約1400℃にまで達した鉄を鋳型に慎重に流し込み、文鎮や万力の部品を製造する工程を体験しました。
男子生徒:「非常に熱くて緊張した。みんなで協力してやる作業というのが実習のメインになる。人とのつながりという面で大切になった授業」
佐賀工業高校によりますと、機械科の3年生80人のうち約70人が就職を希望していて、全員がすでに製鉄会社や自動車メーカーなどに内定しているということです。
IoTで工業炉を見える化、予防保全と省エネサポート
関西電力と工業炉メーカーのエコム(浜松市)、関西電力の通信子会社オプテージ(旧ケイ・オプティコム)の3社は12日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用した見える化により工業炉の予防保全と省エネルギー化をサポートする「工業炉最適運用サービス」を共同で開発したと発表した。同サービスでは、事業者などが利用する工業炉にIoTセンサーを設置し、タブレットなどでの遠隔監視を可能にする。測定データを基に定期的な最適運用コンサルティングやチューニングを実施することで、予防保全と省エネルギー化を図れるという。同サービスの開始に当たっては「カルテ」を作成して、工業炉の基礎情報となる健全性を把握し、最適運用コンサルと計画的な設備改修の提案を実現する。10月1日より同サービスの申し込みの受け付けを開始する。工業炉を既に設置していたり、設置を検討していたりする事業者などに同サービスを提案し、「関電ガス」の販売拡大につなげることを目指す。同サービスの提供に必要な機器の設置やメンテナンスは、国内外で工業炉の販売・保守で実績のあるエコムが実施する。工業炉の最適運用コンサルとチューニングについては、エネルギーコンサルで実績のある関西電力がエコムと共同で行う。オプテージは工業炉の見える化システムの開発および見える化システムのIoTプラットフォームを提供する。
高周波誘導加熱システム製造の米社、三菱重工らが共同で買収
サンエツ金属 黄銅棒生産最適化へ始動
セレモニー後に早速体験した子どもたちは、「ガラスが砂でできているって知らなかった」(園児・女の子)、「ここ(溶解炉)が本当に熱かった!すごいびっくりした」(小学生・男の子)と、初めての体験に興奮気味。宮地CFOは、「キッザニアでは素材業は初めての出展ということなので、素材業がみなさんの暮らしを支えているという事を少しでも感じていただければ」と話した。西日本豪雨で工場爆発、2人書類送検 操業停止遅れた疑い
キッザニア甲子園にガラス工場オープン 鏡のサンプル作りを体験
子どもの職業・社会体験施設「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市甲子園八番町)に1日、ガラスの製造工程を学べる新パビリオン「ガラス工場」がオープンした。
ガラスメーカーAGC(東京都千代田区)が出展。宮地伸二代表取締役は「物作りの大変さや楽しさを味わってほしい」とあいさつし、施設の電気を付ける“火入れ式”に臨んだ。
式典の後、参加した子どもは溶解炉やガラスの切断行程を見学し、透明の樹脂に銀色のフィルムを貼って鏡のサンプルを作った。神戸市垂水区の女児(5)は「ガラスが砂でできているって知らなかった。楽しかった」と話した。
キッザニア甲子園インフォメーションセンターTEL0570・06・4343
総社のアルミ工場爆発で書類送検 容疑で岡山県警が役員と工場長
西日本豪雨の際、総社市下原の金属加工メーカー「朝日アルミ産業」の工場が爆発し、爆風で付近の住民がけがをした事故で、岡山県警は2日、業務上過失傷害と業務上失火の疑いで、同社の男性役員(54)と男性工場長(42)の2人=いずれも倉敷市=を書類送検した。県警は、隣接する川が氾濫して工場が浸水、爆発する危険性を予見しながら早期の操業停止など適切な対応を怠った過失があると判断した。
県警捜査1課によると、2人は事故当日の昨年7月6日午後3時すぎ、隣接する川が逆流しているのを確認したが、しばらく様子を見ることを決定。同8時40分ごろに溶解炉内にアルミニウムを入れるのを中止し、取り出す作業だけに切り替えた。約1時間後、高温(700~800度)のアルミニウムが炉内に残されたまま工場の浸水が始まり、同11時半ごろ水蒸気爆発が発生。当時、炉内には約28トンがあったという。
書類送検容疑は、大量の水が炉内に流れ込んだことによる水蒸気爆発などを起こし、付近の女性(78)ら20人に骨折などの重軽傷を負わせ、住宅や倉庫など計8棟と乗用車、トラクターの計2台を焼いた疑い。2人とも容疑を認めている。
同課によると、爆発による爆風で、住宅500戸以上で窓ガラスが割れるなどの被害が出た。
(2019年07月02日 22時35分 更新)
県警捜査1課によると、2人は事故当日の昨年7月6日午後3時すぎ、隣接する川が逆流しているのを確認したが、しばらく様子を見ることを決定。同8時40分ごろに溶解炉内にアルミニウムを入れるのを中止し、取り出す作業だけに切り替えた。約1時間後、高温(700~800度)のアルミニウムが炉内に残されたまま工場の浸水が始まり、同11時半ごろ水蒸気爆発が発生。当時、炉内には約28トンがあったという。
書類送検容疑は、大量の水が炉内に流れ込んだことによる水蒸気爆発などを起こし、付近の女性(78)ら20人に骨折などの重軽傷を負わせ、住宅や倉庫など計8棟と乗用車、トラクターの計2台を焼いた疑い。2人とも容疑を認めている。
同課によると、爆発による爆風で、住宅500戸以上で窓ガラスが割れるなどの被害が出た。
総社工場爆発で役員ら書類送検へ 容疑で県警、業務上過失傷害
県警は、高温のアルミニウムが残った溶解炉内に、氾濫した川から大量の水が流れ込んで水蒸気爆発などが起きたのが事故原因と特定、2人の安全管理に問題があったと判断したとみられる。
関係者によると、事故は昨年7月6日午後11時半ごろ発生。爆風で複数の住民が骨折などのけがを負い、住宅や倉庫、乗用車などを焼いた。県警は工場を家宅捜索。従業員らからも任意で事情を聴き、当時の状況を慎重に捜査していた。
これまでの調べなどでは、工場は普段、24時間体制で溶解炉(容量約40トン)を運転。7月6日は朝から大雨に備え、操業停止を検討していたが、炉内に熱せられたアルミニウム約30トンが残った状態で周囲が浸水、爆発が起こったという。
当時、総社市では6日夜から大雨特別警報が出ていた。爆発音と振動は、岡山市中心部や高梁市などでも確認された。
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