ステンレス製フランジなど 11月出荷から再値上げ ベンカン機工、累計30% 溶接継手メーカー国内最大手のベンカン機工(本社=群馬県太田市)は、ステンレス鋼製フランジ製品について、11月1日出荷分から再び値上げする。同製品は5月以降3度目の価格改定となる。ステンレス母材価格の高騰に加え、鉄鋼製品価格およびステンレス原料の国際価格上昇などによる大幅な製造コストアップを製品価格に転嫁する。今回の価格改定により値上げ幅は累計30%以上となる。 ベンカン機工、溶接式管継手値上げ 6月出荷から15%以上 溶接継手メーカー国内最大手のベンカン機工(本社=群馬県太田市)は、炭素鋼およびステンレス鋼製突合せ溶接式管継手を6月1日出荷分から現行価格比15%以上引き上げる。店売り、ひも付き両取引が対象。溶接継手の原材料である鋼管・鋼板の市場価格が昨年末から大幅に上昇。運搬諸経費、海上輸送費の高騰などを含めコスト上昇分を自社努力だけでは吸収できないと判断した。再生産可能な価格水準へ販売価格を引き上げ、製品の安定供給体制の維持を図る。